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131
ラーメン赤猫 5巻

もう5巻!早いねぇ。月曜日の楽しみとして私の人生に組み込まれてからもう1年経つのか……。毎週の元気の糧です。ありがとうありがとう。

【四十九杯目 また来ます】がこの巻で一番好きな話です。だってさあ!初期の初期から居たモブみたいな常連さんにスポットがあたるとかテンション上がっちゃうじゃん!『ラーメン赤猫』という作品が1話から大好きだった身としては、初期から居るお客さんに親近感を感じてしまうのよ勝手に……。あなたも…ずっと好きなんですね…?(ニコッ)みたいな。厄介古参にならないように気を付けます。
実際にインディーズから通常連載に移った時、作品のリズムがちょっと違うから編集さんのアレコレ入るようになったのかなって変に勘ぐってしまった。変化があったとすれば、”味”ではなく”出店場所”だったのかな、と今では思います。いつも出店出来るとは限らないさすらいのキッチンカー状態だったのが、店舗を構える事が出来るようになって雰囲気がどっしり落ち着いたというか。作品外の情報を漫画の調味料として振りかけないようにして見るのって私には難しいな~。

話を戻して四十九杯目のお話。常連さんが自分からは何も言わないのも、彼の変化気付いてついたずねてしまう佐々木さんも両方大好き~~!!!私の漫画感想をいくつか読んで下さっている方には耳タコだと思うんだけど、店員さんとお客さんの距離感って……近すぎてもアレやない?だから『常連さんからは何も言わない』が良いなぁと感じました。だからこそみんなが「写真撮ろうよ!」って言ってくれたと思うのよね。赤猫のみんなが望んでいる距離感を適切に保っている糸目常連さん、これからも画面の端に映ってくれると私が安心します。幸あれ。

こう感想を書いていて気付いたんだけど、今巻は ”距離感” をキーワードとする話がちょいちょいありますね。【五十七話 心配御無用】【五十九杯目 推してるから】がそう。二話とも「また個性が強そうな厄介客来たな……」と思った。でもその行動が分からんでもないし最後は反省するしで、クソ客がクソ客のまま終わらないのがこの作品の優しい所で好き!気を付けよう、先入観の押し付けと好意の押し売り。
そしてそして!五十九話ではこれまた一癖ありそうな人間さんニューフェイスが登場!前回が猫のニューフェイスで、今回が人間のニューフェイス!!花ちゃんガチ勢のお二人、『推しに認知されたくない』派の私としては感情移入バリバリで眺めていられます。表情は スンッ…… ってなってるけど脳内はカーニバルなんだよな。分かる、分かるよ。
ハナちゃんの接客がいつもよりまろやかっていうか、『可愛いのプロ』としてのハナちゃん100%ではなく素のハナちゃんがちょっと入ってるような笑顔をしているのが可愛くて好き。「私の推し、やるじゃん」みたいな表情をしているコマがまたプリティーでなぁ!あ、プリティーと言えばドン引きサブちゃんは勿論めちゃかわでした。若干フレーメン反応が入ってるあの顔すき。

というか5巻分厚くない!?12話も入ってるの!?ありがとう!
ミキちゃんと娘さんの話も好きだし、鈍くさい佐々木さんの話も好きだし、”お店”と”日常”のバランスがいい感じでとっても楽しめました。あと社さんを起点として過去の赤猫の様子を知っていけるのも嬉しいな。
それとジュエルくんの目を通して皆の事を見ると、新しい発見がぽろぽろと零れてきてこれまた楽しいですね!皆が優秀なのは分かりきってた事だけれども、改めて凄いなあと感じる。そしてジュエルくんの存在は「>”ラーメン赤猫の平凡な日常”を見続けたい訳ではない」と言っていた自分の気持ちが変化したターニングポイントでもあったとも思う。劇的な何かがなくても、日常を描き続けても空気が通り続ける安心感を覚えたというか。6巻も楽しみだなぁ。

20231003110455-motiri.jpgラーメン赤猫 5巻
(アンギャマン)

#ラーメン赤猫 #ジャンプ

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