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No.
147
猫と紳士のティールーム 3巻

3巻になっても衰え知らずの面白さと発見の多さに驚きと感謝……🙏✨ 特に今回から人間関係にも深みが出てきましたね!?レギュラーお客様の新しい一面を見られるのも楽しく、更にはお店に関わっている人たちが登場する事で瀧さん個人への解像度が上がった事も良かったです。『紅茶の知識を得るための漫画』から『瀧さん達を眺める漫画』という楽しみ方の割合が若干上がった感じ。

マサラチャイとカレーの組み合わせ、やっぱ最高なんだ!?私はこれを体験済ですわよ!お気に入りのネパールカレー屋さんのチャイが、いじょ~~~~~~に美味しくて!ほんと美味しい。滅茶苦茶美味しい。初めて口にした時「えっ」って声出した気がする。しかもこれがね~……ドリンクバー形式で飲み放題なんすわ……羨ましかろ……。
自分が経験済のお品が出て来るとなんだか「ドヤァ…」と出来ちゃいますね。片出さんがカレーとチャイを楽しんでいる姿を見てニコニコほくほくしちゃったんですが、瀧さんもいっつもこんな感じなんだろうなぁ。自分の好きを共有出来るのってホント嬉しいよね。

あー!やっぱりケーキは他所から降ろしてたんだ!冷凍もしてる!謎が解けてスッキリ~~~~~!!いやほんとこれ、1巻の頃からずっと気になってて……。お客様に合わせて色んなケーキを出してるけど、ケーキって消費期限が精々2日じゃない。どうなってるんだ……?って疑問に思ってて。冷凍しているなら納得も納得ですよ!まあそれにしたって『本日の紅茶』のお値段は気が狂ってるので、今巻はそこに何度も指摘が入るのも面白かったです。家賃の味だろうなと思っていたけどガチで家賃の味だった。

パティシエの佐藤さんの陽キャっぷりと「たっきー」呼びに笑みがこぼれるなど。女子高生みたいなテンションの大きなおじさんって可愛い。あと殺し屋みたいな瀧さんの姿は「たしかに」と思いました。すっごいどよどよに暗いオーラ出てるぅ……。ヒゲ……ヒゲが……。ご実家のお仕事をやめたばっかで疲れてたとかそんな感じかな?紅茶にハマるまでのエピソードもその内に語られそうで楽しみです。
話を戻して。ダージリンとモンブラン、確かに合う気がする。私はアールグレイ派なのでダージリンを好んでチョイスする事はないんですが、たまに飲むダージリンって「紅茶飲んでる~~~」って感じが一等強いんですよね。重くて渋くてパンチがある。そこに栗のほっくり甘々クリーム……あ……ちょっと口の中に唾液が……おほほ……。

サモワールなにあれ!!なにあの素敵装置!!最高じゃん!!!というかお勉強会の何もかもが素敵すぎる……。壁紙が赤いアンティーク調のお部屋に通され、飲み放題式の温かいお紅茶が常備され、クッキーが食べ放題……!ずるい!私も瀧さんちの2階でお勉強会したい!
山田シスターズの面々はキームンくん大好きな山田ちゃんの表情が好きです。猫口してるのカワイイ。そして眼鏡の山田ちゃんは茶葉の違いに気付いて凄いね……。高校生の私はリプトンのレモンティーで満足していたよ。紙パックのアレね、青春の味だよね。
『好きなものが共有出来た』のその先に行かれると涙腺緩んじゃうのも大変非常によくわかるので、こと今回に限っては「キームンくん、瀧せんせいを止めんであげてくれ!」と思いました。にっこにこ。布教目的にで開いてるお店で、若い子に布教が成功するってもうメッチャクチャに嬉しいだろうなぁ!眼鏡の山田ちゃんの『美味しい』『好き』っていう気持ちから知識欲の温度が上がる描写も良かったです。ぶわーって花開く感じ。「>いいなあ……」のセリフまでのコマ運びが凄く好きだ。

家賃の味判明のデカフェ回、ほんのりとしたロマンスの香りもあり非常に良かったです。とうの昔に置いて来た恋心が一瞬だけ香るっていう表現ね、いいね…奥ゆかしい……。ヌワラエリヤの回もそうだったけど、味と香りで思い出が呼び起こされるっていうのは素敵だなぁと思います。私にもあると良いのだけど。
『超臨界二酸化炭素抽出法』。呪文かな?コーヒーが好きだけどカフェインが苦手なので、この製法が発明された事に心から感謝しています。でもやっぱり苦みや渋みが抑えれちゃうとの事で、酸味ばかりが強いデカフェが多い事に納得しました。この漫画は本当に勉強になるなぁ。

今回の絶対試すぞマリアージュはモンブランとダージリンです!おきにのパティスリーはモンブランやってたっけかな……。いや、栗きんとんの老舗が少し足を伸ばしたところにあるからそれでもよくない?よし、秋の楽しみが出来たな!!!!


20240301191824-motiri.jpg猫と紳士のティールーム 3巻
(モリコロス)

#ゼノン #猫と紳士のティールーム

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No.
130
猫と紳士のティールーム 2巻

今巻もキームンくんと瀧さんがめんこい~~~!タイトルに『猫』って入ってるからキームンくんがいっぱい出て来るのは大事なんだよ。紅茶の香りを嗅いでフガフガしているキームンくん可愛いね……。
瀧さんが紅茶を入れる場面、何度も目にしているしお話の中で結構な尺を割いて描写されている”繰り返しの画”なんだけど、何故か飽きを感じないのが不思議です。魔法少女の変身バンク的な感じ。紅茶を入れる所作自体は同じでも、対面するお客様のリアクションとかが毎回新しいから退屈に思わないのかな。

ルフナとスコーンの組み合わせは絶対合うやつだ~~!話と絵を見ただけで確信しましたわよ!わたくし、ストレートで紅茶を飲むのが好きなので、ミルクティーがオススメって言われている茶葉は普段チョイスしません。でも、ルフナの「>甘い蜜や薔薇のような香りが鼻を抜け」の表現に凄く興味がそそられる……!友人との茶会でスコーンを出す事が多いしルフナの茶葉買っちゃおうかなー!低脂肪牛乳も用意しちゃってさ!
定例のお茶会でやりたい事が当分尽きそうにない。生活を豊かにする良い漫画だ……。

『(瀧さんとキームンくんが)かわいい』×『(紅茶とお菓子の知識が増えて)役に立つ』

の掛け算が最強。あと1話完結型だから、疲れている時にさっと眺められる構成になっているのが嬉しいです。するすると喉に入るというか。疲れてる時って重厚な物語の漫画を飲み込めない事も多くて……。色んな意味で癒される作品だホント。

お兄さん回はセット価格についてツッコミを入れてくれて何だか安心しました。お客様も口々に「お得!」とは言っていらしたけど、瀧さん自身にその自覚があるのか怪しいと思っていたので……。これはあれだな、俗に言う『家賃の味』ってやつだ!『趣味の店』ではあるんだけど、それよりも『自分の好きを布教する為の場所』って表現の方が正しい気がする。紅茶ラブになってくれたお客さんへの反応がとっても愛らしくてほこほこしちゃう。そして次元を越えての布教も成功してますよ、瀧さん!!

全部の回が好きだけど、一番好きなのはレモンティー回です。まず、アイティーの爽やかさを表現する作画がめっっっっっっっちゃ素敵で!!飲み物と氷って透過云々考えるのがめんどくさいし、グラス越しに見える液体もグラデ適当貼りじゃ表現が薄くなっちゃって、そこにホワイトとベタ入れる塩梅がすごく難しくて。この『面倒くさい』+『難しい』のコンビに、更に光の表現が入ってるのよ。線の跡と濃淡が美しい……。一枚絵とかでやるクオリティを漫画でやっている……!輪切りレモンの表現なに~~!?きれいなのに可愛い!あと湯気の表現で髪の毛用のペンを使ってるのもアイデアが凄いなぁって。髪の毛で使う事しか考えていなかったよあたしゃ……。

そして二つ目の好きな所は、お客様の褒め表現の素晴らしさです。小説家の語彙力パねぇ(語彙力のない褒めがこれです)。昂った感情を一度飲み込み、咀嚼した後に言葉を紡いでいるのが絵からも読み取れる『静』の雰囲気が素敵。今までにない褒めで瀧さんも照れ照れしちゃっててそこも可愛いのだ……。でも占い回みたいに、脳直でバーッって飛び出す『動』のパッション褒めも良いよね!二つの話が連続しているから、レモンティー回での風が吹くような爽やかな褒めが印象に残りました。

三つ目は『猫に柑橘系は禁忌』の件です。私は柑橘を切っている時に猫の所在に注意を払ったりしなかったので、同じ空間に居るかどうかぐらいは気を付けたいなぁと思いました。瀧さんはその辺をしっかりしていて、キームンくんへの愛情が深いなぁと。メタ的にも内容に賛否を起こさせない構成で素敵だと思います。フィクションでも細かい事が気になる時、ある。

1巻の時も紅茶とお菓子の表現と解説が素敵だなーと思っていましたが、今回から監修の先生が付いたとのことで。これからも素敵なマリアージュを教えて頂けると思うとワクワクします。もういっそ巻末にオススメ茶葉が買えるサイトとか掲載して欲しい。我はアールグレイ・ジプシーをしているので……。これぞ!というアールグレイを買うまでザッハトルテのペアリングを試さないと決めている。(お気に入りの茶葉が通販をやっていない)(悲しい)(この間の英国展、気付かずにスルーしてしまった)
美味しい漫画、今回も堪能しました。買うぞルフナ!焼くぞスコーン!


20230823205344-motiri.jpg猫と紳士のティールーム 2巻
(モリコロス)

#ゼノン #猫と紳士のティールーム

編集

No.
118
猫と紳士のティールーム 1巻

おじさん×猫×紅茶。こんなん私が好きになるに決まってるんだよなぁ!一話をWebで読んで、その日のうちにコミックスをぽちりました。これは紙で欲しい漫画……!

紅茶とフードのペアリングを紹介するのがお話の中心で、どれもこれも試したくなります。そして店主のイケオジ・瀧さんと、毎話現れるお客様の描写バランスがなんとも絶妙で、人同士のマリアージュも完璧。W主人公の漫画というか。お客様にフォーカスをあてて瀧さんが黒子に徹するでもなく、瀧さんにフォーカスを当ててお客様がカカシになるわけでもなく、どちらの感情も描いているのが読みやすいです。お客様の個性もまぁまぁ強めなのがまた面白い。女子高生の集団、自由過ぎてすっごい好き。

こういった『来店したお客様を癒す』系の漫画って、過度な踏み込みに引っかかりを覚える事があります。初対面なのになんでそんな分かってる風の態度取れるの…!?とか、天邪鬼な私は思っちゃう。けれども今作は店主の瀧さんが "超絶人見知り" という事もあり、個人の事情には踏み込んでこないんですよね。お客様の様子を見て、それに合わせた紅茶を出すけれども、それ以上の事はしない。店長という役割に徹しているように見える。けど、大好きな紅茶について問われたら暴走してしまう一面もあり……。そこのハイ&ローのバランスが見ていて楽しいです。猫のキームンくんがええ感じにツッコミしてくれるのも良い~!!!暴走特急のブレーキ係としての猫。めっちゃかわゆ。

紅茶を淹れる描写に凄く熱が入っていて、温度と香りがこちらにも伝わってきそうな画が好きです。瀧さんの表情とキームンくんがフガフガしてるのがまたいいんだ……。画面と説明がいいから、ペアリングを試したくなるのよねホント。アールグレイとザッハトルテの組み合わせは絶対に試すぞ。あとロイヤルミルクティーの淹れ方の説明が丁寧でふに落ちて勉強になったー!低温殺菌牛乳かぁ……ちょっとハードルが高いわね……。でも絶対美味しいやつだ。

20230615142401-motiri.jpg猫と紳士のティールーム 1巻
(モリコロス)

#ゼノン #猫と紳士のティールーム

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