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野良猫ごんた、家猫になる
SNSで拝見していた作品。猫漫画って探せば山ほどあるし目に付くので少し食傷気味であまり読まないジャンルだったりするんですが、ごんたは漫画力が強いのと友達の家の子に経緯と柄と体格が似ていたので楽しく追いかけていました。
コミックは買うけど別に感想を言う気はなかった。── なかったんだけどねえ!!描き下ろし漫画の内容に心が震えたのでどうしても話したくなってしまって。この〝震えた〟は様々な感情を内包している。っていうか漫画の感想というか自語りですわこの記事ハッハッハッ。
いやしかしごんた本当に目つきが悪いし可愛げがないな~!!巻末のお写真見て絵の通りだと笑ってしまった。ウリとモモのお目めまん丸が際立って可愛い、ごんたマジで殺し屋みたいな目つきしてる。でも鳴き声が独特で可愛いとのことで、ぜひ一度聞いてみたいものですね。「シャハサシャハ……」ってなんだよ……「わんわ」はギリ分かるが……。猫、たまに吠えますよね。
ごんたが家猫になった経緯はサラッと語られていたのだけど、保護するまでに多くの葛藤があった事を描き下ろし漫画で知り目頭が熱くなりました。や~~~~~この話は詳しくすると大事要素のネタバレと逆販促になってしまうので仔細は語れないのだけども……。
あのさー、ケガをしたごんたを見てカーテンを閉めてしまうところ、酷いっちゃ酷いんだけどこうなるよね正直ね……。その気持ちにちゃんと向き合って表現したっていうのがまず凄い、自分の恥部じゃん。それに漫画の表現力がすごいよ……あそこの流れマジで胸がきゅっとなるんだ。窓を叩く音、爽やかな朝、無人の段ボールハウス、ひっくり返った水皿。漫画が……漫画が上手い……ッ!
可愛がるだけの世話しかしたくなかったけど、再びまみえたごんたを見てちゃんと責任を取ろうってなるのが作者さんの善性で素敵だなと。「>良心の呵責にさいなまれ続けるのがイヤ」という言にも非常に共感します。分かる~~~超分かる~~~~結局は自分のために小さき者を助けているのだ。それはそれとして台風でぶっ飛ばされてるごんた想像したら可愛くて笑っちゃった。
実はうちにも今やんちゃな猫が庭に遊びに来ててェ…………。そう、それではちゃめちゃに共感が近かったんですよ描き下ろし漫画。多分あの黒猫はどこかの飼い猫だと思うけど。うちの猫を見るたびに網戸に突進してきて超生意気なんスよね。
で、もしこの子がごんたみたいにケガをしていたら ── と思うと、作者さんがとった行動を自分も取ると思うんです。うちの猫たちに向ける愛情を持てない、手を差し伸べられない。でも差し伸べなかった事の後悔は一生残るだろうな、と。だからもう共感120%で漫画の内容が心に染みました。……いやまあごんたの場合は段ボールハウス作るなよって話ではあるんだけどさあ!そこはね、作者さんの仰る通り無責任だったよね。
描き下ろしと巻末写真で大満足の一冊でした。ごんたに幸あれ。
野良猫ごんた、家猫になる
(オイル富)
#コミックエッセイ

