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限界煩悩活劇オサム 4巻

最終巻………!!!悲しいけれども、惜しむ形で見送れるのは幸せな事ですね。連載が始まった当初は「読み切りは確かに面白かったけど、何話も熱量を保ち続けられるのか……?」と思っていました。そんな心配はどこ吹く風で、1巻から4巻までずーーーーっと楽しかったよーーー!!時たまコッチまで殴られるからダメージを負う漫画でもあったけども。半年に1回くらいのペースで時事ネタを続けて欲しいんだけどダメか……?ダメだな……お金にならない……。

漫画の感想:自分のオタク観語り = 50 : 50 くらいでお送りします。隙あらば、自語り。

【第22回 学習回】で怨霊ちゃんと同じ土俵に立とうとするオサムむっちゃえらい、ちゃんと除霊師してる……。対話しようと思ったらある程度のチューニングをしなきゃいけない。それにしたって古典か~~~~~!入口が割と狭いし、原典の訳で大幅な解釈違いを出しそうで難しいジャンルな気がする。これは怨霊になるのもやむなしよ。
カイカちゃんが「>もっとゆっくり 一行ずつ」って諭すコマめっちゃ好き!あと怨霊ちゃんのデザインが今回も逸品で!いつも好きなんだけど、今話はとくにお気に入りです。着物風の装いになっていた蕾が、気持ちが満たされて花開いていくのがセンス良すぎる!それとバヒさんの被り物が毎回変わってるのも好き。かわいい。バヒさんは邪悪だけど。

オサムもカイカちゃんも、人の話を聞こうとするスタイルが共通していて良いなぁと思っています。カイカちゃんは『オタクに優しいギャル』という属性を付与されており、分かりやすいがゆえにその一言で片づけちゃいがちなんだけど、ただ単純に『人の話を聞こうとするいい子』なんだよなぁって。話をちゃんと聞いてくれる人だからこそオタク怨霊が懐くのホント分かるもん。そして一方のオサムは『人の話を聞いた上で我を通す』タイプだからこそ、己の熱量で怨霊を除霊出来るんだろうな、と。良い組み合わせの二人だ。
カイカちゃん、人の話は聞くけど染まらないっていうのが凄いなと思っていましたが、ここに来て激メンを学習しだすの可愛いですね!?友達と同じ言葉を喋りたいという気持ちは尊いもの……。

【第24回 古回】は解像度が高すぎてグサグサ抉られるなどしましたが大丈夫です、生きています。今も歴史更新してまっせ私!!黒いかどうかは未来で決めるよ。
>サイト残す流れだったじゃん!!!」からの容赦のない削除好き。それとこれとは別!!!
本人が見たらガラクタの山でも、よその人がみたら宝の山なんていう事は往々にしてある。でもこの思考は『他人の評価を軸にする』事と背中合わせなので、深く考えるとドツボにハマって難しいなぁ~。趣味の活動なら「需要は我!供給も我!それが無くなったらオサラバ!」くらいの思い切りの良さが精神衛生を上手く保つコツのひとつになるのかもしれない。

創作の深みは考えると面倒くさい事この上ないのでノーコメントです!!!8年前のものに萌える事もあれば、3ヶ月前の作品が直視出来ない事もある。そんな感じ。
このお話はカイカちゃんの「>お茶して待とうねぇ」ってしているコマが凄く可愛くて愛おしいんだ……LOVE……。

【第27話 絶望回】で『限界感情の闇鍋』になっている時「落ち着こ!!!」ってなってる怨霊ちゃんにすごいシンパシーを覚える。いや君も落ち着けてないから怨霊化してんだ。気持ちが二つある〜ーーーー。分かる~~~~~。バヒさんみたいに荒ぶれたら分かりやすくていいんだけどな……。冷静と情熱のあいだで。あと1話の敵(バヒさん)が再び敵になるのがジャンプ的な感じで熱いですね……!バヒさん相手ならオサムも遠慮なく殴れるし。

最終回への向き合い方で「追ってる間ずっと楽しかった」という言葉が一番に出てくるのが好きだァ……。それ…………生きる楽しみ。それに対する良い感じの解決策なんてないよな。一緒においおい泣いて除霊するのよかったです。

長々と続けるタイプの作品ではなかったと思うので、この形での着地に満足はしています。いや、もっと見たかった気持ちも当然あるのだけれど!お話が好きなのもそうなんだけど、ゲタバ子先生のキャラデザ力の高さにいつも感心していました。それに劇中作にも力が入っていて本編でのオタクトークを補強しているのが凄い。バンとヒスイくん、カップリング論争が激しくなるの分かってしまうもん。まぁ私はヒスマリ派なんだけど。
ところで『味ショー』のオマケ、ちくわとさつまあげはやっぱりそうですよね!?!?推奨してますよねそのコンビを!!!そうよね!!!!解釈一致!!!!ありがとうございました……。怨霊化せずにスッキリ逝けるってもんだよ。

『田舎と妖怪』『キャラ萌えオタク』と来て次はどんな作品を描くのか。ゲタバ子先生の次回作も楽しみにしています!

20231011131451-motiri.jpg限界煩悩活劇オサム 4巻
(ゲタバ子)

#限界煩悩活劇オサム #ジャンプ

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