2023年11月の投稿3件]

2023年11月24日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
138
田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 11巻

ゼウスさま登場するんだ!?!?舞台装置としての要素ではなく、物語にガッツリと神様が絡んで来る系の異世界転生って相当に数が少ないと思っている。超人気作だと【無職転生】はガッツリもガッツリよね。『何故異世界に呼ばれたか』辺りの設定とバランスが整っていると、現代知識無双や能力チートものというジャンルから一転、ファンタジーに姿を変えるのが面白いなあ。……変化っていう言い方は正しくないかも?漫画の枠組みが拡大される的な感じ。

避雷針やら絶縁体やら磁石やらで戦っていくの楽しかった~!マサルは戦う人ではなく作る人だからな。前回も話したんだけど、マサルではなくランスロットが『勇者』なのメッチャいいポイントだと思うのよ。異世界転生者がアレもコレも全部やってく感じじゃないのが燃える。今回も人に任せる部分と自分が踏ん張る部分で別けたのが『総力戦!』って感じで熱かったです。

相も変わらず作画アシスタントさんのパワーを画面からひしひしと感じる……!!背景の気合いの入り方よ……。機織り機の図解も分かりやすくてよかったです。前回のガラスの作り方といい普通に勉強になる。
漫画から少し話が逸れるけど、車輪の発明って本当に凄かったんだなーと水車を見て感じました。円のパワーがなければアレは生まれないわけで。文明を発展させる漫画であるがゆえに、何がブレイクポイントなのかハッキリと分かるのが面白いなあ。言葉、農耕、道に並ぶ発明品だと思うよ車輪。

ヴィンターリアに人がちょいちょい増えていっているさまも、シミュレーションゲームを見てるみたいで楽しいなぁと。「マサルおかえり!」の場面でそれが表れているの好き!人や物が増え、街の様子も着々と変わっている。テント張りの家と木の柵から始まったんだよなぁ。しみじみしちゃう。
そしてメイちゃんとリュリュちゃんが同じ画面に居てニコニコです☺️ かわいいね。

ビクティニアスさまがしばらく街に滞在という事で、何かしら大きめの恋愛イベントが起こりそうな感じー!?今回は戦闘がメインだったから、日常回をモリッと挟んでくるのは大歓迎ですわよ!わくわく。

20231124113713-motiri.jpg田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 11巻
(コミック:うさぴょん / 原作:古来 歩)

#田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 #角川・コミックエース

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2023年11月18日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
137
僕のヒーローアカデミア 39巻

表紙すごい好き。


冷さん、冬美さん、夏くんが、轟くん(焦凍)に繋げたの良かったな……。地獄の轟くん家はまだ続くけど、家族みんなが一緒の方向を見たうえでの地獄だからそれでいいんだろう。

【No.249 地獄の轟くん家】からの流れで、贖罪を求めるエンデヴァーに対して夏くんが叫んだ、

「何でこっちが能動的に変わらなきゃいけねんだよ!」

この一言が妙に胸に残っていました。「ごめん」って言われたら「いいよ」って言わないと、反転こっちが加害者になる的なアレな気持ち。そして様々な出来事を経て、父親を許す準備が出来たであろう夏くんがこの場面に駆けつけてくれたのが何だか感慨深かったです。頑張れ轟家。ここからが本当の地獄だ。


お茶子がトガちゃんへどう向き合うか、正直なところ不安が大きかったです!!!何を言ってもヒーロー目線の善になるというかさ~~~~~~~~~。光属性の人間が言う『きれいごと』の域を出るのかな、って。でもお茶子の根底にあった『笑顔』を絡めた発言の数々に、スッと腑に落ちたというか。キャラクターの発言を『分かろう』としなくていい、すっと染みて来る感じ。あと相手の行いを全肯定しない姿勢がね、大好き。
トガちゃんの『好き』から生じる行為を否定しながらも、『好き』という気持ち自体は肯定しているお茶子の受け入れ方がとてもとても良かった。全部分かりあう必要はなく、大事なところだけちゃんとつながり合えれば良い。この点、かつてトガちゃんの『好き』枠だった梅雨ちゃんが戦いの添え物になっている事が逆にいい味を出しているな、と。梅雨ちゃんはトガちゃんを理解出来ないし救えないけど、お茶子の事を信じているので。直接的ではない、間接的なヒーロー活動。

各々が出している個性の覚醒は『死にそうだから強くなる』っていうのが極々自然な限界突破でメチャ良いですね!!気持ちだけで強くなりまくってたらご都合でなんでも出来ちゃう感に少し冷めちゃう~~~~…… けど、最後の最後は気持ちで立ってるのもスキ……なので……でへへ。結局は魅せ方よ!ヒロアカの演出凄く好きだな。画力でぶん殴って来るのもそうだし、今までの積み重ねを感じさせるから。言及し損ねたけど、飯田くんが轟くんを届けた事で「>なりたいものになれたように思う」って言ってる事にもジーンと来ました。前回の「>迷子を導く為にあるんだから」にも大きくやられましたが、改めて良かったな、と。

他人の血を吸う彼女が、他人に血を与えておわるというのは何ともセンチメンタルが増幅されますね……。ハッピーエンド感が凄い。ものを浮かせる個性を持った少女が、人の心をも軽くした。全てのピースがかっちりハマった、いい二人でいい物語でした。


八木俊典がメンタル高校生っていうの前から言ってたけどコレ間違ってるな?いや過去の自分の感想をまるっと否定する訳ではなくて。
高校生の時分から地獄に居て『現代の価値観における年相応さ』が失われているとは思わなかったので……………………。物語序盤の学園生活で描かれたあの茶目っけと人への振る舞いを見て『メンタル高校生』って言ってたんだけど、『"オールマイト"から降りて平和な時代を全力で謳歌してやり直してる』面もあるの…?いやむしろそうあって欲しいと私が幻を見ている。
だって、ずっと平和の象徴っていう装置であるなんて、辛くないか?

………彼を見てるのシンドイ!!!!!

なんか胸がもやもやして言葉にならない!上手く言語化出来ない!
私はオールマイトと八木をノットイコールで話しているんだけど、大きく乖離している訳ではないんだよ。でもイコールだとも思えなくて。デクくんが受けた「次は君だ」という祝福と呪いが、私の心をかき乱している。すっごい酷い言葉だと思うんだよこれ。だから『オールマイト』がそれを言うか……?と思っちゃって……。すっごい好きなキャラなのに、分からない事が多すぎてなんか苦しい。いや、好きだから理解したくて深堀して、ドツボにハマってるんだなコレ……。
畳む


20231118124933-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 39巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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2023年11月16日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
136
マリエル・クララックの婚約 8巻

巻末の話からすな!!!って感じなのだけども、リュタンがわりと真っ直ぐにマリエルが好きな事にちょっとビックリしてしまった。火遊び的な気持ちじゃないのは分かってたんだけど、なんかこう、お気に入りのオモチャの延長線上にある感情だと思っていたので。ちゃんと恋焦がれてるんだ………失恋確定の恋路を見るのって切ない。前回の感想で「二人にちょっかい出すな!」と憤慨していましたが、ここまで真っ直ぐにマリエルを見つめている様を見るとその気持ちも萎みますね……。ナイジェル卿みたく背中バンバンして励ましてあげたい。

黄金の薔薇と書いてゴールデンローズな彼女の危機回避能力が高すぎて天晴れ~~~~!普通のご令嬢はやっぱこうよね!っていうのを見せつけてくる良い登場でした。オレリア様の堂々とした振る舞い好き!あとぷるんぷるんの唇セクシーで可愛いよね。常時眉が上がった勝気な表情も凄く良い~!主人公以外男ばかりになりがちな漫画に彩りを与える華よ……。

殿下とマリエル、兄妹感がどんどん増してきて可愛いんだなぁ……。側近の婚約者という関係性にしては構われすぎなんだけど「>ジュリエンヌ嬢との進展のため」という小さじ一杯の下心を冗談交じりで言うのがまた良きかな。対人関係において、ただの好感だけじゃない気持ちって好きよ。

んあーーーー!!!!!「あーん」シメオンさま、凄い!とんでもなくかわいい!1Pを\ドーン /と贅沢に使って下さってありがとうございます!マリエルグッジョブ~~~!!これには読者もニッコリですよ。ディナーのメニューが丁寧に描かれていて、会話パートの画面が埋まっていい手法だなーと感心していたら、最後のデザートを引き立てるための前座だったのねあの描写は!漫画の魅せ方がほんに上手い……!暇になりがちな会話画面も華やかになるし「あーん」の唐突感が無かったしすごくよかった!技術的にもシチュ的にも好きな場面です。

我慢してるシメオンさまの切実な感情が伝わってくる……!マリエルのピュアピュアな表情、これはあかんて。これはあかん。すっっっっごいね、あの場面のマリエル。普段は思考が回るのに、二人でイチャイチャしてると途端にふわふわになって無垢な表情向けてくるの、すごい、こう、………そそる。色っぽいとかそういうのじゃなくて、可愛すぎて全力で愛でたくなる可愛さだった。ずるいなコレはー!
この場面、性交渉前の生々しさというかピンクのオーラが全開でドキドキしたんだけど、ギャグオチにする事によってその空気感を霧散させてるのがメチャクチャ私好みでした。する・しないの駆け引き描写自体はハチャメチャに好きなんだけど、その詳細な内容を求めて読んでいる漫画ではないというのが正直なところで。だから、そういったムードをパッと切り替える内容と描き方になっていて ”いつも通り” の雰囲気に帰って来る事に安心しました。シメオン様の1カメ2カメ3カメ面白すぎんのよ。「>二日後には嫌というほどしてあげますよ!」セリフだけ見ると生々しすぎるわ!

公爵さまのような腹黒キャラって、塩梅と見せ方を間違えると一気に不快なキャラになると思っています。彼に関して今のところその不快感がないのが我ながら不思議です。自分の興味を満たすために他人を振り回すっていうのが最初からわかってるからかな。…………あーーーあれだ、デスゲーム主催する金持ちポジション……。それだわ!そういう人はそういう生き物だと思って見ちゃうから……。それと奥さんにベタ惚れしてるっぽいのがかわいいなって。なんだかんだマリエルに手を出す気はないと思うんだけどどうなんだろうなあ〜。前科はあるからな……。

20231116161403-motiri.jpgマリエル・クララックの婚約 8巻
(コミック:アラスカぱん / 原作:桃春花)

#マリエルクララックの婚約 #ZERO_SUM

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