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No.
150
僕のヒーローアカデミア 40巻

感想の皮を被ったラブレターです。


なあ~~~~~~、表情から全てのトゲが抜けた爆豪のかっちゃんが最高すぎるんだが~~~~~!?

36巻といい、爆豪勝己が活躍すると初手に感想を飛ばしてしまうな……。いやほんと輝きが強い。ヒロアカってデクくんが主人公だけど、それと同時に皆がちゃんと「主役」をしている作品だと思っています。けどやっぱり「主人公」となるデクくんは別格で。その彼の真隣に居たかっちゃんが「主役のひとり」から「もう一人の主人公」に在り方を変えたように感じるお話でした。
余談ですが、この気持ちはマイフレンドと交わした語りから発露したものです。価値観を共有する友と好きな漫画の感想を言い合うのはなんとも贅沢だな。

話を巻頭に巻き戻して。
自身がヒロアカのコミックスを買う切欠になった青山くんと葉隠ちゃんがタッグで活躍してくれてめっぽう嬉しい~~~~!!彼らの見せ場ってもう十分にあったので、あそこで終わりだと思っていました。葉隠ちゃんは「>何考えてたの」と青山くんに言った手前、そこでやり取りが終わらずにキチンとした形で二人の和解が見られて良かったなぁと。葉隠ちゃんの美少女っぷりマジでたまらぬ。睫毛ばしばしお目目まんまるでメチャカワイイ。私はヒロアカのA組集合絵ではまず尾白くんを探し、その横に葉隠ちゃんがいる事に笑みを浮かべている勢です。イイヨネ……初期からずっと仲良しの二人……。チームアップミッションの小話サイコー!

AFO戦の八木俊典がずっと格好いいので最早なにも言う事がないと言うか、ヤツを見てると理解が及ばない生物である事に心が痒くなっていたんですが、その「なんともいえない感じ」が公式見解という事であってますかね。

「おまえより俊典の方がイカレてる」

先代OFA・お師匠の言葉で視界が妙に開けた気がしました。これ、私も似たような事をヒロアカ2.5次元でデクくんに対して言っていたなぁと。

デクくんっていっつも限界ギリギリで前のめりで倒れるしかない”背水の陣”状態で。その精神状態で「悔しい」「辛い」という感情は乗せられない。彼の心にあるのは「さらに向こうへ」だけ。なので、デクくんの演技はこれで正解なんだと思います。

箱庭ディペンド / 【2.5次元】ヒロステは想像の3倍歌ってた


八木俊典の原点となる「何のために生まれて何をして生きるのか」の解が ≪平和の象徴≫ であり、そのためならなんだって出来る。なんだって成れる。無個性だからこその無限大。そんな生き物を十全理解するなんて事は出来ない。何かの型にはめようとしたり、関係性に名前をつけたがる自分とは相性最悪のキャラクターだからモヤモヤするんだろうなぁって。好きだからこそ理解したいけど理解出来ないから嫌!これよ!でもそれが正解!
そしてあの場面でやなせたかし先生のアンパンマンマーチを持ってくるのはピュアピュアのピュアで涙腺がヤバイのよ!ふつうに泣く。無垢であったころからの柔らかくてあったかい感情。何物にも勝る、とは言い切れないけれど、これよりも眩しい道しるべもそうそうないでしょう。

私はずっと『オールマイト』と『八木俊典』を別枠で考えていましたが、それも大間違いではなかったのかなぁと思えて少し嬉しかったです。『オールマイト』を求める人、「俊典」と活を入れる人、ただ漠然と『ヒーロー』への想いを馳せる少年。誰から見るかによって見えている面が全然違って、でも全部求められていて、その使い分けの仕方が凄く好きでした。
ただの『オールマイト』だけだったらサー・ナイトアイの見た運命通りだっただろう。

「"先達は死して託す"と相場が決まってるのにな」
「それは架空の話さ 八木俊典」


この場面ほんとうに好き。サーから『八木俊典』って名称が出るのがまず好き。それと私以外の多くの人が言っていたであろう「オールマイトが死ぬ事でOFAが完成するのでは?」を一蹴しているのが最高。それはコミックの王道で、これはコミックだけど、でもそうじゃないんだよ。

いやー……よかったな……よかった……。「オールマイトを終わらせたこと」を悔やんでいたかっちゃんが「オールマイトを生かしたこと」もたいそう良かった……。この巻ちょっと良いとこ尽くしで困っちゃうんですけど……ジャンプ本誌で読んでた人は毎週楽しかったでしょうね……。この画面は紙で見たいわ……。
あのねー、もうねー、オールマイトからのもらい物を全力の笑顔で受け入れるかっちゃんが本当可愛くてさーーー!!!「爆豪少年」じゃなくて「大・爆・殺・神 ダイナマイト」って呼ばれて嬉しかったんだろうなーってのもねーー!!よかったねぇ……。かっちゃんガチ勢息してる?私かっちゃんガチ勢ではないんだけど呼吸が浅いよ。

OFAセカンドとかっちゃんが似ていること、前から作者さん自身が揶揄していましたがここで発揮されるとはな……なるほどな……。AFOはオールマイトとの対戦を経て幼くなってるから、思考回路がまともに動かなくなっている事も充分頷けるし。
で、で、で!かっちゃんの周りを「モブ」扱いする事がここになってまた効いてくるとは思わなかった!!よく考えてみると確かにAFOと同じ言動ですよね。だからこそ死柄木がスカウトに行ったんだし。根っこの部分は全然違うんだけど、言葉でと態度はまさに同質。自分が主役であり周りは全部ジャガイモだと。そこから更にそのまま生き続けたのがAFOで、そうじゃなくなったのが爆豪勝己。……っはーーーー……、トガちゃんとお茶子の時といい、対比がお上手すぎる……。物語の設計、キャラの魅力、画面の凄さが全部合わさるとこういうバケモンみたいな漫画が生まれるんだな……。好きだぁ……。

AFOの過去話も好きでした。何もないから、誰も何もくれなかったから、自分から取りに行った。ただそれだけのはなし。

良かった。今巻本当に良かった。初見はスマホで読んだんだけど、2回目はPCから見開き状態で見ました。この作品はそうするべきです。全然違う。次回は最初から見開きで見るぞ!
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20240407170317-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 40巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
137
僕のヒーローアカデミア 39巻

表紙すごい好き。


冷さん、冬美さん、夏くんが、轟くん(焦凍)に繋げたの良かったな……。地獄の轟くん家はまだ続くけど、家族みんなが一緒の方向を見たうえでの地獄だからそれでいいんだろう。

【No.249 地獄の轟くん家】からの流れで、贖罪を求めるエンデヴァーに対して夏くんが叫んだ、

「何でこっちが能動的に変わらなきゃいけねんだよ!」

この一言が妙に胸に残っていました。「ごめん」って言われたら「いいよ」って言わないと、反転こっちが加害者になる的なアレな気持ち。そして様々な出来事を経て、父親を許す準備が出来たであろう夏くんがこの場面に駆けつけてくれたのが何だか感慨深かったです。頑張れ轟家。ここからが本当の地獄だ。


お茶子がトガちゃんへどう向き合うか、正直なところ不安が大きかったです!!!何を言ってもヒーロー目線の善になるというかさ~~~~~~~~~。光属性の人間が言う『きれいごと』の域を出るのかな、って。でもお茶子の根底にあった『笑顔』を絡めた発言の数々に、スッと腑に落ちたというか。キャラクターの発言を『分かろう』としなくていい、すっと染みて来る感じ。あと相手の行いを全肯定しない姿勢がね、大好き。
トガちゃんの『好き』から生じる行為を否定しながらも、『好き』という気持ち自体は肯定しているお茶子の受け入れ方がとてもとても良かった。全部分かりあう必要はなく、大事なところだけちゃんとつながり合えれば良い。この点、かつてトガちゃんの『好き』枠だった梅雨ちゃんが戦いの添え物になっている事が逆にいい味を出しているな、と。梅雨ちゃんはトガちゃんを理解出来ないし救えないけど、お茶子の事を信じているので。直接的ではない、間接的なヒーロー活動。

各々が出している個性の覚醒は『死にそうだから強くなる』っていうのが極々自然な限界突破でメチャ良いですね!!気持ちだけで強くなりまくってたらご都合でなんでも出来ちゃう感に少し冷めちゃう~~~~…… けど、最後の最後は気持ちで立ってるのもスキ……なので……でへへ。結局は魅せ方よ!ヒロアカの演出凄く好きだな。画力でぶん殴って来るのもそうだし、今までの積み重ねを感じさせるから。言及し損ねたけど、飯田くんが轟くんを届けた事で「>なりたいものになれたように思う」って言ってる事にもジーンと来ました。前回の「>迷子を導く為にあるんだから」にも大きくやられましたが、改めて良かったな、と。

他人の血を吸う彼女が、他人に血を与えておわるというのは何ともセンチメンタルが増幅されますね……。ハッピーエンド感が凄い。ものを浮かせる個性を持った少女が、人の心をも軽くした。全てのピースがかっちりハマった、いい二人でいい物語でした。


八木俊典がメンタル高校生っていうの前から言ってたけどコレ間違ってるな?いや過去の自分の感想をまるっと否定する訳ではなくて。
高校生の時分から地獄に居て『現代の価値観における年相応さ』が失われているとは思わなかったので……………………。物語序盤の学園生活で描かれたあの茶目っけと人への振る舞いを見て『メンタル高校生』って言ってたんだけど、『"オールマイト"から降りて平和な時代を全力で謳歌してやり直してる』面もあるの…?いやむしろそうあって欲しいと私が幻を見ている。
だって、ずっと平和の象徴っていう装置であるなんて、辛くないか?

………彼を見てるのシンドイ!!!!!

なんか胸がもやもやして言葉にならない!上手く言語化出来ない!
私はオールマイトと八木をノットイコールで話しているんだけど、大きく乖離している訳ではないんだよ。でもイコールだとも思えなくて。デクくんが受けた「次は君だ」という祝福と呪いが、私の心をかき乱している。すっごい酷い言葉だと思うんだよこれ。だから『オールマイト』がそれを言うか……?と思っちゃって……。すっごい好きなキャラなのに、分からない事が多すぎてなんか苦しい。いや、好きだから理解したくて深堀して、ドツボにハマってるんだなコレ……。
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20231118124933-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 39巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
116
僕のヒーローアカデミア 38巻

今回もさらっと!画面の密度が濃くて凄いな……ほんとに週刊連載か…?

ラブラバー!!!!!!ジェントルー!!!!!

うわーーー!びっくりしたー!!「皆がヒーローになる物語」をこの二人にも持ってくるん……!?私はこの言葉が最終的には転弧くんにもかかってくると思っているんだけど、ラブラバとジェントルが再登場するとは1mmたりとも思っていなかったので再登場にメチャ驚きました。1Pでドーン!とラブラバがいるの、可愛い。
話が少しそれるんですが、私がヒロアカで一番最初に出会ったのってジェントルとラブラバなんですよ。休日の夕方、なんとなしにテレビを点けた時にアニメがやっていて。それがジェントルとラブラバ回でした。事情も背景もなーーんも知らんで眺めていたので、デクくんに対して邪魔だなぁとか思っていた。ゴメンネ……。

話を戻して。ジェントル、ラブラバ、レディ・ナガンと、明確にヴィランだった人たちに再び光があたる展開は王道で熱くてズルいなぁと。綺麗ごとを綺麗ごとのままにしない残酷さと、それはそれとして綺麗ごともしっかり見せてくるというかな。3者とも、心の中にある原点を取り戻す描写がされていてとても良かったです。

それにしてもホントのホントに総力戦だなぁ……!一瞬だけ出て来たモブの人とかも出て来るのすごない…?あと反復というか繰り返しというか、リバイバル的な描写が一撃必殺で入るから感情が揺さぶられまくりなのよ。今巻でいっぱいあったその手法の中で、一番のお気に入りは飯田くんの「>迷子を導く為にあるんだから」です。
……あー嘘かも。一番の場面ここだわ。

「私が来た」

見開きでこれはダメなのよ。ヒロアカは電子書籍で買っているけど、正直なところ少し後悔している。見開きのパワーが強すぎるんだ……。No.386  I AM HERO。超絶ウルトラスーパーかっこいい。私は指導者としての八木俊典の事はめちゃディスりますが、オールマイトが究極で完璧なヒーローである事は分かっています。そのね、八木のままオールマイトで在ろうとするのがすっごく……すごい……胸に来る……。はーーーー……、次巻、おすわりして待ってます。
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20230615140725-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 38巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
106
僕のヒーローアカデミア 37巻

最終戦、あと1年で終わるんか……?ほんまか……?

熱い展開……!ではあるのだけど、味方のパワーアップ ⇒ 敵のパワーアップ ⇒ 味方のパワーアップ ⇒ 敵の(以下略)を一つの戦いの中で何度もやられると、終わりが見えない様に息切れしてしまう。荼毘のパワーアップは意外でした。まぁオトンと直接対決した方が綺麗は綺麗……。
バトル漫画を読むのが得意ではない、といった個人的な好悪で展開に振り落とされそうになるも、A組みんなに見せ場があるのは凄く嬉しいんだよなぁ!障子くんメンタルがイケメンすぎるよ。私、あの世界の異形個性に生れ落ちたらヴィランになる自信あるもん。そうじゃなくても毎回毎回AFOの言動に「それな~!!!」ってなってるからな。今巻のこの発言は特に赤べこになりました。

「僕は何より 人の感情を信頼している」

人の心がない訳ではなく、人の心を熟知した上での外道っていうのが良い。徹底的に叩きのめすに値する相手っていいよね……。それはそれとして、トガちゃん達みたいに環境の所為で悪に染まったタイプも好きだよ。

白雲くんが白雲ではなく黒霧をとったの、初見では意外に思ったけども、思い返してみると納得しかない気もする。相澤先生とプレゼント・マイクが必死に呼びかけても、反応したのはただの一度切りだった。それなのに、スピナーのただ一言が黒霧を呼び覚ました。その対比よ……。全部が全部、”正しい”とされる思いが勝つ訳ではない事を突きつけて来るの良いですね。敵側の描写が丁寧だった事がココになって効いてきている。

LoL(リーグ・オブ・レジェンド)をソロでやっていけるメンタルを持っている死柄木弔が解釈一致すぎて好きです。民度が世界一悪いゲームぞ。あのコマの弔くん、年相応……というより幼さが出てる表情でこれまた良いんだぁ……。堀越先生のこういう細かい部分を大事にする所がすごく好きだー!漫画における何もかもが上手すぎる。畳む


20230509220941-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 37巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
93
僕のヒーローアカデミア 36巻

感想を言いますわよ! 前巻の感想で「>着地の仕方によっては次巻ノ―言及かもしれません」と申し上げました。感想を言うという事はニッコリしているという事です。


15年早く爆豪勝己に会っていたら危なかった。(夢的な意味で)

なんじゃこいつ……多面体が過ぎるんよ……。いじめっ子勝己から始まって、ピーチ姫勝己やって、負け犬勝己もやって、文化祭とかでなんでも出来るスパダリ勝己もやって、更にここ最近は素直勝己でしょ……。いや凄い……。誰かにとっての良い人は、誰かにとっての悪い人だ。みたいに裏表を語るだけじゃなくて、見せる面があまりにも多すぎる。そりゃあ人気投票第一位にもなるわな……。
ずっと後ろに居たと”思いたがっていた”出久くんが自分の隣に居た事にちゃんと気づいて、更にそこから追い抜かれた事もしっかり認めて、その過程を一からずっと見ていただけに「>なァ出久 俺まだ おまえに追いつけるかな」の言葉がグッと心に沁みて、涙腺が緩みました。そこからの、「>サイン欲しかったんだよなァ」発言と年相応の緩い笑みでトドメを刺され……ほんっとこの子はさあ!!めちゃ器用なのに感情だけ不器用なん!そういうとこずるい。これで退場だと思えないのが、数々の娯楽に触れて来た大人のメタ読みで少し自分にゲンコツしたいのだけど、結果がどちらにせよ出久への大きな爆弾となるのでそこの描写を楽しみにしています。……サスケくん(NARUTO)がVSハク戦で死んだ時はガチ泣き出来たのにな……大人って汚れてるわね……。

轟くんVS荼毘編は思ったよりも早い決着でビックリしました。正直コミックス1巻分持っていくと思っていた。アニメ5期分までは先に映像で見ていたので実感が薄かったのですが、こういうサブキャラ同士のバトルカードを速やかに片づけてくれると読みやすくていいですね。感情の連続性を保てるというか。
轟くんが荼毘を越える火力で奴を倒していたら、この二人のカードに一切触れる事無く感想を書いていたと思います。なんかこう……それってなんか……いや…なのよ……!相手が1000の力をぶつけて来るなら、俺は2000の力で立ち向かうぜ!!っていうカタルシスをヒロアカには求めていない。皆が夢えがく、それぞれのヒーローになって欲しい。だから轟くんが炎の力ではなく氷の力を以って荼毘を制したことに、凄く満足感があります。荼毘の煽りをちゃんと受けた上で流してるのも格好良かったな……。荼毘が世の中や轟くんにぶつけてる感情って100%ただの八つ当たりで(ぶつけるべき相手は父親)、轟くんがそれに対して自責することなく「俺たちにぶつけろ」と ”家族の問題” として解決しようという態度を貫く所が良かったです。メンタルよわよわだったら俺の所為だってなっちゃうヤツだよこれは。強くなったね轟くん……。A組は誰も置いていかない。

その一方で、

轟炎司の”乗り越えてなさ”が最高過ぎる~~~~!!!

轟くんは兄の問題をしっかりと乗り越えている事を証明したわけですが、彼らの決着がついてもなお心の霧が晴れない轟炎司が美しすぎる……。「>俺を見ていてくれ」っていう言葉には ”今とは変わる” という意図が含まれていると思っています。そしてその上で出した結論は「>生まれ変わろうなんて考えるな」。変わる事だけが強さじゃないし、乗り越える事だけが全てではない。止まない雨だってある。自責の念に駆られながら一生いきていく事がこれでもかと語られていて、とても良かったです。いや~~~~~~エンデヴァーのエピソードめちゃくちゃ良かったなーーー!!着地点がほんとうに満足です。荼毘を乗り越えてたら多分そっぽ向いてたわ……。

あとは修学旅行に行きたかった3年生とか、耳郎ちゃんの勇気を振り絞る所とか、AFOの煽りとかが好きです。……ほら…基本ヴィラン側だから……清々しい悪役はそれでいて好きなので……。「>学生気分の延長で来てしまったんだね」っていう煽り好き。それな。そしてそれに対する耳郎ちゃんの啖呵な……好き……。
アレコレ語りましたが一番好きなページは弔くんの所です。

「僕ちゃんと友だちいるもん!!」

あ~~~~~~~!!モンちゃんもそうだねえ~~~~~~~~~~~~~!!😭😭😭
転弧くんがまだおるんや……ってビックリしてしまった……。出久くんの弔くんまで救いたい精神、作中ですら賛否ありますがこれなら希望の芽が見えたのでは……?とはいえまずはトガちゃんからか!!次巻も楽しみです。
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20230510152107-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 36巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
74
僕のヒーローアカデミア 35巻

ヘイ!いつもの!(隠します)

皆がヒーローになるまでの物語。そう来るか~~!!これは少年ジャンプ的な王道展開でグッと来ますね……。私、”皆”って1-Aのみんなの事だと思っていました。なので、心操くん、物間くんにスポットが当たるの全くの予想外でビックリしちゃった……。心操くんが自分の個性に関して抱えてる複雑な心境は知っていたけど、物間くんも似た気持ちを抱えているとはつゆ知らず。そんな物間くんが滅茶苦茶に頑張って張り切って全力なの、なんかこっちが嬉しくなっちゃう。あと相澤先生のいい先生・最高の大人っぷりは前から発揮されているのでもう言わなくていいな?この人、記者会見の時から株がずっとストップ高なんだが!?相澤先生が指導者として完璧すぎる。……ゆえにオールマイトの稚拙さが目立つんだよなワハハ!

デクくんとお茶子ちゃんの会話パート、ずっと同じ方向を見ていて良かった。身体の向きがずっと左で、お互いが向き合っての対話が実質なかった。これはお互いを見ていないっていう事の示唆じゃなくて”ヒーローとして同じ未来を見つめている”事の示唆だと思う。ああ、この二人の関係性が好きだな、ってこの数ページを読んでしみじみ感じました。お茶子&梅雨VSトガちゃん、どうなるのか凄い楽しみ……。

轟家の事情は次巻で完結するんだろうか。勝った、負けたの勝負で言えば弟が勝つのは目に見えているんだけど、心の部分でどう決着をつけるのか注目しています。この家族、きれいごとだけじゃ片付けられない事が多すぎて、答え合わせを見るのが少し怖い。着地の仕方によっては次巻ノ―言及かもしれません。私は全面的にヴィラン側に心境肩入れしているので……ヒロアカの個性社会は超クソ!!!!!派なので!!!
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20230510135719-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 35巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
70
僕のヒーローアカデミア 34巻

恒例・アニメ派の人も居ると思うので隠しておくね!アニメ6期、楽しみ~!

スター、名前に劣らず輝くだけ輝いて退場していった………。バトルシーン格好良かったな。「>お前たちの遺体は必ず家族の元に返してやる!」ってセリフが最初にあって、犠牲をいとわない覚悟ガン決まり系だと思ったら結局そうではなく。こう言った自身の身体は粉々になって海に散ってしまったから、家族の元へと返る事もない。切ないけれど、お兄ちゃん達と自分の個性を守って逝ったカッコいい最期だった。……34巻にして突如登場したキャラの死でグスッってなる事ある~~~???漫画力が強い……!あとヒロアカには関係ないんですけど、アメリカの固有スキルが「秩序」ってなってるゲームが多いのでスターの個性「新秩序」もなんか心がときめいてしまった。自由の国アメリカのスキルが「秩序」。良い。

青山くん!!!!!!!!!!実はね、ヒロアカのコミックス買い出したの、青山くんの裏切りと葉隠ちゃんの顔バレがあったからです!!!ネットの海うろついてたら内通者ネタバレを食らい……詳細が気になり過ぎて……コミックス、追いかけるか!と。怪我の功名ってヤツですよガハハ!!
青山くんの内面には特別注視していなかったので、上手い事は全く言えないんですが「(デクが無個性だと知って)絶望した」っていう彼の心からの本音はズキッと来るものがありました。青山くんにとってデクくんは【なれるかもしれなかった自分】。いい歳した大人の私ですらそういう存在からは目を背けたくなります。羨望、と一言で言ってしまうのはたやすいけれど、色んな気持ちが入り混じっている。そんな人・人達と一緒に過ごして居た日々はとても苦しかっただろうな、と。彼のキラキラオーラというか、芝居がかった口調は持って生まれた気質だと思っていたんだけど、無理やり気丈に振舞ってたって吐露してて一層辛い。「皆がヒーローになるまでの物語」というタイトル、信じたいです。それはそれとして贖罪もしよう。

あと物語が進む程「これ、オールマイトが死んでOFAが完成するやつでは…?」と思っているのでいつ死ぬのか戦々恐々している。でも美しい形で散ってくれたらそれでいいって思ってるとこある……ごめん……。不自然な生存より自然な死。アッ、でも生徒は全員死なないで欲しい。……うーん、矛盾!!!!!!!畳む


20230510134436-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 34巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
60
僕のヒーローアカデミア 33巻

アニメ派もいるだろうから感想は全部隠すね!!!

全てが最高過ぎて読むたびに涙腺が刺激されるのでヤバイ。堀越先生は絵も上手いし漫画も上手いしお話も旨いし言葉の韻を踏むのも上手い。パーーーーフェクト!!デクくんを連れ戻す回、友達からしか渡せないバトンをみんなが一生懸命に渡していたのが本当に良かった。1Aはモブなんていないんよ、全員最高なんよ。人気キャラだけでワーッ!っとしてないの本当に好き。一番好きな言葉、決められないもん。

「もうエリちゃんにリンゴアメ作る時食紅貸してやんねー!」
「とりあえず風呂入ろな!?」


の二つが日常ベースで緑谷出久くんに寄り添っている言葉で金・銀。

「あなたがコミックのヒーローのようになるなら」「A組」「一人で架空へは行かせない」
「だから俺はいつだって──君に挑戦するんだ!」


の二つがヒーローベースでデクくんと歩こうとする言葉で金・銀。

ほんと一言一言が本当に良くてな……あんまりにも良いと「良い…」「好き…」しか言えないのどうにかしたいんだけど、上手い言葉出そうするのは無粋ってもんかな…とも思う。今巻ページの使い方が上手いな~~と思った所は多々あるんですが、特に好きなのが ←左 向いてみんなから逃げようとするデクくん、それに対峙する形で 右→ 向いてデクくんを止めようとするA組の構図です。→ 向きの構図って向いてる方が過去なので、気持ちや状況が後ろ向きだったりする時に使う事が多いと思うんですが(最近で分かりやすいのは鬼滅のOP。夜明け ← に向かう炭次郎と、夜明けを迎えなかった → 煉獄さん)、今回逆なんすよね。デクくんの気持ちの表現というかなぁ。本人は前へ向かってるつもりなんだろうな、と。実際のとこ前のめりで倒れかけてるんだけど。その無茶を止めるぜ、って構図になってるのがやっぱ基礎テクニックという型を使ってるだけじゃダメだなと感じた部分でした。堀越先生、天才。

そしてお茶子。そう、お茶子。私の大好きなお茶子!(落ち着いて)
私は過去にこう言いました。(【アニメ】ヒロアカが面白かったよって話 | 箱庭ディペンド

「転んだら縁起悪いもんね!」と「頑張れ~!って感じ!」の発言でデクくんにとってお茶子ちゃんはヒーローっていう描写出来てるから

私の見立てが正しかった事にガッツポーズですよ……!!!!!そう、そうなの!!初めから!お茶子ちゃんはデクくんのヒーローなのよ!!それをな~~~お茶子ちゃん側のエピソード交えて丁寧に説いてくれるの……ほんとな……あの流れ全部好きだな……。タイトル回収もいいよね。


ヒロアカでの私の最推しはオールマイトです。もうね、ほんとなんで好きなのか全然理解出来なくてね!外見も性格もストライクゾーンから外れてるもいい所なのよ!私は皮肉屋で黒髪でスーツが似合う腰の細い男性が好きなの!密やかにドはまりするのはそういうラインなの!オールマイト、全然好みじゃないの!
でも今回でなんでこんなにもオールマイトが気になるのか分かってしまった………。

八木俊典、アラフォーの皮被った高校生だわ。

そのアンバランス差が好き!!!ってなってるんだと思う。納得した。オールマイトは八木俊典ではない、まずそこ。私の推しは八木俊典であってオールマイトではない。デクくんの滅私宇宙人っぷりと同じく、オールマイトの振る舞いが狂気に近い、っていうのは作中の人物に既に指摘されている事ではあるし、オールマイト本人も「自分が常に笑顔を絶やさないのは、ヒーローとしての重圧から己を騙すため」って言ってたりするので、多くの人がとうの昔に私と同じ感想に辿り着いてると思うのですが、私もそこに至れたので言わせて下さい。

オールマイトは「オールマイト」っていう生き物であって八木俊典はそこに居ない。

ワン・フォー・オールを継承し柱になる事を選んだ時点で、一個人としてではなくヒーローとしての人生が始まったんだと思っている。だもんでメンタルが高校生のまま止まってんスわ!!!!!高校生だからデクくんに無茶言うし、自分の贔屓全然隠そうともしないし、エンデヴァー(大人)に対して距離感掴めてない!!!「次は君だ」って言葉も私はずっと これ祝福や祈りじゃなくて呪いだよな?? と思っていたらデクくんやっぱり雁字搦めになっちゃってたし!
も~~ね~~~、八木くんの振る舞いで今まで「茶目っけあるなこの人」「自分が出来るからって他人に無茶を言うやつだな…」と思ってた部分が全部 そっか高校生だもんな… の一言で片づけられてしまうのが……なんか……こう…!!あと本人がオールマイトとしての生き方をまだ諦めてないので、そこにもだもだ凄い苦しんでるのがまた……可哀そう可愛くて……。ただ今回のステ様との対話で、現在の自分=オールマイト(希望)である事を手放せたというか、ちゃんと自分の中でピリオドが打てて消化出来たと思っているので、きっとデクくんとの対話姿勢も変わってくるだろうな、と。ステ様めっちゃ良い事言う。道はちゃんとつながってるんよ。今の自分にそんなに絶望しなくて良かったのよ、がんばれ八木俊典。
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20230510132207-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 33巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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