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No.
150
僕のヒーローアカデミア 40巻

感想の皮を被ったラブレターです。


なあ~~~~~~、表情から全てのトゲが抜けた爆豪のかっちゃんが最高すぎるんだが~~~~~!?

36巻といい、爆豪勝己が活躍すると初手に感想を飛ばしてしまうな……。いやほんと輝きが強い。ヒロアカってデクくんが主人公だけど、それと同時に皆がちゃんと「主役」をしている作品だと思っています。けどやっぱり「主人公」となるデクくんは別格で。その彼の真隣に居たかっちゃんが「主役のひとり」から「もう一人の主人公」に在り方を変えたように感じるお話でした。
余談ですが、この気持ちはマイフレンドと交わした語りから発露したものです。価値観を共有する友と好きな漫画の感想を言い合うのはなんとも贅沢だな。

話を巻頭に巻き戻して。
自身がヒロアカのコミックスを買う切欠になった青山くんと葉隠ちゃんがタッグで活躍してくれてめっぽう嬉しい~~~~!!彼らの見せ場ってもう十分にあったので、あそこで終わりだと思っていました。葉隠ちゃんは「>何考えてたの」と青山くんに言った手前、そこでやり取りが終わらずにキチンとした形で二人の和解が見られて良かったなぁと。葉隠ちゃんの美少女っぷりマジでたまらぬ。睫毛ばしばしお目目まんまるでメチャカワイイ。私はヒロアカのA組集合絵ではまず尾白くんを探し、その横に葉隠ちゃんがいる事に笑みを浮かべている勢です。イイヨネ……初期からずっと仲良しの二人……。チームアップミッションの小話サイコー!

AFO戦の八木俊典がずっと格好いいので最早なにも言う事がないと言うか、ヤツを見てると理解が及ばない生物である事に心が痒くなっていたんですが、その「なんともいえない感じ」が公式見解という事であってますかね。

「おまえより俊典の方がイカレてる」

先代OFA・お師匠の言葉で視界が妙に開けた気がしました。これ、私も似たような事をヒロアカ2.5次元でデクくんに対して言っていたなぁと。

デクくんっていっつも限界ギリギリで前のめりで倒れるしかない”背水の陣”状態で。その精神状態で「悔しい」「辛い」という感情は乗せられない。彼の心にあるのは「さらに向こうへ」だけ。なので、デクくんの演技はこれで正解なんだと思います。

箱庭ディペンド / 【2.5次元】ヒロステは想像の3倍歌ってた


八木俊典の原点となる「何のために生まれて何をして生きるのか」の解が ≪平和の象徴≫ であり、そのためならなんだって出来る。なんだって成れる。無個性だからこその無限大。そんな生き物を十全理解するなんて事は出来ない。何かの型にはめようとしたり、関係性に名前をつけたがる自分とは相性最悪のキャラクターだからモヤモヤするんだろうなぁって。好きだからこそ理解したいけど理解出来ないから嫌!これよ!でもそれが正解!
そしてあの場面でやなせたかし先生のアンパンマンマーチを持ってくるのはピュアピュアのピュアで涙腺がヤバイのよ!ふつうに泣く。無垢であったころからの柔らかくてあったかい感情。何物にも勝る、とは言い切れないけれど、これよりも眩しい道しるべもそうそうないでしょう。

私はずっと『オールマイト』と『八木俊典』を別枠で考えていましたが、それも大間違いではなかったのかなぁと思えて少し嬉しかったです。『オールマイト』を求める人、「俊典」と活を入れる人、ただ漠然と『ヒーロー』への想いを馳せる少年。誰から見るかによって見えている面が全然違って、でも全部求められていて、その使い分けの仕方が凄く好きでした。
ただの『オールマイト』だけだったらサー・ナイトアイの見た運命通りだっただろう。

「"先達は死して託す"と相場が決まってるのにな」
「それは架空の話さ 八木俊典」


この場面ほんとうに好き。サーから『八木俊典』って名称が出るのがまず好き。それと私以外の多くの人が言っていたであろう「オールマイトが死ぬ事でOFAが完成するのでは?」を一蹴しているのが最高。それはコミックの王道で、これはコミックだけど、でもそうじゃないんだよ。

いやー……よかったな……よかった……。「オールマイトを終わらせたこと」を悔やんでいたかっちゃんが「オールマイトを生かしたこと」もたいそう良かった……。この巻ちょっと良いとこ尽くしで困っちゃうんですけど……ジャンプ本誌で読んでた人は毎週楽しかったでしょうね……。この画面は紙で見たいわ……。
あのねー、もうねー、オールマイトからのもらい物を全力の笑顔で受け入れるかっちゃんが本当可愛くてさーーー!!!「爆豪少年」じゃなくて「大・爆・殺・神 ダイナマイト」って呼ばれて嬉しかったんだろうなーってのもねーー!!よかったねぇ……。かっちゃんガチ勢息してる?私かっちゃんガチ勢ではないんだけど呼吸が浅いよ。

OFAセカンドとかっちゃんが似ていること、前から作者さん自身が揶揄していましたがここで発揮されるとはな……なるほどな……。AFOはオールマイトとの対戦を経て幼くなってるから、思考回路がまともに動かなくなっている事も充分頷けるし。
で、で、で!かっちゃんの周りを「モブ」扱いする事がここになってまた効いてくるとは思わなかった!!よく考えてみると確かにAFOと同じ言動ですよね。だからこそ死柄木がスカウトに行ったんだし。根っこの部分は全然違うんだけど、言葉でと態度はまさに同質。自分が主役であり周りは全部ジャガイモだと。そこから更にそのまま生き続けたのがAFOで、そうじゃなくなったのが爆豪勝己。……っはーーーー……、トガちゃんとお茶子の時といい、対比がお上手すぎる……。物語の設計、キャラの魅力、画面の凄さが全部合わさるとこういうバケモンみたいな漫画が生まれるんだな……。好きだぁ……。

AFOの過去話も好きでした。何もないから、誰も何もくれなかったから、自分から取りに行った。ただそれだけのはなし。

良かった。今巻本当に良かった。初見はスマホで読んだんだけど、2回目はPCから見開き状態で見ました。この作品はそうするべきです。全然違う。次回は最初から見開きで見るぞ!
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20240407170317-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 40巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
149
ラーメン赤猫 7巻

次からは毎週感想メモして書き方を少し変えてこ。

無理だったよ……。月曜の朝に楽しんで・癒されて、それで終わっていたよ。それでいいのだ。そして前回から引き続き今回も「可愛かった」に帰結してしまう感想が多いのが悩みどころ。……それでいいのか。いいな。

お客さんスポット回少な目で内部トラブルが多い巻でした。私はクソ客回(強い言葉で🙏)が好きなので少し物足りな……いや全然物足りなくなかったのが逆に不思議で!!私は社さんの視点から赤猫の皆を見ていた初期の空気感が一番好きなんだ。どう好きかは以前の感想で書いたので割愛するとして、心境の変化があり『ラーメン赤猫の平凡な日常』を楽しめるようになって良かったなぁと。1,2巻時点の私のままだったらそうではなかったろうな~……。サンキュー10Lくん。きみが切欠だ多分。

まずはクソ客の話からしましょう!【七十九杯目 変わりたいから】での迷惑Youtuverの登場に滅茶苦茶ビックリしました。この人ってこの漫画で唯一「嫌な人のまま終わっていった人」なんですよね。あ、申ラーメンの人もいるか……。あの人はお客さんじゃないのでノーカンとして。厄介客の皆さんってちゃんとゴメンして帰っていくのでお話の後味が良いんですが、てんぴる回はそうではなく。そこの救済が入った事に凄く驚きました。いや、救済っていうのも変かなー……。でも今さら触る必要はないじゃない。再び話題に出した事で、この漫画が『やさしい世界』であろうとしている事が改めて提示されたような気がして、何だか嬉しかったです。ここら辺はまあ私のただの深読みというか裏読みというか願望なので「脚本の人そこまで考えてないと思うよ」案件だけども!
それともうひとつ「そうくるか~」と思った点がこの話にはあって。コミックスのオマケって『厄介客のフォロー』が差し込まれる事がまあまああります。前回の婚活話とかそう。でもこのお話は『逆フォロー』でした。文蔵さんも佐々木さんも許してはいないし、ハナちゃんもオコのままだし、てんぴるは同業者さんからの信用を失うし。やった事に対して全てがまるっと綺麗に出来るわけではないよ、と語られた事がとても好きだなと思いました。

私ってこの漫画に『猫の可愛さ』と『人間の性善説』の両輪を求めている気がするな?だって【七十六杯目 またお昼に】の話も大好きだもの……。相席のお話いいよねー!!佐々木さん、ハナちゃんが「(この常連さん達なら相席になっても大丈夫だな…)」って判断した上でそれを提案するのが良い。クリシュナ推しのお姉さんのお友達さん滅茶苦茶好きなんだ私。こうなりたいよ。そしてつぶらな瞳のお姉さんがちょっとずつ勇気を出すのが良い……。良いの嵐……。また来てね……。

今回の「可愛い!」大賞はクリシュナちゃんにするかテトラちゃんにするか迷いますね。猫の気質としての可愛さはテトラちゃんが一等なんだけど、太一郎さんに大甘えするクリシュナちゃんがホント可愛くて可愛くて……。仲間に接する時とも、友達に接する時とも全部違って、『女の子』が全面に出ている仕草と言葉がほーんとめんこい!……読み返してたらなんか泣けてきちゃった……歳だな……。絆の話に弱いよあたしゃ。
それとクリシュナちゃんの法人格取得めでたーい!!良かったねえ!!ここの場面も見てると涙腺が緩んじゃうな……大喜びしてる社さんがとても良い。それと私は田所審議員さんのビジュアルが大変に好みです。イケオジ。アンギャマンさんの描く男性キャラ、時たまツボを突くから困るぜ……。

あれ、なんか今回は「可愛かった」に帰結していない感想の方が多いぞ!サンショウオ回とか🎃回も勿論好きです。ラーメンオタ回も好き。


20240314205435-motiri.jpgラーメン赤猫 7巻
(アンギャマン)

#ラーメン赤猫 #ジャンプ

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No.
140
ラーメン赤猫 6巻


祝!アニメ化!

ショートアニメ向きだしするだろうなぁとは思っていたけれども。『インディーズ枠だからコミックスが出ない』という場所からアニメまでいっちゃうんだもんなあ。実に夢がある!漫画原作のアニメは見ない事が多いんですが、赤猫はキービジュアルが可愛かったので見ようかなと思っています。優しい色合いで好きな画面。みんなのCVがイメージ通りでありますように……。

結局のところ「可愛い!」に帰結してしまう感想が多いので、今回の感想は意識して控えめで~!それでも言いたい「可愛い!」を言っていくぞ。

赤ちゃんのクリシュナちゃん超可愛い〜〜〜〜!(1カワイイ)私、アンギャマン先生の描く猫科のお鼻周りすごいすき。ふくふくふっくらしてる。そして野良勢と飼い猫勢の表情の描き分けも凄い好きなんだな。あの鋭い目つきがあるからこそ、今のまん丸お目目のサブちゃんが可愛い。(2カワイイ)

婚活のお話は外野からの感想が賛否あって印象に残っています。私は初手ラーメン屋ヤダ派だよ!!自分が好きな店に連れていたい気持ちはすごい分かるけども~!!ゆっくり食事して、ゆっくりお喋り出来る場所に行きたいと思うよ。
それはそれとして、お相手さんは「猫が苦手」を隠せてない面とかでチョット嫌な感じに描写されていたけどれども、オマケでその辺りのフォローされていたのが良かったです。

ハナちゃんガチ勢のお二人、前巻の感想を書いた時には既に【六十四杯目 ぐうぜんなんです!】を読んでいたので『人間のニューフェイス』ってネタバレじみた事を書いちゃってましたねテヘペロ。赤猫は毎週読んだら一言感想メモしていく形にしないと今回のようにブレが発生しそうだな……。
話を戻して。この二人は本当に赤猫とハナちゃんが好きなんだな~っていうのが言葉よりも振る舞いから出ていて可愛いですね。(3カワイイ)口から心臓がまろびでそうな表情をしている。今はまだ営業モードのハナちゃんしか見ていないわけだけれども、素を出した彼女にどう感じるのか。それを観察する楽しみが増えたなー!

猫が喧嘩する時の「マーオ!」を赤猫で再現されるとは思っていなかったぜ……。そう、メンチを切りながら徐々に距離を詰めていくんだよな……。瞳孔まんまるでじりじり近づくサブちゃん、良い。

金持ち猫のテトラちゃんの猫らしさは『猫とは本来どういう生き物か』を思い出させてくれる存在で目から鱗が落ちました。そう、一周回って落ちたのよ、鱗が。赤猫の皆が優秀すぎて『猫』という生き物についての本質を忘れていた。気まぐれだしずっと寝てるのが猫だよなぁ!テトラちゃんの仕事に対する姿勢はともかく、オマケで描かれていた『なんでも言うタイプ』なのがすっっっっっっっごく可愛くて(4カワイイ)好きになっちゃいました。風通しが良いキャラって好きよ。

よし、思ったよりも「可愛い」が控えられたな!6巻もボリューム満点で楽しかった~!次からは毎週感想メモして書き方を少し変えてこ。7巻も楽しみです。アニメでの皆の声も楽しみです。

20231217123115-motiri.jpgラーメン赤猫 6巻
(アンギャマン)

#ラーメン赤猫 #ジャンプ

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No.
137
僕のヒーローアカデミア 39巻

表紙すごい好き。


冷さん、冬美さん、夏くんが、轟くん(焦凍)に繋げたの良かったな……。地獄の轟くん家はまだ続くけど、家族みんなが一緒の方向を見たうえでの地獄だからそれでいいんだろう。

【No.249 地獄の轟くん家】からの流れで、贖罪を求めるエンデヴァーに対して夏くんが叫んだ、

「何でこっちが能動的に変わらなきゃいけねんだよ!」

この一言が妙に胸に残っていました。「ごめん」って言われたら「いいよ」って言わないと、反転こっちが加害者になる的なアレな気持ち。そして様々な出来事を経て、父親を許す準備が出来たであろう夏くんがこの場面に駆けつけてくれたのが何だか感慨深かったです。頑張れ轟家。ここからが本当の地獄だ。


お茶子がトガちゃんへどう向き合うか、正直なところ不安が大きかったです!!!何を言ってもヒーロー目線の善になるというかさ~~~~~~~~~。光属性の人間が言う『きれいごと』の域を出るのかな、って。でもお茶子の根底にあった『笑顔』を絡めた発言の数々に、スッと腑に落ちたというか。キャラクターの発言を『分かろう』としなくていい、すっと染みて来る感じ。あと相手の行いを全肯定しない姿勢がね、大好き。
トガちゃんの『好き』から生じる行為を否定しながらも、『好き』という気持ち自体は肯定しているお茶子の受け入れ方がとてもとても良かった。全部分かりあう必要はなく、大事なところだけちゃんとつながり合えれば良い。この点、かつてトガちゃんの『好き』枠だった梅雨ちゃんが戦いの添え物になっている事が逆にいい味を出しているな、と。梅雨ちゃんはトガちゃんを理解出来ないし救えないけど、お茶子の事を信じているので。直接的ではない、間接的なヒーロー活動。

各々が出している個性の覚醒は『死にそうだから強くなる』っていうのが極々自然な限界突破でメチャ良いですね!!気持ちだけで強くなりまくってたらご都合でなんでも出来ちゃう感に少し冷めちゃう~~~~…… けど、最後の最後は気持ちで立ってるのもスキ……なので……でへへ。結局は魅せ方よ!ヒロアカの演出凄く好きだな。画力でぶん殴って来るのもそうだし、今までの積み重ねを感じさせるから。言及し損ねたけど、飯田くんが轟くんを届けた事で「>なりたいものになれたように思う」って言ってる事にもジーンと来ました。前回の「>迷子を導く為にあるんだから」にも大きくやられましたが、改めて良かったな、と。

他人の血を吸う彼女が、他人に血を与えておわるというのは何ともセンチメンタルが増幅されますね……。ハッピーエンド感が凄い。ものを浮かせる個性を持った少女が、人の心をも軽くした。全てのピースがかっちりハマった、いい二人でいい物語でした。


八木俊典がメンタル高校生っていうの前から言ってたけどコレ間違ってるな?いや過去の自分の感想をまるっと否定する訳ではなくて。
高校生の時分から地獄に居て『現代の価値観における年相応さ』が失われているとは思わなかったので……………………。物語序盤の学園生活で描かれたあの茶目っけと人への振る舞いを見て『メンタル高校生』って言ってたんだけど、『"オールマイト"から降りて平和な時代を全力で謳歌してやり直してる』面もあるの…?いやむしろそうあって欲しいと私が幻を見ている。
だって、ずっと平和の象徴っていう装置であるなんて、辛くないか?

………彼を見てるのシンドイ!!!!!

なんか胸がもやもやして言葉にならない!上手く言語化出来ない!
私はオールマイトと八木をノットイコールで話しているんだけど、大きく乖離している訳ではないんだよ。でもイコールだとも思えなくて。デクくんが受けた「次は君だ」という祝福と呪いが、私の心をかき乱している。すっごい酷い言葉だと思うんだよこれ。だから『オールマイト』がそれを言うか……?と思っちゃって……。すっごい好きなキャラなのに、分からない事が多すぎてなんか苦しい。いや、好きだから理解したくて深堀して、ドツボにハマってるんだなコレ……。
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20231118124933-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 39巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
132
限界煩悩活劇オサム 4巻

最終巻………!!!悲しいけれども、惜しむ形で見送れるのは幸せな事ですね。連載が始まった当初は「読み切りは確かに面白かったけど、何話も熱量を保ち続けられるのか……?」と思っていました。そんな心配はどこ吹く風で、1巻から4巻までずーーーーっと楽しかったよーーー!!時たまコッチまで殴られるからダメージを負う漫画でもあったけども。半年に1回くらいのペースで時事ネタを続けて欲しいんだけどダメか……?ダメだな……お金にならない……。

漫画の感想:自分のオタク観語り = 50 : 50 くらいでお送りします。隙あらば、自語り。

【第22回 学習回】で怨霊ちゃんと同じ土俵に立とうとするオサムむっちゃえらい、ちゃんと除霊師してる……。対話しようと思ったらある程度のチューニングをしなきゃいけない。それにしたって古典か~~~~~!入口が割と狭いし、原典の訳で大幅な解釈違いを出しそうで難しいジャンルな気がする。これは怨霊になるのもやむなしよ。
カイカちゃんが「>もっとゆっくり 一行ずつ」って諭すコマめっちゃ好き!あと怨霊ちゃんのデザインが今回も逸品で!いつも好きなんだけど、今話はとくにお気に入りです。着物風の装いになっていた蕾が、気持ちが満たされて花開いていくのがセンス良すぎる!それとバヒさんの被り物が毎回変わってるのも好き。かわいい。バヒさんは邪悪だけど。

オサムもカイカちゃんも、人の話を聞こうとするスタイルが共通していて良いなぁと思っています。カイカちゃんは『オタクに優しいギャル』という属性を付与されており、分かりやすいがゆえにその一言で片づけちゃいがちなんだけど、ただ単純に『人の話を聞こうとするいい子』なんだよなぁって。話をちゃんと聞いてくれる人だからこそオタク怨霊が懐くのホント分かるもん。そして一方のオサムは『人の話を聞いた上で我を通す』タイプだからこそ、己の熱量で怨霊を除霊出来るんだろうな、と。良い組み合わせの二人だ。
カイカちゃん、人の話は聞くけど染まらないっていうのが凄いなと思っていましたが、ここに来て激メンを学習しだすの可愛いですね!?友達と同じ言葉を喋りたいという気持ちは尊いもの……。

【第24回 古回】は解像度が高すぎてグサグサ抉られるなどしましたが大丈夫です、生きています。今も歴史更新してまっせ私!!黒いかどうかは未来で決めるよ。
>サイト残す流れだったじゃん!!!」からの容赦のない削除好き。それとこれとは別!!!
本人が見たらガラクタの山でも、よその人がみたら宝の山なんていう事は往々にしてある。でもこの思考は『他人の評価を軸にする』事と背中合わせなので、深く考えるとドツボにハマって難しいなぁ~。趣味の活動なら「需要は我!供給も我!それが無くなったらオサラバ!」くらいの思い切りの良さが精神衛生を上手く保つコツのひとつになるのかもしれない。

創作の深みは考えると面倒くさい事この上ないのでノーコメントです!!!8年前のものに萌える事もあれば、3ヶ月前の作品が直視出来ない事もある。そんな感じ。
このお話はカイカちゃんの「>お茶して待とうねぇ」ってしているコマが凄く可愛くて愛おしいんだ……LOVE……。

【第27話 絶望回】で『限界感情の闇鍋』になっている時「落ち着こ!!!」ってなってる怨霊ちゃんにすごいシンパシーを覚える。いや君も落ち着けてないから怨霊化してんだ。気持ちが二つある〜ーーーー。分かる~~~~~。バヒさんみたいに荒ぶれたら分かりやすくていいんだけどな……。冷静と情熱のあいだで。あと1話の敵(バヒさん)が再び敵になるのがジャンプ的な感じで熱いですね……!バヒさん相手ならオサムも遠慮なく殴れるし。

最終回への向き合い方で「追ってる間ずっと楽しかった」という言葉が一番に出てくるのが好きだァ……。それ…………生きる楽しみ。それに対する良い感じの解決策なんてないよな。一緒においおい泣いて除霊するのよかったです。

長々と続けるタイプの作品ではなかったと思うので、この形での着地に満足はしています。いや、もっと見たかった気持ちも当然あるのだけれど!お話が好きなのもそうなんだけど、ゲタバ子先生のキャラデザ力の高さにいつも感心していました。それに劇中作にも力が入っていて本編でのオタクトークを補強しているのが凄い。バンとヒスイくん、カップリング論争が激しくなるの分かってしまうもん。まぁ私はヒスマリ派なんだけど。
ところで『味ショー』のオマケ、ちくわとさつまあげはやっぱりそうですよね!?!?推奨してますよねそのコンビを!!!そうよね!!!!解釈一致!!!!ありがとうございました……。怨霊化せずにスッキリ逝けるってもんだよ。

『田舎と妖怪』『キャラ萌えオタク』と来て次はどんな作品を描くのか。ゲタバ子先生の次回作も楽しみにしています!

20231011131451-motiri.jpg限界煩悩活劇オサム 4巻
(ゲタバ子)

#限界煩悩活劇オサム #ジャンプ

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No.
131
ラーメン赤猫 5巻

もう5巻!早いねぇ。月曜日の楽しみとして私の人生に組み込まれてからもう1年経つのか……。毎週の元気の糧です。ありがとうありがとう。

【四十九杯目 また来ます】がこの巻で一番好きな話です。だってさあ!初期の初期から居たモブみたいな常連さんにスポットがあたるとかテンション上がっちゃうじゃん!『ラーメン赤猫』という作品が1話から大好きだった身としては、初期から居るお客さんに親近感を感じてしまうのよ勝手に……。あなたも…ずっと好きなんですね…?(ニコッ)みたいな。厄介古参にならないように気を付けます。
実際にインディーズから通常連載に移った時、作品のリズムがちょっと違うから編集さんのアレコレ入るようになったのかなって変に勘ぐってしまった。変化があったとすれば、”味”ではなく”出店場所”だったのかな、と今では思います。いつも出店出来るとは限らないさすらいのキッチンカー状態だったのが、店舗を構える事が出来るようになって雰囲気がどっしり落ち着いたというか。作品外の情報を漫画の調味料として振りかけないようにして見るのって私には難しいな~。

話を戻して四十九杯目のお話。常連さんが自分からは何も言わないのも、彼の変化気付いてついたずねてしまう佐々木さんも両方大好き~~!!!私の漫画感想をいくつか読んで下さっている方には耳タコだと思うんだけど、店員さんとお客さんの距離感って……近すぎてもアレやない?だから『常連さんからは何も言わない』が良いなぁと感じました。だからこそみんなが「写真撮ろうよ!」って言ってくれたと思うのよね。赤猫のみんなが望んでいる距離感を適切に保っている糸目常連さん、これからも画面の端に映ってくれると私が安心します。幸あれ。

こう感想を書いていて気付いたんだけど、今巻は ”距離感” をキーワードとする話がちょいちょいありますね。【五十七話 心配御無用】【五十九杯目 推してるから】がそう。二話とも「また個性が強そうな厄介客来たな……」と思った。でもその行動が分からんでもないし最後は反省するしで、クソ客がクソ客のまま終わらないのがこの作品の優しい所で好き!気を付けよう、先入観の押し付けと好意の押し売り。
そしてそして!五十九話ではこれまた一癖ありそうな人間さんニューフェイスが登場!前回が猫のニューフェイスで、今回が人間のニューフェイス!!花ちゃんガチ勢のお二人、『推しに認知されたくない』派の私としては感情移入バリバリで眺めていられます。表情は スンッ…… ってなってるけど脳内はカーニバルなんだよな。分かる、分かるよ。
ハナちゃんの接客がいつもよりまろやかっていうか、『可愛いのプロ』としてのハナちゃん100%ではなく素のハナちゃんがちょっと入ってるような笑顔をしているのが可愛くて好き。「私の推し、やるじゃん」みたいな表情をしているコマがまたプリティーでなぁ!あ、プリティーと言えばドン引きサブちゃんは勿論めちゃかわでした。若干フレーメン反応が入ってるあの顔すき。

というか5巻分厚くない!?12話も入ってるの!?ありがとう!
ミキちゃんと娘さんの話も好きだし、鈍くさい佐々木さんの話も好きだし、”お店”と”日常”のバランスがいい感じでとっても楽しめました。あと社さんを起点として過去の赤猫の様子を知っていけるのも嬉しいな。
それとジュエルくんの目を通して皆の事を見ると、新しい発見がぽろぽろと零れてきてこれまた楽しいですね!皆が優秀なのは分かりきってた事だけれども、改めて凄いなあと感じる。そしてジュエルくんの存在は「>”ラーメン赤猫の平凡な日常”を見続けたい訳ではない」と言っていた自分の気持ちが変化したターニングポイントでもあったとも思う。劇的な何かがなくても、日常を描き続けても空気が通り続ける安心感を覚えたというか。6巻も楽しみだなぁ。

20231003110455-motiri.jpgラーメン赤猫 5巻
(アンギャマン)

#ラーメン赤猫 #ジャンプ

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No.
119
限界煩悩活劇オサム 3巻

みしんちゃん可愛いよみしんちゃん巻。ツンデレでお嬢様でチョロい幼馴染、属性盛りすぎか?あと羊モチーフでふわふわしてる外見が凄く好み~!顔芸も好きです。喜怒哀楽がゆたか~!
ぶつ森回での「>何でいまさらこんな楽しいこと教えますの?こんなのわたくし1人じゃ取り戻しきれない」の言葉が、表情も相まって苦しくてなぁ……!娯楽に目もくれず頑張ってた幼少期を否定したくない、っていうのもみしんちゃんらしくて良い。ゲームや漫画やアニメが楽しくて、もっと早くに知りたかった、って悔やむんじゃなくて「"おともだち"と好きなもので遊ぶ事が楽しい」って気付いた時に感情が溢れてるのがエモなのよ……!
あと前作から思ってたけど、作者さんはぷにぷにの幼女を描くのが本当に得意ですね。ぶつ森(ぶつ森ではない)で遊んでるオサム、みしんちゃん、カイカちゃんのページめーーーーっちゃ好き。しあわせになっちゃう。

今巻に収録されている第14話『筆折回』で「買うか……コミックス!」と決意したので、そういった意味でも楽しみにしていた巻でした。いや、巻末オマケのバンメン資料が見たかったのが一番なんだけど。お話が好きだなーってしみじみなったのがこの回です。前も言っていた『かき手』表記が出た事に心がときめいちゃって……。『描き手』でも『書き手』でもなく『かき手』。二次創作って漫画やイラストを作る方にフォーカスがあたりがちだけど、小説を書く人もちゃんと見えているこの表記の仕方が凄い好きだ。
表記と言えば『十万憶土真珠甘砲』で『クソデカましゅまろほう』もセンスに溢れていて好き!オタク構文、トレンドを理解している言語表現が多いから凄いのよこの作品。作者さんは何者なんだ……"""ホンモノ"""か?



>公式から全く別の解がお出しされたらどうしよう!!

わかる。

ここの文字を大きくする為だけにスタイルシート整備したわ。分かる。都合のいい幻を一生見ていたい。けども公式あっての二次創作……!それは!そう!だから公式からの供給はありがたい事なんだけど、稀に起きてしまうのよ。『公式との解釈違い』!!この言葉、マジで我がままで自己中で何様???って感じだから言わない方がいいと分かっているんだけど、続編(かかわってるメンバーが違う)とかで発生する事があるので私は使っちゃいます(怨)。まぁオサムはカップリング論ありきで話してるから、私が話している事とはベクトルが大分違うんだけど。それでも答え合わせは怖いよね。
公式にリスペクトは持ちたい……!それが”正解”なのは分かってる…!でも……!というオタクの葛藤が表現されている『幻覚回』、共感しかなかったっスわ……。あと『再戦回』で楽しみすぎて体調崩すのもメチャ分かる。分かる~~~~~~~!

『非オタにカップリング論争を仕掛けた罪』で思い出したけど、「〇〇(作品)が好きです」って話をした時に「誰が好き?」って言われるの困る、という意見をチラホラ見て、己を省みるなどしました。私もソレやりがちなので……。作品の物語、世界観が好きなのであって、キャラ個人に注目しているわけではないってケースは確かにある。私の場合『葬送のフリーレン』とかがそうかな。気を付けていこう。

今は何でも美味しいみしんちゃんがこだわりを見つける日が来るのか、それが楽しみですね……(ゲスい顔
)それにしてもカイカちゃんの立ち位置って本当に凄いなあ!非オタならではの発想力というか、外へつなげる力というか「>この気持ち かき手の人が聞いたら喜ぶんじゃね?」は解決方法として思い付いてなかったので。オタク、問題を自分たちの中で解決しようとしがち。そしてこの発言はクソデカ主語で怒られるやつ。

20230708152624-motiri.jpg限界煩悩活劇オサム 3巻
(ゲタバ子)

#限界煩悩活劇オサム #ジャンプ

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No.
117
ラーメン赤猫 4巻

休みなく毎週更新をして下さっているので刊行ペースがはやぁい……!月曜日の癒しになっているのはそうなんだけど、そろそろゆっくりなさってもいいのよ……という気持ちにもなる。「いつもの」ポジションというかなー。ゆっくり、のんびりと眺めていきたい熱にシフトしています。前は「>”ラーメン赤猫の平凡な日常”を見続けたい訳ではない」と言ったけれど、一周回って今はそのスタンスというか。

この漫画のお約束事として『クセつよ客、来店!』 ⇒『なんやかんや解決!』 というお決まりの流れがあって、私はそれが好きです。クセが強いだけで性根から悪い人間は現れない事が高ポイント👍しかし、それを4巻も続けているとマンネリが来るもの。4巻のタイミングでのニューフェイス追加はお見事だなぁと……!リアタイで読んだ時にすごくワクワクしたもん、どんなニャンが来るんだろうって!いやまぁ同時に不安もあったけれども。安定していた場に新しいものを放り込むのは起爆剤になるけれど、それがいい方向に進むとは限らないからね。

10Lくんことジュエルくん、赤猫メンツの誰とも被ってないポジションで見ていて楽しい。チャラ全開に見えてそうでもない。新入りが入る事で先輩方のすごさも際立って大変に良いなぁ。最初からハナちゃんの事は凄いなープロだなーと思って見ていたけれど、本当に素晴らしい接客猫だな……って改めて関心しちゃった。猫の後輩が出来たサブちゃんの態度も新鮮でいいなー!社さんは後輩だけど人間だからちょっと違うというか。

コミックス収録されるのを心待ちにしていたサブちゃんクリスマス事件!このお話、サブちゃんの色んな表情がいっぱい見られて本当にハピネス……。ツリーに取り残された子サブのまんまるお目目!!可愛い!!!Webでメッチャ読み返したよこの回。
この漫画に求めているもの、ああだこうだと屁理屈をこねてみたりするのだけれど、結局のところ「好きな猫の可愛い姿が見たい」って欲が一番前のめりになってしまっているの、チョット恥ずかしい。あと私は社さんも好きなので、社さん回もそれなりに挟んで欲しいです。ラーメン赤猫の主役は猫と分かっているけれども!お願いします!そも社さん目線で始まらなかったら、ここまで好きになってなかったと思うし。

20230615141841-motiri.jpgラーメン赤猫 4巻
(アンギャマン)

#ラーメン赤猫 #ジャンプ

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No.
116
僕のヒーローアカデミア 38巻

今回もさらっと!画面の密度が濃くて凄いな……ほんとに週刊連載か…?

ラブラバー!!!!!!ジェントルー!!!!!

うわーーー!びっくりしたー!!「皆がヒーローになる物語」をこの二人にも持ってくるん……!?私はこの言葉が最終的には転弧くんにもかかってくると思っているんだけど、ラブラバとジェントルが再登場するとは1mmたりとも思っていなかったので再登場にメチャ驚きました。1Pでドーン!とラブラバがいるの、可愛い。
話が少しそれるんですが、私がヒロアカで一番最初に出会ったのってジェントルとラブラバなんですよ。休日の夕方、なんとなしにテレビを点けた時にアニメがやっていて。それがジェントルとラブラバ回でした。事情も背景もなーーんも知らんで眺めていたので、デクくんに対して邪魔だなぁとか思っていた。ゴメンネ……。

話を戻して。ジェントル、ラブラバ、レディ・ナガンと、明確にヴィランだった人たちに再び光があたる展開は王道で熱くてズルいなぁと。綺麗ごとを綺麗ごとのままにしない残酷さと、それはそれとして綺麗ごともしっかり見せてくるというかな。3者とも、心の中にある原点を取り戻す描写がされていてとても良かったです。

それにしてもホントのホントに総力戦だなぁ……!一瞬だけ出て来たモブの人とかも出て来るのすごない…?あと反復というか繰り返しというか、リバイバル的な描写が一撃必殺で入るから感情が揺さぶられまくりなのよ。今巻でいっぱいあったその手法の中で、一番のお気に入りは飯田くんの「>迷子を導く為にあるんだから」です。
……あー嘘かも。一番の場面ここだわ。

「私が来た」

見開きでこれはダメなのよ。ヒロアカは電子書籍で買っているけど、正直なところ少し後悔している。見開きのパワーが強すぎるんだ……。No.386  I AM HERO。超絶ウルトラスーパーかっこいい。私は指導者としての八木俊典の事はめちゃディスりますが、オールマイトが究極で完璧なヒーローである事は分かっています。そのね、八木のままオールマイトで在ろうとするのがすっごく……すごい……胸に来る……。はーーーー……、次巻、おすわりして待ってます。
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20230615140725-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 38巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
113
限界煩悩活劇オサム 1、2巻

ジャンプ+で読んでいる作品。読み直したいタイプのお話かと問われたら「う〜ん」と首を捻るところだったので、コミックスを購入するかどうかは保留していました。……でもオマケが気になってしまって……ヒスバンかバンヒスか、自分がどっちに転ぶか知りたくて!!!いや、BLに転がる事は滅多にない人間なんですが、作中の人たちが凄い熱意で話してるので気になっちゃってね……。巻末に作中作品の資料があるなら確認せねばならない。ライバル×主人公か、主人公×ライバルか。

……ヒスマリ、だな……。(ライバル×主人公の幼なじみ女子)

マリンちゃんから感じる高飛車で世話焼きな空気感、1人で生きていけるであろう光属性主人公のバンくんよりも、支えがないと生きていけなさそうで影があるヒスイくんの方が合ってると思う。いや全部妄想で話してるんだけど。10Pに満たない行間で喋ってるんだけど。マリンちゃんなんて全部合わせて7カットくらいしかないけど。つい真面目に考えてしまう熱が『激メン』には、ある。

作中作の話はまあ置いといて!(『あじショー』はちくわくんが好きです)(でもズブりそうなのはさつまあげです)
二次創作を題材にしている漫画はそれなりにあれど、そのテイストって "制作活動のジレンマを描いてからの感動" で味付けされている事が多い印象があります。今作はそういった「苦しい」部分を怨霊という形で表現し、ギャグの方向に振り切った舵取りをしているのが新しくて!茶化しじゃなくて、ちゃんとギャグに昇華しているのが凄いなぁ。漫才もそうだけど、笑いって紙一重だと思うので。それに”かき手”さんへの配慮と愛情が感じられるのがすっっっっごく好き!『描き手』でも『書き手』でもなく、『かき手』で両方を指してるのメッチャ良くない?良い。

ゲタバ子先生のオタク文化への理解が深すぎる……。いや、イメージカラーを左右に並べる文化とか知らなかったので、私よりもBL界への知識が多いまである。色んな怨霊が居て楽しいなぁ。……人の畑だから呑気に見ていられるのであって、一次創作の怨霊が出てきたら”分かり”すぎて心にダメージ追う可能性はあるけども!怨霊ちゃんワカルよ~~ワカル~~ってなりそう。

1,2巻の分で1番好きな怨霊ちゃんは6話の考察ガチ勢バンヒスの人です。

他者の考察に踏み込み
不毛な争いを生む事を恐れるあまり
この拳 振るう機会 一生涯無く!!!


その粋や良し……!考察しようがしまいが、原作にない表現を煎じている時点で同じ穴のムジナなんだけども、なんかこう、こう……自分の中での説得力っていうかさぁ!!地面をさ、固めたい気持ちよく分かるよ!でもその”考察”を言葉にして乗せると、意図していない形で届いちゃう事ってあると思うのね。絵や小説、動画みたいに作品で「自分の解釈はこう!!!!!!!」って殴るのとはちょっと違うというか。だから、そういうすれ違いを恐れ己のパトスを我慢して怨霊になっちゃった考察ガチ勢の人はむっちゃ優しいと思うのよ。自己中気味の怨霊ばかりを見て来たので、こういうタイプもいるのかっていう発見が面白かったです。あと素直にビジュアルがいい。怖い。

オサムの横でオブジェクトになりそうなカイカちゃんが毎度オタクに優しい事言うのも好き……。非実在ギャルの『傾聴力』!!!!沼回のカイカちゃん惚れてまうで。

20230519124056-motiri.jpg限界煩悩活劇オサム 1、2巻
(ゲタバ子)

#限界煩悩活劇オサム #ジャンプ

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