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薬屋のひとりごと 11巻
扉の件から血の話に繋がるのか~~!!と感心しっぱなしでした。皇帝さま茶目っけたっぷりで好き。その一方で、前皇帝の性癖に関して架空の物語でも積極的に触れたいものではないので、今回の感想は具体的な話はせずに控えめです。漫画として凄く面白かったのは勿論なんだけども、深堀りする気がない。
ガンガン版『薬屋のひとりごと』って、絵柄と物語の凸凹が目立つから心を惹かれるのかなぁと、今巻のエグい話を読んで思いました。ガンガンらしいポップでキュートで分かりやすい絵柄なのに、くりだされる物語は人間関係のドロドロが根本にある謎解きがメイン。絵柄のおかげで読みやすく、そして物語は重く、なんとなくで消費する事にはならず印象に残る。けれども、主人公の猫猫は事件の当事者ではないので、尾を引きずる事なく次の話に移る事が出来る。隅から隅まで凄い作品だな、と巻を重ねる度に感じています。毎回毎回「漫画が上手い…!」って感想を書いているもんな私。ゆるしたもれ、好きだし上手いしでつい言いたくなるんだ……。
基本がポップでキュートゆえ、ドス黒い表情が出た時にまた映えるのがな~~!絵と話の差だけじゃなくて、絵の中でも緩急の付け方がお上手過ぎる。今回は紅娘のあそこね、あそこ!!壁ドンって本来はこういうもの。怖い。
薬屋のひとりごと 11巻
(コミック:猫くらげ / 原作:日向夏)
#薬屋のひとりごと #ビッグガンガン