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No.
105
薬屋のひとりごと 11巻

扉の件から血の話に繋がるのか~~!!と感心しっぱなしでした。皇帝さま茶目っけたっぷりで好き。その一方で、前皇帝の性癖に関して架空の物語でも積極的に触れたいものではないので、今回の感想は具体的な話はせずに控えめです。漫画として凄く面白かったのは勿論なんだけども、深堀りする気がない。

ガンガン版『薬屋のひとりごと』って、絵柄と物語の凸凹が目立つから心を惹かれるのかなぁと、今巻のエグい話を読んで思いました。ガンガンらしいポップでキュートで分かりやすい絵柄なのに、くりだされる物語は人間関係のドロドロが根本にある謎解きがメイン。絵柄のおかげで読みやすく、そして物語は重く、なんとなくで消費する事にはならず印象に残る。けれども、主人公の猫猫は事件の当事者ではないので、尾を引きずる事なく次の話に移る事が出来る。隅から隅まで凄い作品だな、と巻を重ねる度に感じています。毎回毎回「漫画が上手い…!」って感想を書いているもんな私。ゆるしたもれ、好きだし上手いしでつい言いたくなるんだ……。

基本がポップでキュートゆえ、ドス黒い表情が出た時にまた映えるのがな~~!絵と話の差だけじゃなくて、絵の中でも緩急の付け方がお上手過ぎる。今回は紅娘のあそこね、あそこ!!壁ドンって本来はこういうもの。怖い。

20230509221741-motiri.jpg薬屋のひとりごと 11巻
(コミック:猫くらげ / 原作:日向夏)

#薬屋のひとりごと #ビッグガンガン

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No.
104
田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 10巻

リュリュ……ちゃん!!リュリュくんじゃなかったのぉ!?リュリュちゃんなの!?ビックリしたけど、メイちゃんとのケンカップルみたいな女子コンビ可愛いのでオールオッケー👌今巻で一番心が動いたのがそこなので、この漫画の楽しみ方を間違えている気がする。まぁええか。ファンタジー世界の本筋より人間関係に注目しているから自分の創作がああなっているわけだし……。

黒マサルを倒すのがマサル自身ではなく、ランスロットっていうのが意外で凄く良かったー!何回も言ってるけど、初期に登場したゲストキャラっぽい人がそこで終わってしまわないのが好きで。戦闘シーンも格好良かった……。外見的に好みのタイプではないのに、ちょっとだけキュンとしてしまった……悔しい……。見せ場でフルスロットルにイケメンなのはズルいよなぁ!

街がどんどん発展していっている様子が、セリフや説明ではなく画面から伝わって来る所が丁寧で凄く好きです。アシスタントさんにコストかけ過ぎではー!?お賃金どれだけ支払ってるの!?って心配になるくらい画面が凝ってる!!異世界建国系の漫画は多々あれど、ここまでしっかりと世界を描く漫画って少ないと思います。
私は背景よりも人が見たい人なので、そっちに振り切っている漫画も好んで読むんですが、あまりにもチープだとやっぱり没入出来なくて。そして今作の主人公は『勇者』ではなく『発展としての起爆剤』。そこを踏まえ、もし町やアイテムの描写が適当だったら、何を魅せたい漫画なのか分からなくなってしまう。力を入れるべき所にキチンとコストを割いている漫画だからこそ、テンプレ設定でも楽しいんだろうな。

今回でビクティニアスさまが「なんにでも使える便利カード」にならなかった事に安心した!神様の後ろ盾で全部解決して欲しくない~~~!ほら、チートで現地民の頭ぎゅっぎゅしまくるマサルは好きではないので……。程よく使って程よく揉まれてくれ。

20230509222213-motiri.jpg田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 10巻
(コミック:うさぴょん / 原作:古来 歩)

#田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 #角川・コミックエース

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No.
103
信長のシェフ 34巻

58P、狂おしい程好き。

何!?白背景に人物ぼっ立ちの絵がこんなにも涙腺抉る事ある?!!?!?『信長のシェフ』における秀吉のキャラクターがめちゃんこに好きなので、アホ面でこっちに手を振ってる絵がな……ほんとな……なんか…しみじみきちゃって……。32巻の感想でも近しい事を書いたけど、様々な思考が過ぎったそのあとの一瞬を切り取る演出の仕方が本当に逸品の漫画で、今回もその妙技にやられた。58Pさ、この漫画に思い入れがない人がみたら本当にただの絵なのよ。白背景の立ち絵。でも、ここまで物語を辿って来た私にはそうじゃない。これだから漫画っていう表現方法が大好きなんだ。

わたくし、「本能寺を起こしたのがミッチーだって分かってるなら、ずっと見てればええやん?」と思っていて、なんで望月さん探してるの??って密やかに思っていたんですが。ああそうか。『誰』が『いつ』、『何をするか』が分かった上で更に『どうして』まで紐解かないと、信長や軍を動かす事は出来ないんだ……。そりゃそうだ、理路整然と話さないとただの頭のおかしくなった人だ。そんな当たり前の事が分からない頭ハッピーセットでごめんな。

今回は料理の話をしている場合ではないのに、ちゃんと料理要素も含んでいて凄い。でもゴメンなんだけど、料理パート全然頭に入ってこんわ!!!!望月さんのデリバリーが間に合うのかとか、光秀が何を思っているかとかそっちの方に気を取られちゃって……。
やるって決めてからの光秀、目が生き生きしてるのにシワがどんどん濃くなっていって見ているのが辛い。ひとりごちている時に零した笑顔とか、もう誰にも見せる事はないんだろうなと思うとそれが苦しい。誰よりも、いや、ケンと同じくらい信長の事を思っているのに、それが周りには伝わってない事が悲しい。

ねぇ、本能寺やめよう!!?!?!?

おはなし……お話しようッピ……。

20230509222700-motiri.jpg信長のシェフ 34巻
(梶川卓郎)

#信長のシェフ #芳文社

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No.
102
ハクメイとミコチ 11巻

コンジュ会のお話が好き!念願のお料理回でもある。
コンジュって割とスターな歌姫なのに、あの気安さ持ってるの凄くない?完璧お嬢様キャラかと思わせておいて、生活全般がダメだし、初登場の様子からツンだと思わせておいて友達の事大好きだし、すごく魅力的な子だな…と改めて感じました。
ハクメイが気楽に趣味をエンジョイしている事に対して、ミコチは裁縫と向き合うと滅茶苦茶に煮詰まるの、なんからしいなあと。ミコチは舌だけじゃなくて目も肥えてるから、自分が持ってる遠い理想に己の手が追い付かない事が分かっちゃってるのよね……。あと仕事と趣味は別!ってなってるの凄くよく分かる~~ミコチの心情めっちゃ分かる~~!うつろな目でウロウロしているのが一等好きです。

湯のみの回はミコチの肝の座りっぷりにビビるなどしましたが、そういえばこの世界は付喪神が普通に居たりするので、ハクメイの方がビビり過ぎなのか……?どうしてハクメイの方に懐いたかの理由、いいよね……。

今さらだけど、世界観ガイドの本も買おうかな~。こういうのって、創作の参考資料に……という脇道に逸れた思いも持ってしまうのが常なんだけど、なんだか純粋に欲しくなりました。チケットの話で、街をわちゃわちゃ探索してるの楽しかったもん。

20230509223111-motiri.jpgハクメイとミコチ 11巻
(樫木 祐人)

#ハクメイとミコチ #ハルタ

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No.
101
鹿楓堂よついろ日和 17巻

1巻1話に出て来たお客さんが、17巻になっても登場するのなんか好きだな……って冒頭からしみじみしました。この作品って、作中の時間の進み方が凄く特殊なのよね。季節を描く度にキッチリ正確に進んでいるわけではなくて、登場人物のライフイベント事に合わせて少しづつ進んでいるんだけど、年齢は開示されないし誕生日を祝った事もないしで ”あれから何年経った” みたいな事がなくふわふわとしている。なんていうかな、時を止めたり進んだり、その都合よさが好きというか。だって私、まだまだ鹿楓堂のみんなと悩めるお客様の事を見てたい。不思議と飽きないんだよなぁ……。

角崎さんの場を動かす力、めちゃんこに便利だな!!そりゃ作者さんも重宝するし読者も好きだよ!!!一時期いっぱい出てて不思議に思ったんだけど、喫茶店というメイン舞台から出てこないスイと、自分からは動かない八京の話を進めるのに超重要人物すぎる!漫画に一人は欲しいですね、というメタ目線。それはさておき、スイはちょっと八京の事分からなさ過ぎじゃない!?!?八京の表情を見たら会社を継ぎたくない事なんて一目瞭然やないか……。でもそうやって純粋で屈託のないスイだから、周りに人が集まるんだよな~~ってのもあるし、ニブちんぷりもしょうがないなって納得する所もあり。でもさすがに分かるでしょ~~!ってヤキモキもある!!表情が死んでない八京、いつか見たいな……。晃くんとひと悶着あるのは分かりきっているので、そこは楽しみにしています。

『第八十八話 風は流れ、空は青く』が今回の巻で一番好きなお話です。話の筋というか、贄田さんのキャラクター性がとても良かった。そも外見からして今までにないタイプのお客様で、作者さんこんな引き出し隠し持ってたの~!?ってビックリしてしまったし……。
自分が一生懸命に心を砕いて取り組んだ作品では無く、ヤケで書いた作品が大当たりしてしまった。私はそうなった事はないので、気持ちを十全はかる事は出来ませんが、それって ”自分を否定された” ようで苦しかっただろうなぁと。世の中ではなく、自分自身に絶望している人に宛ててぐれが提供したのはアフォガード。苦くて甘くてあったかくて冷たくて、全部が溶け合った上で美味しい。贄田さんの心境に寄り添った最高の解で、こちらも心が解ける感じがしました。なによりアフォガード食べたくなったよね。濃いめにコーヒー淹れてやっちゃおうかなー!

息抜きのアホ回はきなこ多めで猫成分も摂取出来て良かったです。もちもちポンポンの猫は至宝。

20230509223428-motiri.jpg鹿楓堂よついろ日和 17巻
(清水ユウ)

#鹿楓堂よついろ日和 #バンチ

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No.
100
ラーメン赤猫 2巻

社さんにツンツンしているハナちゃん、遠い昔のように思ってしまうけど2巻の出来事なんだなって。徐々に心を開いていく様が、地味ーな呼称変更とかで描かれているのがとっても好き。「>自分のことハナって言ってたよ」のクリシュナちゃんのニヤニヤ顔と合わせてコチラも ニチャ…… ってしちゃいますよ!

読み返していて思ったのだけど、2巻はクセ強人間客とラーメン赤猫の皆の過去バナと、内容盛りだくさんで滅茶苦茶にバランスがいいなぁ!?読み応えがありすぎる。1巻の感想で少し触れたけれど ”お仕事漫画” のエッセンスが強めの「ラーメン赤猫」が好きなのであって、”ラーメン赤猫の平凡な日常”を見続けたい訳ではないので、クセ強客を上手にいなしていくお話や、社さん主題のお話の収録が多めで満足度が高かったです。……とはいえ、皆でスイカ食べてるだけの回も好き🥰サブちゃんがせっせと餃子詰めてる回も好き🥰🥰 要はバランスよバランス!お仕事と日常の比率が半々くらいだと私は助かる。
バランスと言えば、フィクションとリアリティの割合が程よくて良い塩梅だなあと思っています。猫が喋ってる時点で虚構全開なんだけど、お店にまつわる事とか、猫が食べちゃいけない物は食べないだとか、現実基準な事も多々あって、それが世界観に入り込む手助けをしている気がする。

クセ強筆頭の五所川原さん、良いキャラをしていて好きです。鼻息荒めを頑張って隠そうとしながらもニコーーーッとしてる表情とか、言いたい事をちゃんと本人に言える素直さとか、決して嫌いはなれないけど、この人とはパーソナルスペースは広めに取りたい……と感じる雰囲気の出し方がお上手!五所川原さんのやらかしをオマケで描いてるのもいいよね。すいません私も猫を吸いたい人なので猫に嫌われるタイプです。猫吸いは義務なので。
クセが強いお客さんは居ても悪人はいなかったので、申らぁめんの社長のお話は少しヒヤッとしました。明確に敵だし、この雰囲気が尾を引いたら嫌だなあって。そう思ってたらラスト1Pであの着地やろ???天才か……???この漫画に求められている事が何かを本当によく分かっていらっしゃる……。繰り返し言うけどバランス感覚が凄い。

2巻で一番好きなのは、車の後部座席でちゅーる食べてる佐々木さんです。2位は餃子詰めてるサブちゃん。3位は頭撫でて貰ってる店長。ほんまパラダイスやでこの漫画。

20230509223658-motiri.jpgラーメン赤猫 2巻
(アンギャマン)

#ラーメン赤猫 #ジャンプ

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No.
99
私のジャンルに「神」がいます 3巻

2巻の薄味を経て原点に帰ってきた感じが好き!そう、こういうなんとも言えない感情を求めていたんだよ私は……!2巻は登場人物にフォーカスを当てていない ”同人あるある” 漫画が多かったけれど、3巻は七瀬や相川さんというクセ強同人女の ”キャラそのもの” に焦点があたっている気がする。登場人物の心の機微に賛否ありそうなラインなのも良い。全部のお話がそれぞれに好きです。

『同人女、嵐の海をゆく』七瀬が大規模ジャンルのドマイナーカップリングにハマるお話。大勢の中で孤独になってしまうって辛いよなぁって思いながら読みました。個人サイトみたいにそれぞれが孤島に住んでいる静けさとは違って、横を見たら常時パーティしてる団体がいるのに自分はひとりなわけじゃん。自分が選んでそうした事とは言え、意識しないのは無理だよなぁって思うので、七瀬の感情の動きがリアルで共感出来ました。おけパの「>ここまで頑張ったならもうやめてもいいんじゃないですか?」も実際真理だと思う。趣味やねん。好きに始めて好きに止めて好きに再開したらええ。でもね~~~~~~そう簡単に手放せたら苦しまないのよね~~~~!!苦しいけどそれを手放せない事に七瀬が気づいて、頑張って、ちゃんと報われるのが良かったです。まあ現実では報われない事も多いからそれもまたひとつの『感情』に発展するんですが。

七瀬、綾城さんに心の比重を割きすぎてちょっとモヤッとする時もあるんですが『同人女、愛を告げる 後編』で「>綾城さんとお近付きになりたいとか 中島さんに勝ちたいとか―」っていう直視し辛い自分の欲望をちゃんと自覚するのがエライよね、って。正直『同人女、嵐の海をゆく』単体だけで見るとオチを好ましく見れなくて。特別な人に見染められた、ハッピー!っていうの、気持ちは痛い程分かるし自分が七瀬の立場だと同じ反応になるだろうなとも予想出来る。でも自分は ”特別な人” ではないから、自分が相手に好意を伝えた時にその他大勢の有象無象扱いになってるのかな……っていう少しの寂しさと苛立ちというかな……そういうのを感じてしまって。でも七瀬にとって綾城さんは 神 なんだもんなあ。それをここまでハッキリ見せつけられると、神に振り向いて貰えてよかったねぇ…ってなりました。自分の欲に忠実で、それでいて己を省みれる人が私は好きなので。
「好き」の感情の中で更に格付けをするのって滅茶苦茶不毛だと分かっている。だからといって、本当に横一列に並べる事が出来ているのか自分に問うた所で「無理!!!!」と即答出来る。だから七瀬にモヤる事自体がダブスタなんだよな~~~苦しいな~~自分の醜い心が表層に浮かぶの~!まあ灰汁も旨味になるから……。

自分の欲に忠実な人が好き、という事もあってか『いいねが欲しい同人女』のいいね集め、私は別にええやん?と思っている立場です。承認欲求を満たすために夢小説を書いているおじさんの実話を読んだ時、win-winのハッピーサイクル回してるやん……って思った程なので。

夢小説書いて承認欲求満たしてる

そりゃパクりのラインまでいったらダメだよ!アカンよ!でもぽぴ郎さんって数字の動きを分析&試行&改善して動きまくってるじゃん!「いいねが欲しい」という自分の欲を満たすためにバリバリ動いてる訳じゃん……。二次創作をダシにしているっていう点は確かにあるんだけど……。あと他人を利用してるのもちょっとアカンけど、大手さんを不快な気持ちにさせている訳ではないからな……。何もしないで評価を得たいってわがままを言って周りに当たり散らしているわけじゃなくて、きちっと行動している人に対して否定の気持ちは持てないなぁ私は。今作『私のジャンルに神がいます』は原作愛を拗らせての二次創作に対する賛歌だから、そのテーマに準ずるとぽぴ郎さんは完全に間違っているというのはちゃんと分かっているつもりです。なのでこの作品を否定する気はないんだけど、それと同時にぽぴ郎さんの承認欲求起点の行動も非難する気もない。承認欲求を持つ事自体は悪くない、ってもっと広まって欲しいな~!そして大人になると褒めたり褒められたりっていうのが難しくなるから、自分も他人もいっぱい褒め褒めしていきたいね。ちなみに ”駄サイクル” って呼ばれるヤツも趣味の活動なら別に問題なくない?と思っている派です。

『九条と向井』はストレートに嫉妬の話で共感の嵐でした。言うたやないか私の嫉妬は○毛タイプって!

「特定の人に嫉妬してしまう」なら自分が手塚タイプか陰毛タイプか見極めよう/カレー沢薫の創作相談

友達が褒められて嬉しいな~!っていう気持ちは当然あれど、純度100%でその気持ちを維持し続けるのって凄く難しいと思う。だってコンディションによって自分の気持ちって変わるもの。不変のものなんてないよ。だからその感情に折り合いをつけたり、はたまた遠ざけたりっていうのは生きていく上で大事な事だと思います。九条ちゃんがまりんちゃんにちゃんと「嫉妬してた」って言えるの、本当に良かったなぁ。あと「>私が作品をUPしたその画面の向こう側に人がいる」「>いいねはただの数字じゃない」っていう感覚を実際に持てるかどうかって難しいよなって。私はまだ持ててる気がしないので、九条ちゃんを見習いたいです。数字はデータで言葉は感情って思っちゃってるフシある~~~~。ぬーん!

オマケでは綾城さんからのおけパへの感情がありありと描かれていてほっこりしました。神もまた人なり。2巻を読んだ時は「次も楽しみ~!」って素直に言えなかったんですが、今回は素直に言えます。次巻も楽しみだー!むぎさんとみつばさんが特に好きなので、次巻も顔を出して欲しいな~!

20230510153035-motiri.jpg私のジャンルに神がいます 3巻
(真田 つづる)

#私のジャンルに神がいます

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No.
98
信長のシェフ 33巻

も、も、も、望月さーーーーーん!!!!!!!!!
正直そんな事だろうと思った!思いました!!!望月さんに会った所で何も解決しないとは思っていた!ただちょっと、あまりにも、あまりにも酷だな……って。歴史の知識が全然ない望月さんは何も悪くないんだ……。ケンが勝手に仮説を立てて、勝手に探し回っていただけで。そもケンの仮説だけなら瑤子さんに手伝って貰えばよくない?いやまあ漫画として中期目標がないとダレちゃうから、望月さんが体よく槍玉に上がっただけっていうのはずっと感じていましたが。……それでも「>あははは ごめん 分かんない」は私ども読者も気持ちのやり所がなくてですねぇ!!!ウゴー!!やり場のない気持ちでゴリラになっちゃう!!

木乃伊の話は久々にトンチが効いていて面白かったです。知らない物を証明しろっていうのは無茶苦茶だからなあ。海魚と川魚の骨の形以来のトンチバトルだったのでは。津田さんは基本的にケンに甘々で好き。それにしても夏さんの懐が広すぎる……。半年の間生死不明で、突然帰って来たと思ったらすぐ出かける亭主とか勘弁して欲しいぞ!あと今巻で一番好きなのは、ケンに行かないで~って縋りついて大泣きしている井上さんです。最後まで元気でおって。も~~30巻も越えると登場人物ほぼ全員に感情移入しちゃうんだよな……本能寺やめて……ノー本能寺……。

光秀の目が死んでないの、やめて欲しい(言及ノルマ達成)

やだよぉ……本能寺する算段が付いたから光秀の目が生き生きしてるよぉ……やめてよぉ……。

20230510152814-motiri.jpg信長のシェフ 33巻
(梶川卓郎)

#信長のシェフ #芳文社

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No.
97
わたしの幸せな結婚 4巻

美世ちゃんは穏やかで温かな光の中に居るよりも、仄暗い所で一筋の光を手探りで見つけて照らされる方が美しいな……と思ってしまっている私がいる。一生灰被りで居てくれ、って暗に言っているような物なので、随分と心無い感想を持つな…と自分に若干引いています。だって4巻の美世ちゃん、日に日に衰弱していく中でも懸命に生きようとしているのが健気で可愛い。香耶ちゃんの呪いが色濃く残っているのもいいなぁ……3巻で決着したと思っていたんだけども。長い間ねちねちされてた呪いが一瞬で解けるわけないわな。

最初の状態に逆戻りしている事にイライラを募らせる人も居るんだろうなぁと思いますが、それが美世ちゃん自身の心の問題じゃなくて、純粋に睡眠不足の過労から心が弱くなっているっていうのが良いポイントだと思います。寝なければ心も弱っちゃうよーーー当たり前体操!とはいえ彼女と旦那さまのすれ違いうじうじで話が特に進まなかったのはちょっとご不満です。次の巻で薄刃関係の決着が付くのかな?特に言う事が無かったら次巻は購入してもノー感想かもしれません。4巻はな……不健康美世ちゃんになんか心を奪われてしまってな……それだけ言いたくて……。

あっ!ちょっとだけ悪口言わせて頂いて宜しい!?!?言うわね!!実写映画になる事自体は不満も何もないんだけど、美世ちゃんの髪の毛に茶色味がかった色が指してるのが凄い不満です!!美世ちゃんの髪は濡羽色であって欲しかったんだ……。……えっ、アニメ?アニメ、アニメはねえ……未亡人オーラがパなくてちょっと美世ちゃんとして見られないかなって……。原作にもコミックにも絵柄を寄せないアニメ、勇気がある。

20230510152644-motiri.jpgわたしの幸せな結婚 4巻
(コミック:高坂りと / 原作:顎木あくみ)

#わたしの幸せな結婚 #ガンガン

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No.
96
多聞くん今どっち!? 3巻

引き続きセンター争奪戦の3巻。ジメ原くんがヘラる ⇒ うたげちゃんが一歩引いた立場で影ながら応援する ⇒ 現場にいるうたげちゃんを見つけた多聞くんがメッチャ頑張る ⇒ うたげちゃんは最高パフォーマンスの多聞くんを見られて𝓗𝓪𝓹𝓹𝔂……、の繰り返しパターンに入ってしまったか…?と途中までは思っていました。それだったらもう4巻はいいかな……、と。そう、思っていたら……、

ジメ原くんの病み方がヤバイ方にいってるゥ………。


今までカジュアルに病んでたので、ジメ原くんにそこまでのメンヘラ臭を感じていませんでした。ところがどっこい!!!今回のこの病み方……ガチじゃん……びっくりじゃん……。

発言がストレートに独占欲出し過ぎなんよ!!!!!これにはうたげちゃんもドン引き。最後の方でガンガンとイケ原スイッチ多用して来ますが、「あ、甘ェーーー!!」っていうより「こ、こわぁ……」なんだよ感想が……。夢小説みたいなシチュだな…と思っていた漫画で、こんなじっとりとした恐怖を味わう事になるとは思ってもみなかった。ちょっとこの話が衝撃的すぎて桜利くんの話とか全然できへん。ほっぺについてるクリーム舐めとりちゅーとか多聞くんの暴走が過ぎる。ジメ原さんはイケ原くんスイッチの入れ方がヘタっていうか、これある種の逃げだよなぁ。アイドル多聞くんがうたげちゃんを転がしてるだけでジメ原さんは奮起していない。夏祭りの方はジメ原くんが一生懸命頑張っていたので素直にキュンと来ていたのに。1巻の時点で無意識的両想い感があった二人が予想外の方向で拗れていくの、ワクワクとヒヤヒヤの感情に挟まれてて ヴァー! って奇声を上げたくなってしまう。どうなるんだ。

14話、よくよく見返したら扉絵もむっちゃいいな………唇のゆがみ方が最高すぎる……。……―ハッ!!あかんあかん!14話以外の事を言おうと思って読み返したのに、結局14話に帰ってきてる!!もうだめだ……病んでるジメ原くんが衝撃的過ぎた。コミックスの最後に配置されている話のパンチ力、本当に重要ですね。4巻も楽しみです。

20230510152517-motiri.jpg多聞くん今どっち!? 3巻
(師走 ゆき)

#多聞くん今どっち!? #花とゆめ

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