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鹿楓堂よついろ日和 18巻

晃くんが良い子……!「>生意気なこと聞いたりしてごめんなさい」この一言で私の好感度がぐいんぐいん伸びています。血縁関係なれど、雇用主相手にそのあり方を問うてるわけだからね……。ここでビジネスモードに戻りきらず、「ごめんなさい」という言葉のチョイスをしたのがとても好き。
あと私は犬みたいな人が急にスンッ……ってなるのが大好物なので、真顔の晃くんにも心を掴まれていたりする。八京のまわり、猫(角崎さん)と犬(晃くん)で中々に賑やかだな。この3人がどういう風に拗れていくんだろうか……。一気に燃え上がるのではなく、じわじわとしたとろ火で問題が過熱していきそうな気がしているのでドキドキしています。スイと八京の関係性も融解しただけでなくなってはいないし、八京の心にあるわだかまりをハッキリと彼の口から聞ける機会が来るのが楽しみだなー!

中身を読む前に裏表紙を見た時、ヴィヒタを持ってるお爺ちゃんが居たからサウナ回があるのは分かっていました。「ぐれでしょ」「ワンチャンときたかもあるかもしれん」という話を家族としていたんですが、全員だとは……思わず……。みんな裸だからサービス回なのかこれは。そうかもしれない。筋トレにハマったスイがメッチャいい腹筋してるの笑う。上半身裸のぐれはもう見慣れた。

番外編のきなこ
、すっごいもちもちぷにぷにしてる作画で癒される~!まるい猫はいいもの。つばきくんの口から『ふみふみ』っていうワードがでてくるの愛いね~!ニコニコしちゃう良い癒し回だった……。

今回の人生迷子回もふわっと優しく着地して良かったです。答えをバシッと決め打ちしないのがこの漫画の好きなところ。あと前に出て来た人が常連になってて顔を出すところも!贄田先生またカウンター席で甘い物食べてる~!このカウンター席、ちゃんと機能してて漫画の装置としても名発明だなぁ。会話したいお客さんがココに座るから、店側からガンガンコミュニケーションを取っても不自然に感じないもの。
『猫と紳士のティールーム 』の感想で「>『来店したお客様を癒す』系の漫画って、過度な踏み込みに引っかかりを覚える事があります」と書きました。スイやぐれのスタイルって、この”過度な踏み込み”に該当する行為になってる事もあるのに、不快感を覚えないのはどうしてなんだろうなーって自分でも不思議で。今回のお話を読んでちょっとだけその謎が解けたんですが、この漫画の登場人物って基本的に『答え』を出す事を求めていないからそこが良いのかなぁって。「自分はこう思います、こうしたいです」と口を出したり行動したりするけど、それに関して相手が好意で返してくれる事を一切求めていない。投げっぱなしのコミュニケーションと言ったらあれだけど、ボールを返すかどうかをまるっきり相手に委ねている状態かつ、突き放しもしない。それが美海ちゃんが言ってた「>それぞれが心地いい距離感で やわらかく繋がっている」お店の雰囲気の正体かもしれないなぁ、なんて。

勇くん凄い久々の登場じゃん!?!?たこパ回の男子わちゃわちゃ好きだったよ。凝り性というか、決めたら一直線なのお姉ちゃんにそっくりで可愛い。ポテチ揚げるだけの漫画かつボリューム少な目16Pなのに、ちゃんと1話読んだ感があるの凄いな……。コンパクトにまとめる力!

そして!ついに!!ぐれの!!!出会いのカードが切られる!!!!!
マジか~!!切ってしまうのかその強カードを!!うれしい…うれしい……。すっっっっごい楽しみだなー!おりこうさんにして次を待っていますね。頑張って生きようって気になる。好きな漫画、人生にあればあるほど嬉しい。ありがとう世界。

20230708162905-motiri.jpg鹿楓堂よついろ日和 18巻
(清水ユウ)

#鹿楓堂よついろ日和 #バンチ

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