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猫と紳士のティールーム 1巻

おじさん×猫×紅茶。こんなん私が好きになるに決まってるんだよなぁ!一話をWebで読んで、その日のうちにコミックスをぽちりました。これは紙で欲しい漫画……!

紅茶とフードのペアリングを紹介するのがお話の中心で、どれもこれも試したくなります。そして店主のイケオジ・瀧さんと、毎話現れるお客様の描写バランスがなんとも絶妙で、人同士のマリアージュも完璧。W主人公の漫画というか。お客様にフォーカスをあてて瀧さんが黒子に徹するでもなく、瀧さんにフォーカスを当ててお客様がカカシになるわけでもなく、どちらの感情も描いているのが読みやすいです。お客様の個性もまぁまぁ強めなのがまた面白い。女子高生の集団、自由過ぎてすっごい好き。

こういった『来店したお客様を癒す』系の漫画って、過度な踏み込みに引っかかりを覚える事があります。初対面なのになんでそんな分かってる風の態度取れるの…!?とか、天邪鬼な私は思っちゃう。けれども今作は店主の瀧さんが "超絶人見知り" という事もあり、個人の事情には踏み込んでこないんですよね。お客様の様子を見て、それに合わせた紅茶を出すけれども、それ以上の事はしない。店長という役割に徹しているように見える。けど、大好きな紅茶について問われたら暴走してしまう一面もあり……。そこのハイ&ローのバランスが見ていて楽しいです。猫のキームンくんがええ感じにツッコミしてくれるのも良い~!!!暴走特急のブレーキ係としての猫。めっちゃかわゆ。

紅茶を淹れる描写に凄く熱が入っていて、温度と香りがこちらにも伝わってきそうな画が好きです。瀧さんの表情とキームンくんがフガフガしてるのがまたいいんだ……。画面と説明がいいから、ペアリングを試したくなるのよねホント。アールグレイとザッハトルテの組み合わせは絶対に試すぞ。あとロイヤルミルクティーの淹れ方の説明が丁寧でふに落ちて勉強になったー!低温殺菌牛乳かぁ……ちょっとハードルが高いわね……。でも絶対美味しいやつだ。

20230615142401-motiri.jpg猫と紳士のティールーム 1巻
(モリコロス)

#ゼノン #猫と紳士のティールーム

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