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115
「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法

正式なタイトルは"Chatter(チャッター)「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法"です。長い!そしてよくよく見ると何か胡散臭いタイトルだな!「頭の中のひとりごと」=「反すう思考」の本です。考えても意味のない事を鬱々ぐるぐると脳内で回しがちなので、それを少しでも減らしたくて読みました。……だったんですが、特に目新しい情報はなく。
知らなかったのは『自分事ではなく他人事として考えよう』のところかな。(私はどうしたいんだろう……)と頭の中でしゃべっていたら、(あなたはどうしたいの?)と置き換えて、問題から距離を置く。この手法は予期不安が強くなっちゃった時とかにも使えそうなので覚えておきたいな。

「目新しい情報はなかった」と言ったものの、私はすーぐに記憶喪失になるので、繰り返し情報を脳に叩き込むって大事だなぁと思いました。この本を読む事によって「あ、前に読んだあの本にも同じ事が書いてあったな」って思い出せたので。実践していない情報は知らない事と同じ……!自分で言っていて耳が痛い。
何度も目にして、やっぱり良いんだなって改めて感じたメゾットは下記です。

・自分の問題でも、親しい友人にアドバイスするかのように接する
・脳内に嫌な映像がこびりついている時は、そこからフレームアウトするように頭の中でカメラを回す
・自然への畏怖はストレスを減らす。散歩するなり動画を見るなりで自然に触れよう
・今思い悩んでいる事が、10年後の自分にどういう影響があるのか考えてみる

英訳本の読みづらさと、海外のビジネス本でよくある『物語仕立て』というあまり好ましくない面が強い本だったので、人にオススメするかと言われたら「NO!!」なんですが、実験の結果を細かく丁寧に記している点は良かったと思います。大体読み飛ばしたけど!ソースは大事よね。
日本で売れているビジネス本って、そういう一次ソースを『参考文献』として巻末で紹介するにとどめ、道筋を主題にせず真っ先に結論を出しているから読みやすいんだなぁという気付きもありました。他人が上澄みを掬った情報を摂取している、というかなぁ。けれども、情報の大本・始まりを掘ろうと思うと英語の論文を読まなくてはならない。それをすべきだとは現状では感じてはいませんが、新鮮な生モノではなく加工食品を食べている自覚ぐらいは持ちたいところです。

20230615135012-motiri.jpgChatter(チャッター)「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法
(著:イーサン・クロス 訳:鬼澤 忍)

#自己啓発

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