No.
75
信長のシェフ 32巻

日本史に対して無知だったのは、この漫画を楽しむ為だったんだよ!

お陰様で武田の行く末も松姫の行く末も全く知らず、全力でのめりこむ事が出来ました……。でき……まし……た!!!武田よぉ~~~……武田……武田の結末こんなだったの……?でもさ、ほらアレ、武田家の皆さん現在でも同窓会してなかった……?私の記憶違い…?「武田家旧温会」これ!私が知ってるのこれ!だからなんか根絶やし方向に行くとは思ってなくて……。根絶やしだったわ……。三点リーダ多用してごめん……今回多分ずっとこうだわ。

勝頼さまが孤立していく様、これが完全なるただの下剋上というか単純な裏切りなら心に来る事はなかったんでしょうが、そうではなかったんですよね……。武田家のため、領民のため。人それぞれに矜持と事情があって、ああなってしまった。265話の後半、辛過ぎてガチでめそめそしてしまった。今も瞳が潤んできている。86Pの右下コマの表情が一番ダメです。期待が絶望に変わる間際の一瞬を切り取った、見ようによっては間抜けに見える顔。しんど。

ケンと勝頼さまのお別れの仕方、どうなるのか全然想像がつかなかったのですが、偶然パッと遭遇しちゃうというご都合はあれど、言葉に無理がなくて好きです。「お元気で」。勝頼は可哀そうな人なんかではない、というモノローグも良かった。死力を尽くした人への”可哀そう”は無礼極まりないですもんね……。それはそれと理解した上で私は「かわいそすぎる(運がない)」とやはり思っています。ただ、「元気に行くか」って肩を並び合える家臣達も居るし、奥さんが「死んでもからも一緒」って言ってるし、最後まで戦場に立っている様が格好良かったし(史実諸説あります)、悲壮さは一切感じない終幕で。……やっぱり「可哀そう」の言葉は勝頼には似合わないな。「人生ベリーハードモードだったね」かな。良き最期でした。

浅井と武田、どちらの最期が(漫画として)ドラマティックか自分の中で天秤に乗せていましたが、完全にイーブンです!ケンの「お元気で」が結構効いたな~~~!!浅井の時の「心やすらかにお逝き下さいますよう」も残酷だけど優しくて好きだったので、それと同じくらい良い言葉が聞けて、やっぱりこの漫画好きだなってなれたのが嬉しかったです。

お料理パートはマメ知識成分が多めで楽しかった。甘味を感じる自然物ってサトウキビと蜂蜜しか知らなかったので、甘草というものが存在するのを初めて知りました。

今回も光秀の目は死んでいました。(毎巻言及し続けているノルマ達成)

20230510135835-motiri.jpg信長のシェフ 32巻
(梶川卓郎)

#信長のシェフ #芳文社

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