【拝啓、フェアリーテイルになる君へ】の後書き記事です。
COLORFULにおける核となる部分のネタバレ・解説を多分に含みます。
設定語りなど
何から、そしてどこまで話したものか。でもまぁ漫画の内容的には【COLORFUL side truth】に書いてあった事を描いただけではあるんですよね。そこにツバサと翡翠の感情を乗せただけで。既に開示していた情報でも、漫画という形で仕立て直すとドラマティックになるのが面白いなぁと思いました。
というか、描き始めた時の予定では「おやすみツバサ、良い夢を」のところで終わるはずの話だったんです。翡翠とアンダーグラウンドの設定周りを丁寧にやって、ちょっと不穏な感じで締めようかな、と。なので前半を上げた時の簡易後書きで「これが描き終わったら地下回りの話せる設定が増える」と言っていました。
でもなんか急にネタが降ってきて!ツバサの感情も差し込みたくなって!おやすみって言ったらおはようって言いたいじゃん……? 閃きに従いやりたい事に忠実になった結果、現在の形になりました。ページ数が想定よりも増えて絶望したりもしたんですが、翡翠の事は全部描けたし、長年設定だけあったツバサの二面性もハッキリと描く事が出来たので満足しています。大昔は『二面性』って言葉が思い浮かばなくて『腹黒』って表現していたものね。ちゃんと描けて良かったなぁほんと!裏ページも更新出来たし!ニューフェイス(?)の283号をよろしくお願いします。
描いた事の掘り下げ……というよりは、説明が浅い部分の補足を中心に設定語りをしていこうと思います。
関連作品の時系列
伏線の回収というにはお粗末ですが、他の漫画で描いたネタをちょっとずつ拾ったりしています。時系列はこんな感じです。
いちゃいちゃキャッキャ二次創作ばっかりしていると思ったら、それなりに本編軸の話を描いているな……。【いっぽうその頃∦】が正規ルートなら【「だって、あんな事言われたら!」】も正規なんだけど、まぁあれくらいならソラと瑪瑙が進展してても良かろうという考え。
琥珀が七色の宝珠あつめに本腰を入れ始めてから大体1年で283号の機能が戻って、その後ライムが離脱する事を想定しています。それ以前の超マッタリ平和時間が半年くらいはあるのだろうか。そこのところはまだふんわりしていたりするので、作中では時間の流れをちょっと曖昧にしました(井戸での出会いから数か月、という表現)。基本的には雰囲気で創作をやりたいんだよあたしゃ。でも確定事項を増やすのも楽しいんだ……。
ウルトラハッピーエンドとバッドエンドについては、質疑応答の項目で少し掘り下げています。ノーマルエンドの話は固まってない事もあるのであまり語る事がないです。ライムとツバサは死にます。それくらい。
ツバサ or 283号
私が大昔から『真ツバサ』『覚醒ツバサ』と言っていた存在は『決戦兵器283号』の事でした。いや~~~~~~~~やっと出せて嬉しいねえ!これを機に設定ページの立ち絵も変更しています。強気で平坦な表情をしているツバサは大体283号でした。絵だとこれらの作品がそうです。
まあまあ分かりやすいのではなかろうか。「ツバサっぽくないなー」って思われていたら大正解の絵たち、って感じです。とくにこのライツバ赤い糸3回目は1、2回目をツバサをやったあとに三度目の正直で283号を持ってこれたのが楽しかったなあ!設定説明漫画をやると話せる事が増えるのが最高。匂わせていた事の解答がいくつか出来て気持ちがいいな……。おかげで次の漫画も描けるしな!やるぞやるぞ。
ツバサと283号は表情だけじゃなくて口調もちょっと違います。そもそもとして、裏ページのツバサの一人称が「自分」だった事に気付いている人はいたのだろうか。呼称表を初めて出した2年前からずっとそうでした。
283号の意識が強くなると丁寧口調になります。俯瞰的に物事を見てるから達観からくる上から目線が入るというか。五分五分の状態は本人が一番混乱してるので、なんかあんまり元気ないなって感じになる。上のタイムラインでいうと冬になった頃。283号の意識が表面化するとずっとこうなのか問題にも解があるんですが、それを文字だけで言うのはもったいないなあと思うので黙っておきます。描くかもしれないし描かないかもしれない。
アンダーグラウンドの人たち
もう長いことこの事業に挑んでいるので、いい加減飽きてきています。ひとつのプロジェクトに一丸となる事で内部分裂を抑制する効果があるので続けているだけで。古参の人たち(長老)はちゃんと熱意を持ってやっているけど新しい世代がどうにも、という具合。なので「ツバサに期待していない」というのは事実とは少しだけ違っていて。あくまで翡翠の目から見た感想があのモノローグです。
技術的には『核融合』のその先まで進んでいる安定した国に住んでいる人たちが、「ただ、空の下で生きたい」という原初の願いだけを糧にして侵攻活動が出来るほどの夢想家ではないのだ。『悪魔族』は分類であって、彼らもただの人なので。ツバサは人じゃないけど。
そんな彼女の炉心は『小さい太陽』です。私は雰囲気でアレコレ描いてる事も多いけど、あのマークを「なんかカッコいいから使お!」とする程アホではないぞ。だから「何もなくてもツバサは10年後に死ぬよ」。大きな力に耐えきれるほどの器は用意していない。
技術云々に関してはこの記事が分かりやすくて良かったと思う。力及ばす、他の媒体や作品を例に出しながら説明する事しか出来ないのだけども。世界観に浸るための努力よりも楽と分かりやすさを選びました。
率先して語りたいのはこれくらいかな……?設定がちゃんとあるとことないとこの差が激しい拙作です。
質疑応答
創作出戻りマイフレンドの貪欲さがすごい。ビビる。前回宣言した通り、人によって知ってる情報の差があるのが許せないので(わたしが!)、口頭で話した内容を記載しています。今回言及した以外に、あと3点ほど聞かれた事・そこから広げた事があるのですが、絵なり漫画なりがない状態で語りたくないのでそれはまた次の機会で……!10月中にやります。
しっかしひとりの人間からこんなにも色々飛んでくるとは思わんのよ。いつかサイトでも『質問コーナー』みたいな企画をやれたら楽しそうですね!みんながみんなこんな深い角度で刺して来る必要はないんだ。キャラの好物の話とかでキャッキャ出来たらそれだけで私は嬉しい。嬉しいんだ。
翡翠関係

翡翠ってツバサと283号を別で考えてるよね?

YES。ツバサを大事に思っているけど、役割を期待しているのは283号
283号を上手く動かすためにツバサとしての人格を形成したのが始まり。ゆえに別で考えています。
翡翠は『お兄ちゃん』っていう生き物なので、琥珀・瑪瑙のためになる283号の機能の方に目が向いているけど、それはそれとしてツバサの事を “育てた” 意識も持っています。あとは漫画に描いた通りです。

ツバサが死んだら翡翠は地上に戻って来れるの?
(役割が終わったとして開放されるのか)

戻れるけど戻れない。短期滞在のみ可能
だからこれは叶う事のない夢まぼろしです。
閑話休題。今、ここで!3年前に描いたカードを!!切るぞ!!!
ここを読んでいる方は設定をおおよそ網羅しているであろうという前提で話を進めます。
ご存じの通り、スピリットカラー=識別番号なので、地上にいる限りはその存在を神様サイドに把握されています。ただし地下の奥深くに行くとその信号が途絶えるので”死んだ人”扱いになります。
なので翡翠が地上に戻るという事は、死んだ人が突然生き返った状態。怠惰な天使の人たちもバカじゃないので、さすがにそれは様子見に行くんですが、面倒も面倒なので「地下の人間が数日出て来たところで大きな影響もないから、ある一定期間は見逃す」という風になっています。
「多少出てくるのは許すけど程度は考えろって言ってー」
ここです。初期の漫画で言ってた事を回収出来て私はとても嬉しい。SNSの大喜利でよく見るキングダムの将軍みたいな顔になっているよ今。
そして起こるのがこの矛盾。長期間地上に出てきているツバサは何故ライムに見逃されているのか。その解答は次回に描きます。
作品全体

ウルトラハッピーエンドってどうしたら到達するの?

琥珀、ツバサ、ライムのやる気が著しく低く、3人が3人とも日和ったらいける
やる気がないっていう言い方もあれだけど、3人とも平和主義寄りだったら3すくみが上手く機能して何も起こらない状態になる。誰かひとりでもやる気を出したら均衡が崩れるので終了。ツバサ(283号)>>>>>ライム>琥珀の順でやる気があります。

バッドエンド、死に過ぎでは?

(レモンにそそのかされて)ライムが率先してツバサを殺したら、そこを起点にビュウ⇒琥珀⇒ユウイチの順で終わるから……
バッドエンド、通称・白雪姫時空。少しだけこっちで語っています。
誰が死ぬのかリストアップしたのが今回の新情報ですね。ツバサと琥珀はお互いを守ろうとするし、それが機能してなんとかしてるんだけど、ライムの迷いが少ない場合ってステータスデバフがかからないから割とするりとツバサを殺せちゃって。……あ、あれだ……その…また既存作品でのたとえをするんだけど、劇場版のマミさん(まどマギ)。よく分かるいい例だな……。
ツバサがいなくなった後、ビュウは琥珀とぼたんだけはって思ってるし、当の琥珀はせめてユウイチは自分がって思ってて、一方でユウイチに誰かを守れるほどの力もなくて。なのであの順番で倒れます。
スペアの瑪瑙を殺したくなるほどライムに気力がないので(やるだけやったら正気に戻る)、「……もうよくない?」って諭して何もしないまま終わります。ぼたんはちゃんと自分の星に帰って、瑪瑙とソラは生き残るけど何も解決していない。そんな感じです。
己が感情が入っているタイプの後書き
シリアスな漫画の後だと作者の言葉が読んだ人にとってのノイズになる事もあるので、その配慮として一番最後に配置しました。後書きという名の蛇足ですコレは。私が私の漫画の好きなところを話すパートだよ!!よろしくね!!!
今回の漫画は、意識して説明セリフを多くしました。みんながみんな、設定ページを読んでいるとは思っていないので、その辺りも考慮したかたちに。たとえばココとか、思いっきり説明セリフです。『ツバサはアンダーグランド(地下)の出身』だっていうのは ”私と一部の人の中では” 分かりきってる情報ではあるんだけど、絵なり漫画なりで説明した事は一度もなくて。だから知らない人は知らないだろうなって。漫画を絵の集合体としてなんとなくで追ってる感じの方にも、引っかかり少なめで漫画を読んで貰えたら嬉しいなあと思っています。……まあ『勇者』とか『神殺し』とかは説明してないんだけど!今回はツバサと翡翠がメインだから!
キャラの事もあーだこーだと語ろうと思っていたんですが、私の感情は漫画に置いて来たのでまあ……言葉にするのも野暮だな……という。翡翠の事は全部描いちゃったので、もう出番がないのが残念に思っています。にこにこお兄ちゃん、マイブームなので。小ネタを思いついたら描くぞい。
あ、キャラの話ある!トウリを漫画に出せたのが嬉しかったです。彼女何気に最古参の一員だから……。そのうち出すぞと決めていて相関図にも名前だけある。本編軸でちゃんとした役割を持っているメンバーって本当に描きにくくて。鈴乃もいい加減にどうにかしてあげたくはあるんだけど、ネタが浮かぶ人物がどうしても偏ってしまうのが悩みです。SDくらいは……SDくらいはなんとか……!いや、トウリ鈴乃の前にビュウ……!描きにくい……ッ!貴様……!
やっぱり私は漫画を描くのが好きだなぁ。そっちに全振りしていると練習とかカラーとか感想を書く事とか色んなものが疎かになってしまうんだけど、今は全部忘れて己が漫画に夢中になっていたい。
ペーパーをお持ちの方はご存じですが、次の漫画はフェアリーテイルを前提にしたあいつらです。そういう事です。引き続き情緒をぐっちゃぐちゃにされてくださいね😁
ああー、この記事を書き終わったら明確に終わりになってしまって少し悲しいな……。でも描きたいものはまだまだあるから!楽しかった気持ちは名前を付けて保存して、次に行きましょう。かしこ。
















