COLORFUL side truth

存在しない本編のネタバレを含む設定ページです。

呼称表

ある日父神様が言いました。
「兄妹達の中で一番上手に星を育てられた者を自分の後継者にしよう」
72いる神様のひとり、フルフルも自分の星を立派に育てようと頑張りました。
けれども上手くいきません。”面白くない”ので神様はその度に大洪水で地上を綺麗にします。─── 何度も、何度も。星が泣いている事も知らずに。

地上で「スピリットカラー」と呼ばれているモノはただの識別番号である。
人々を監視する為に割り振ったもので、地上の人間は全て天使族により状態を把握されている。
ただし地下に存在する人間、姉神の管理する星から召喚された鬼は情報の取得が出来ない。

神様サイド

この星を管理する人たち。

フルフル

フルフル

  • 男性
  • -*01-*-歳
  • 惑星ダリア担当

introduction

この星を見守り、管理している神。最初期は人の進化と文明の発展を静かに見守っていたが、何だかつまらなくなり少しづつ介入するようになっていった。

世界に飽きると天変地異を起こし気軽に人類を滅ぼす。洪水が一番ラクなので最近ではもっぱらそれ。その際に気に入った人間をこちら側に引き入れ、自分の駒として扱っている。また、洪水でのリセットを免れた人間達が地下で文明を発展させ神殺しを企んでいる事は把握しているが、その行為を【数百年に一度の特別イベント】程度に捉え楽しんでいる。その為、悪魔族が地上に出てこない限りはわざわざそちらに赴いて全滅させるような事はしない。

先述した通り【突発イベント】が好き。遊び心で地上にもいくつか仕込みを行っており、【7つの宝珠を揃えると真実への道が開かれる】という伝説・事象もフルフル本人が用意したもの。

識別番号000.000.000

 


ライム

ライム=スパニッシュ

  • 人間
  • 男性
  • ××××歳
  • 天使族 / 地上の管理を担当する中間管理職

end roll

何度か前の大洪水の際、神様から【管理する側】になる勧誘をされ承諾。姉のレモンと共に天使となった。神に隷属し天使族で居る限り、老いも寿命もない。500年経った辺りで生きている時間を数えるのはやめた。

今回の勇者を監視・状況によっては殺害するために地上に赴いたのだが、悪魔族側に先に接触されてしまった為に妥協して勇者の妹の家に居候している。

「この先で絶対殺すから猫被っててもな」という意識からツバサの前でだけ素の状態で接している。今までとは違う悪魔族側のアプローチに戸惑いつつ、無用な交流を彼女と続けているうちに情と好意が湧いてしまった。自分の役割を放棄して己が死ぬか、彼女を殺して生き続けるか。ライムにはその二択しか残されていない。

識別番号064.041.035

 


レモン

レモン=スパニッシュ

  • 人間
  • 女性
  • ××××歳
  • 天使族 / 神様の秘書

end roll

「自分と似た色を持っていたから何となく眺めていたんだけど、きみって難儀で面白いね?」とはフルフルの談。 創星初期からの天使族であり、現在は神様の秘書のような立場におさまっている。そのため地上に降りて来る事は滅多にない。ある程度の裁量を神から与えられており、同族からは恐れと敬いの念を持たれている。

弟のライムを溺愛しているが、当の本人には煙たがられ気味。

かつて ≪ただの人間≫ だった頃の事、早くに両親を亡くした姉弟はお互いに支え合って生きて来た。…否、姉のレモンが己の身体を売り、生活を支えていた。幸か不幸か、弟はそれを知る由もなく真っ直ぐに育つ。純粋に自分を慕う弟の存在が嬉しくて、愛しくて。自分が穢れた分、弟には綺麗でいて欲しい。『男』になって欲しくない。
──でも、ときどき。むしょうに乾くのだ。
誰かのものになるなら、 いっそ、

識別番号000.029.066

 

人類サイド

── 幾千の夜を超え、星もひとつの意志を持つ。

琥珀

月乃宮 琥珀ツキノミヤ コハク

  • 人間
  • 女性
  • 17歳
  • 勇者

end roll

神様の気まぐれで散った数多の命を嘆いた星は、いつしか支配からの解放を夢見るようになった。神を殺す、という明確な意志を持って星は数百年に一度大きな力を持った人間を誕生させる。琥珀はソレに選ばれた勇者で、瑪瑙は琥珀が死んだ時の為のスペアである。

その真実が自身に告げられた際に琥珀は「どうりで普通の人より強かったわけだ」と納得はするものの、使命感に心を燃やす事はなかった。

【特別】な存在である事に少し浮かれ、大いに悩み・時に苦しみ、その末に彼女は決意する。今まで死んでいった人たちの想いなど知らない。どこかの誰かの未来の為ではない。私は私自身と私の大切な人達の為に神様を殺す、と。

識別番号203.029.048

 


ツバサ

ツバサ=ダークネス

  • ホムンクルス
  • 女性
  • 1歳
  • 悪魔族 / 知識と経験を煮詰めた最終兵器

end roll

神殺しを目的とする悪魔族により造られた知識の結晶、集大成。人の形をしたモノに無理やり押し込んだ事が祟ったのか、完成時に大災害ともいえる暴走を起こす。それを制御する為に偽りの記憶をうえつけ「思春期の少女」として兵器の外側を仕立て上げた。

地上に出た際に琥珀と出会ったのは悪魔族側が仕組んだ事だが、ツバサ本人は【成人の儀式】の事や自身にまつわる偽りの生い立ちを真実だと思っている。その為ライムにカマトトぶるなと言われてもツバサには何のことだかサッパリ分からなかった。

【ツバサ】としての人格の成長・及び魔力制御の仕方を覚える度に本来の役割と記憶と記録を思い出すように仕組まれている。今までの記録の中にはライムに殺された過去も数多く存在しており、殺され間際に見る彼の冷めた目が印象的で記憶に焼き付いている。

神を殺す事に迷いはない。その結果、想い人が死ぬ事になっても。

識別番号250.253.255

 


月乃宮 翡翠ツキノミヤ ヒスイ

  • 人間
  • 男性
  • 22歳
  • 悪魔族 / 諜報員

end roll

琥珀、瑪瑙がとりあえずはひとり立ちし、やれやれやっと一息つけるぞ、と肩の荷を少しおろした途端にアンダーグラウンドの面々に拉致された。

求められた役割は『ツバサの教育係』。今代の勇者であろう琥珀と内通する為には、近親者の協力が必要だった。地上の其れとはかけ離れた技術を持つ悪魔族からこの世界の仕組みを聞かされ、妹の未来に暗雲が立ち込めている事を知った翡翠は要請を快諾。ツバサの先生役として地上の常識をそれなりに教えつつ、琥珀と意気投合するであろう方向に情緒教育を施した。

──なお、翡翠は幼い頃の瑪瑙を参考にツバサをチューニングしたかったようだが、子育てとは上手くいかないものである。たとえ兵器であろうとも、その心の在り方は何者にも操作出来ない。

識別番号099.152.079