「とある天使のひとりごと」で触れていたCOLORFUL世界の技術ツリーの話をします。といっても厳密に設定しているわけではなく。ガラスが高級品というわけではない、本は庶民でも手に届く範囲内の値段である、ビニール/プラスチックはない（漫画でうっかり描きそうになるから困る）、大人数が支持している特定宗教はない、とかそれくらいのふんわりです。
そんなふんわり具合ですが、COLORFUL世界の技術発展が少しいびつ＋何故ユウイチの武器が変なのかは説明したくて！まずこちらをふわっとご覧頂きたく。
これはCivilizationVIの技術スキルツリーです。「なんでやねん！」というお気持ちでしょうがちょっと抑えて頂いて……。画像左側、古典時代より前の技術を少し見て下さい。【採掘】の技術がないと【石工術】【青銅器】に発展しない。【畜産】の技術を取らないと”遠くから攻撃する必要がないので”【弓術】の技術を獲得するルートが開かない。車輪を開発せずに人や物を遠くまで沢山運ぶ乗り物を作るの無理、みたいな事を可視化して説明したかったのが引用した上記の図です。
とはいえ。COLORFULの世界には不思議パワーがあるので、車輪がなくとも 空を飛んで進む人や物を運ぶ乗り物 が作れてしまいます。別に地面をガタゴト進む必要はない、浮かべて進めばいい。実際にあるかどうかと言われたら決めてないんですけども、分かりやすい例として。
私が言う不思議パワーとは、いわゆる魔法とか霊気とか超能力とかそういう言葉では仕組みを説明出来ない摩訶不思議な力の事を指しています。【魔法】という言葉でいつも説明しないのは、その言葉に割り当てた他の意味があるからなのですが、今回はそれについては語りません。充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。
前提条件が無くとも、不思議パワーを利用した代替え技術があるのにライムは何故「ユウイチの武器がおかしい」と言っているのか。それは作中で言った通り、いくつもの技術ルートをすっ飛ばしたのに不思議パワーが一切組み込まれていない武器だからです。純粋なる銃。
不思議パワーが混ざった銃型の飛び道具なら、地上にそれが存在するのはあり得る。けれどそうではない。じゃあアレは誰が作ったのか？そこで出てくるのが文明リセットの被害にあっていないアンダーグラウンドの存在です。地底の文明が自分たち天使族に近しい所まで来ている事を把握しているので、そこから持ち込まれた武器であれば辻褄が合う。以上が「ユウイチの武器は地上の技術レベルにそぐわない」→「技術力がある地底（ツバサ）と繋がってる」という思考に至る道筋です。
もう一つオマケにライムが言った「まじないの術式がない武器は苦手」の背景について。モスキート音が聞き取れるか否か、と言うと分かりやすいかもしれません。人が不思議パワーを使う際、そこに何かしらの流れが発生します。普通の人が聞こえない/見えない事も、術者同士であれば何がどうなるのかある程度の先読みが出来る。しかし人間が単純に引き金を引いているだけの銃は、そこになんの流れも発生しません。予測が出来ない攻撃に対して的確に対応する事は容易ではなく、”面倒くさい”のです。
以上、「とある天使のひとりごと」における独り言の説明でした。
ヨシ！喋りたい事喋ったな！！満足。全然分からなかったらすいません……私なりに頑張ってかみ砕いた気持ち……。そもそもこの設定が今後描く漫画に活用される事は1割にも満たないので、ポヤ～っと流して頂いて大丈夫です。なんていうかアレ。そう、マニア向けの記事ですコレ。目を通して下さった方、いらっしゃったらありがとう……オレ オマエ スキ。
あとこれは既存の言葉でたとえると説明しやすいな、と思って出来上がった副産物です。
ゲームでたとえているだけで、COLORFUL世界がゲーム世界という訳ではないです。ゲームを嗜んでいる人には分かりやすいたとえになっていると思うんですが、逆もしかりなのでそこは申し訳ない……！【サ終】は【サービス終了】の略です。ゲーム（世界）が終わっちゃうよ。
琥珀＝バグ / ツバサ＝チートっていうのが自分の中でしっくりきすぎて、他の方に共有したかったので作った図だったりしますエヘヘ。自然発生した超絶厄介なのが琥珀で、このゲーム壊せんもんかってアレコレ試行錯誤して出来上がったのがツバサ。
この図だけ見ると上下にぎゅっぎゅサンドイッチされてるライムがめちゃんこ可哀そう。まあ結構雑にアカウントBANしてるので同情の余地はあまりないんですけども。最初は真面目にやってたと思う。でもいかんせん下が定着しないブラック企業みたいな事になっているので、まあ、適当になるよねって。ちなみに天使は解雇されたらサ終後に新しいゲームが開始された際の初期プレイヤーキャラになります。石神村の最初の6人みたいな感じ。（出典：Dr.STONE）生命のスープから人間の発生を待っていられないゆえに。あと重要な局面じゃない時はライムとレモン及び古株勢は冷たい所でお休みしています。（ライム⇒あったかいのが好き / ツバサ⇒つめたいのが好きに起因する設定）……技術ツリーの話よりこっちの方が目玉感ない！？漫画を描くと語れる設定が増えるの、良いですね……。久々に沢山語れて楽しかった～！着いてこれている方がいたらありがとう！繰り返しになるけどオレ オマエ スキ。
