【2023】遊んだゲームあれこれ【まとめ】

少しずつ書いてくって言ったの、アレ嘘ネ。記憶を手探りに一気に書いています。2023年はいっぱいゲームで遊んだから思い出すのが大変だ~!とはいえ、遊んだゲームに関しての報告はちょくちょくしていたからそれをまとめ直せばいいのか。なるほどなるほど。そんな感じでサクッと振り返っていきまーす!

※春くらいにこの記事の更新日を2023年12月31日にタイムスリップさせます🤫

 

各プラットフォームのまとめ

 My Nintendo History

画面デザインがドシンプルになってしまって少し悲しい。(2023年Ver)スマホ表示に全振りするのも致し方ない事か……。それはさておき。ニンテンドーswitchが運動用ゲーム機ではなくちゃんとゲーム機をしている1年でした。最近はYoutubeの動画を見て運動しているので、ズンバとフィットボクシングの起動時間が格段に減ったのだ。今までありがとう健康お助けソフト。

相変わらず『月姫』を積んだままなんですが、2024年はそれを崩して『魔法使いの夜』に辿り着けるのかどうかを注目して下さい🤦‍♀️ 持っているゲームが手つかずなんて、子供の頃からしたら考えられないよねぇ本当。……なんか来年も同じ事を言う気がするな……。

 

STEAM リプレイ 2022

私は何時間『Oxygen Not Included』に費やせば満足するんだろうか……(頭を抱える)。
1,200時間……1,200時間ね……やってますけど……まだ全然遊べる……。これはもはや ≪才能≫ では???永遠にコロニーを開発していられる。なんなら全実績解除出来てない。私の人生これから先も楽しいなぁ!

2023年のサマリーに2019年のゲームが居座ってる事のインパクトがデカすぎてグルグル目になってしまった。創作から少し気持ちが離れがちだった2023年は、色んなゲームでさまざまな「楽しい!」を浴びる事が出来て本当に贅沢な体験をしました。その中でも『ローグライト』というゲームジャンルが好きである事を知ったのが一番の収穫です。短時間で遊べるのが丁度良く、自分の力量に合わせて難易度を調整する事が出来る。時間をかけて、考えて、工夫して、そうして高難易度をクリアした時の高揚感と『このゲームを味わいつくした!』という満足感。自分の体験全てに意味があったと思わせるそのゲームシステムが本当に大好きです。

や~、ほんとにねー、ここ数年は経営シミュと資材管理と牧場運営ばっかりしてたからね……。カードゲームとか好きだったんだな、っていう自身の新たな一面を見る事になってビックリよ。何事も触ってみないと分からないものね。『Against the Storm』はそういった意味ではMVPだったゲームだなぁ。新たな出会いに乾杯🥂


ここから先は各個別タイトルの感想です。2022年と同じく、誰をターゲットにしているか分からない乱文になってしまいましたが、好きそうなゲーム画面が出てきたらサラッと読み流して貰えると嬉しいでーす!せっせと書いた去年の記事も合わせてよろしゅうね😘

 

Nintendo Switch

ビビッドナイト

5月頃にプレイ🎏 スランプでどちゃくそに苦しんでいた時期だったので、このゲームの存在が大きな救いになりました。ぼーっとしてると絵について思いを馳せちゃうから、何かに夢中になっている時間がありがたかったです。

ローグライクなデッキ構築型オートチェスゲームです。「宝石になってしまった仲間を集め、いっしょに迷宮の最深部を目指そう!」という可愛らしくキャッチ―な雰囲気に騙されることなかれ。すげえ、ふつうに、むずかしいぞ!!!!システムを把握するまでが楽しく、システムを把握してからは『最適解』が出現するかどうかを祈る『運ゲー』の要素があまりにも強いのが難点。「運ゲー!」って言っちゃうの好きじゃないから、頑張って最高難易度をクリアしようと思ったんだけど、その言葉を覆す事は敵わず。

パーティ構築型のゲームって、強さとロマンをどう両立するか悩むのが楽しいポイントだと思います。お気に入りのキャラを引き立てるようにメンバーを選んでいくとかさ!今作はキャラクターデザインが非常に可愛らしく、それぞれバックストーリーや関係性がある程度作りこんでいる点に魅力を感じました。
が!しかし!『キャラ愛』でダンジョンを踏破出来るのは最初だけ……!勝とうと思ったらスタメンが自然と固定されてしまう。そこが『構築型』をうたうゲームとして致命的に楽しくないし、キャラを気に入っている立場としても面白くない。ただ、その結果に至るまでの試行錯誤の時間が楽しかった事は事実。次回作『ビビッドワールド』は声を大にして「おすすめ!」と言える事を願っています。


マリーのアトリエRemake

7月にプレイ🍧 たーる。中学生の時分、親の目を盗みプレイした早朝の空気感を今でも覚えています。自室にテレビとゲーム機があるものの、夜遅くまで遊ぶのは当然NGで。でも続きを遊びたくてしょうがなくて、学校に行く前の早朝、音を小さくしてこっそりとプレイしました。それほどまでに楽しかった。そんな強い思い出を持ったゲームだったので、『リマスター』ではなく『リメイク』である事に強い不安を覚えていました。まぁそれは杞憂だったんですけど!原作に忠実な『リメイク』。良くも悪くもね。

シンプルなモノづくりRPGです。難しい事はナシ!冒険に行って、集めて、作って、売る!以上おしまい。たったそれだけの事なのに、魔法アイテムを作る事とお店屋さんをする事ってなんでこんなにも楽しいんだろうなぁ。幼少期にした『ごっこ遊び』に似た楽しさがあるというか。難しすぎると『経営』カテゴリになっちゃうんだけど、今作は『お店屋さん』と称するにふさわしい気軽さが心地よいなぁと。

アトリエシリーズで特に気に入っているシステムは、作ったアイテムが戦闘に役に立つという点です。繰り返し戦ってると飽きるのよ~!楽に倒せようともAボタンを連打しているのも疲れる。オート戦闘があろうとも決まっている結果に十数秒を要するのは退屈。そこで錬金術!全体攻撃アイテムを投げれば一瞬で終わる!楽ちん!
時短のためのアイテムというだけではなく、強敵相手に試行錯誤して楽しむ要素としても優秀です。最終的には『レベルを上げて物理で殴る』で全て解決するんだけど、ヒヨコ段階の自分でもアイテムを駆使すれば背伸びが出来るっていう戦闘バランスになっているのが絶妙。ビバ錬金術。なんというか、積み重ねた事が全て無駄にならないゲームだなって思います。

主人公・マリーとそれを取り巻く人たちも魅力的で、そこも作品としての大きなプラスになっていると感じました。なんだろ、みんな『シンプル』なんだよね。テンプレ的とも言えるかもしれないけど、それっぽい人がそれっぽいままというか。愛らしく病弱な幼馴染、いけ好かない秀才眼鏡、お人よしの冒険者、歴戦の猛者を思わせるダンディ、なんかワケありそうな美人お姉さん。そういった文字通りのキャラが出てきます。強く深く印象に残る事はないかもしれないけど、スッと自然に染みこんでくるからゲームの邪魔にならない。でも無味無臭じゃなくて、キャライベントでちゃんと味付けがされるから徐々に愛着も湧いてくる。そこの塩梅も懐かしさを感じ、思い出に浸る事が出来ました。値段に対してのボリューム不足が否めない所だけマイナスポイントかな。良いゲームだったよ!


コーヒートーク エピソード2:ハイビスカス&バタフライ

6月にプレイ☔ 前に触れた時にも話しましたが(猪突猛進しか出来ない🐗)、梅雨時の夜にまったりと進めていたため、ゲームと現実がリンクしている気分になり世界観に深く浸りながら遊ぶ事が出来ました。ホントよかったよ~……寝る前の時間にちょこちょこ進めるのにオススメのゲームですマジで。他人の話を聞くってちょっと退屈な部分も無きにしも非ずだから、入眠導入にも丁度良くて。現実とゲームの1日を終え、布団の中でみんなの悩み事を考えながらまどろむ所までがこのゲームの体験です。

夜にだけ開店するカフェの店主となり、お客さんの話に耳を傾ける形で進行するビジュアルノベルです。3種類の材料を組み合わせて飲み物を提供するだけなので、経営要素は一切ないです。敢えていうのであればパズル要素と記憶力が必要。……加えてお客さんのオーダーに応えるアドリブ力もいるな……?カフェの店長って大変だ。

このゲームを遊んだ後すぐに単独で感想記事を書けばよかった!!それを凄く凄く後悔しています。記憶が薄まってくると感情の鮮度が落ちるので、今は今の感想しか書けない……。あと何を話してもネタバレ風味になるから、単独記事にした方がいっぱい話せただろうなっていうのがあります。でもまぁ結局のところゲームの感想の皮を被った自語りになるからなぁ、とも。難しいなー!そうやって色々と考える程度には、考えさせられるストーリーでした。

今作で核となっていたストーリーに『インターネットにおける娯楽の消費』『創作活動においてペルソナを武器にする事の是非』という話題がありました。2から登場した新キャラクター、ルーカスとリオナの物語です。これがま~~~~~~~インターネットお絵描きマンの私に深く刺さる話題で!!ネットで流行っているコンテンツが楽しいとか、自己表現として何かを創作したいとか、そういう立場にいる人には何かしら感じるところがあるストーリーになっていると思いました。特にリオナさんの「オペラ歌手として成功はしたいけど、自分のバックストーリーを評価されて舞台に立ちたい訳ではない」「でもそういった手段をとった方が近道なのは理解している」という猛烈なジレンマが印象的で。そんな悩みにアンサーを出すのが、自分の何もかもを差し出してインフルエンサーとなったルーカスに、前作で悩みを吹き飛ばしてアイドル道を邁進しているレイチェルという、レオナさんとは対照的な気質を持つ二人なのが興味深かったです。先人として道の舗装を手伝ってあげている姿も微笑ましかった。とくにレイチェルの成長っぷりには目頭が熱くなる所すらあるよ……。これは正しい『エピソード2』。

……あ!でも前作とは違って失敗エンディングみないとストーリーコンプリートが出来ないのは勘弁してほしい!私は登場人物みんなが大好きなので、意図的に不幸にしたくないのよ。なので大失敗エンド見てないの。次回作があったら絶対に遊ぶけど、その辺りの所は改修されていて欲しいな。

主人公のわたしは(ちょっとだけ一般的ではない)ただのバリスタなので、お客さんの悩みに対して明確な答えを出せるわけでなく、聞き手に回るしかない。けれど、居合わせたお客さんがそれぞれに自分の価値感を語って悩みに寄り添ってくれる。そんな優しくてまるい空気感に、現実の自分も癒される。そんな素晴らしいゲームでした。


パラノマサイト FILE23 本所七不思議

7月にプレイ🍧 本作に関しては既にたらふく喋ったのでそちらを参照して頂くとして。最高に面白いゲームだった!グッズ色々買っちゃったもんね。書き下ろしをポストカードにするのは賢いしありがた~い!並垣のアクスタは最後まで迷いましたが我慢しました。あのポーズ嫌いな人おる?おらん。

 

Steam

Against the Storm

3月頃にプレイ🌷 久しぶりにガッツリと遊んだ作品で、これを切欠に休眠していたゲーム脳が目覚める事となります。色んな意味で大きな転機となったゲームと言える。
アーリーアクセスながら開発のロードマップがキチッとしていて、2週間に1度は必ずアップデートを挟んでいた事が好印象でした。「ちょっと分かりにくいな…」って場所を丁寧に潰していくから、ドンドン遊びやすくなっていっぱい遊べちゃうんだよ〜!リアルタイムでゲームが進化していく様子を見守れたのも貴重な体験でした。後方初期ユーザー面。

資材管理がメインのローグライト風街作りゲームです。ストア紹介文で『ダークファンタジー』って書いてあるけど、そんなもんなんも気にせんでええ!画面が薄暗いシムシティだと思えばええ!……いや、シムシティではないか……?シムシティでは……ないな……。かのゲームとは違い、持っている資材の種類と数を把握するのが大事です。
ゲーム後半には資材が溢れ、どんぶり勘定でも『なんとなく』遊べてしまう。生産系のゲームではそういった状態になる事がよくあると思います。ですが今作ではそんな事は起こり得ません。3時間ほどで一つの街作りが終了、街が上手く回るようになったらその街とはバイバイ!そして次の街おこしへ……というのを繰り返すからです。ほっぺたにたくさん向日葵の種を詰め込んではおけないんだよ……。

白紙の状態から線を引く事がいくら楽しかろうが、同じ事を繰り返していてはすぐに飽きが来る。私もそう思っていました。でも不思議と飽きないんですよね~~~~!!ランダム要素の入れ方、ゲーム進行によってアンロックされる難易度のバランスが本当に絶妙で、自然と「も、もう1回!」となってしまう。ゲームに慣れて来た段階で新要素が解放されたり、ちょっとした『縛りプレイ』をする難易度が追加されたり、ゲーム側から『遊び方』を適宜提案されているような気持ち良さがありました。ホントにずっと飽きずに遊べてたもん。

施設間のシナジー・人の動線をキチッと設計出来た時に効率が目に見えて上がるのも楽しかったです。数がインフレしないからパッと見ですぐ分かるのが良い。ある程度の『定石』はあるものの、マップや種族による相性でその『定石』が機能しなくなるのも遊び甲斐がありました。自分の経験によってデータベースが蓄積されていく感じね、好き。

プレイ時間が短すぎても達成感が薄くなってしまうし、逆に重すぎても失敗に気持ちが大きく引きずられてしまう。1プレイ3時間というボリュームは、成功も失敗もどちらもほどよく『引きずらない』いい塩梅だなあとしみじみ思います。失敗したら「悔しい!もう1回!」ってなるし、成功したら「楽しかった!もう1回!」という軽い気持ちでサクサク遊べる。
私の好きなものを凝縮して煮詰めたようなゲームに出会えて本当に幸せだったな……。睡眠を削る程にゲームに熱中したのは久しぶりの事でした。ローグライト風街作り、というジャンルが確立され、さまざまな新しい作品を遊べる事を願っています。


Ratropolis

5月にプレイ🌷 スランプで苦しんでいた私を癒してくれたゲームその2です。何せ正気を失わせる程でしたからね……。(描けない時は素直に遊ぶ!)5日間で48時間プレイしてるの、我ながら引く。だいじょぶ?人間としての活動ちゃんとしてた???

デッキ構築型リアルタイムストラテジーゲームです。一時停止出来るからあわてんぼうさんも大丈夫だぞ。真のRTSは一時停止などという甘えを許さない。ワニワニパニック。
一定時間で得られるカードを取捨選択し、町を作り上げ、左右から迫り来る敵を防衛します。建物がないと人が増えず、食べ物もなくては人口は維持出来ず、かといって内政に力を入れすぎると敵の襲撃で滅びてしまう。のんびり出来る時間など片時もなく、自分がカードを切ったタイミングで何もかもが変わってくる。己が選択した事が如実にゲーム結果として現れるので、そこを試行錯誤するのが苦しくも楽しかったです。

こういったゲームで恒例の運要素に関して。初動さえ切り抜けられれば何とでもなる……と言いたいところなんですが、使えるカードと使えないカードの差がね、えっぐい!最高難易度だと序盤に人口増加のカードが出なかったらリセット必須です。町作りゲームは立ち上げが命。とはいえ、高難易度で遊ばなければカードを選ぶ幅はあるのかな?それは私が好むゲームの遊び方じゃないから試す事はしないのだけれども。難易度を徐々に上げていく事に快楽と達成感を覚えるのだ……。そこにブランク・遊びの幅があるゲームが最高だと思っているよ。

私はケモノキャラに対して愛着を覚える事はないのですが、今作のネズミちゃん達はイラストの出来が良くて「え……かっこよ……」「うわ……かわい……」と胸のときめきを覚えた事を白状します。放浪騎士がかっこいいよ放浪騎士がー!医務兵が可愛いよ医務兵がー!


ワイルドフロスト

2023年Myベストゲーム賞 🎉🎉🎉

このわたくしが!4xと経営シミュに傾倒しているわたくしが!!デッキ構築型カードゲームを年間1位🥇に選ぶとはなぁ!!!なんかね、思い返せば思い返す程にこのゲームで遊んだ体験を強烈に覚えていて。私は『私だけのもの』になっているプレイ体験に対してすごい補正をかける傾向があります。明確なストーリーなんてなかったのにねこのゲーム。それでも一番楽しかったし、クリアした時に泣いたんだよ。

6月頃にプレイ☔ ワイルドフロストは高難易度デッキ構築型戦略ゲームです。1回目の感想はコッチ。(猪突猛進しか出来ない🐗)仲間をフィールドに出して戦うカードゲームですが、『俺のターン』『相手のターン』という明確な攻守は存在しません。そこがちょっと独特なのかな?なんせ一人用カードゲームで遊ぶのは初めての事だったから、基本のフォーマットがあまり分からなくて。だからこそ楽しめたのはあると思います。

友達の一押しが、ふだん慣れ親しんでいないゲームへ飛び込む切欠でした。でもそれだけじゃなくて、アートワークとBGMが今風のカジュアルで私のツボを押さえていた事も大きく背中を押してくれた要素です。画面の色使い、メチャクチャ可愛くありませんか!?ステージ毎にBGMも作りこんであって、戦闘への没入感がハンパじゃなく高~い!サントラを買うくらいには好きです。オープニングテーマのアレンジをラストバトルでやるっていう王道演出もあるぞ!!ホントにいいんだソレが……。音ハメも丁寧だしね、細かい部分をこだわって調整しているのが分かって好き。
その『細かい部分』の一つで、味方カードが攻撃を受けた際に返り血で周囲のカードが汚れていく演出があります。最初はそれに気付いていなかったんだけど、『長い旅路をみんなで乗り越えて、その結果薄汚れていく』っていう変化に気付いた時、なんかもう、その……この便利言葉を言ってもいいか……?「エモッ!!!」ってなっちゃって……。脳汁がぶわーって出て……。自分の血じゃなくて仲間の返り血で汚れてくのがたまらん。それを踏まえ下の画像を見てくれ。左下にいるウーパーの汚れっぷりを見てくれ!!リーダーゆえに倒れるわけにはいかず、仲間が倒れていく様子を最後尾から見ている。何度も、何度も。それがこういう細かい演出で想像出来るのが、も~~~~~メッチャクチャに好き!語られていない余白を勝手に読み取って感情がぐちゃぐちゃになってしまう。

「運ゲー!!!!」「無理ゲー!!!!!」と台パンしたくなる事もしばしば発生します。ほんとね、ラスボスと相対した瞬間に「ハァ!?!?!?」って声出した。ほんとに声出たよ。勝てるわけがない。でもね、

勝てるんスわ……。

知恵を振り絞れば勝てるの!!!! そこがこのゲームの凄いところで、愛しているところです。
道中で現れる味方、出現するアイテム、ランダムで選ばれるボス。運が絡む要素は多すぎるくらいある。自分のデッキに対してボスが完全にメタを張って来るパターンすらある。でもそれって「そうなるかもしれない」を予測して保険をかけていれば『無理ゲー』じゃない。自分にとって不都合なパターンに対して準備をしておき、今まで得た知識を用いて不利な局面を覆すチャンスを自分で作る。「勝てるわけがない」と最初に感じたままで諦めず、経験から得た知識とガッツで勝利を掴んだ時、自分にとってかけがえのない『成功体験』になる。 ああ、自分やれるじゃん、頑張れるじゃん、って。人生において大事な経験を積ませてもらえる、そんな素晴らしいゲームだと私は思っています。


火山の娘

ウチの娘がいちばんカワイイ!

このゲームを一言で説明するとこう。 初回の感想(猪突猛進しか出来ない🐗)でも書きましたが、私のSteamレビュー処女を奪った作品です。はじめてのレビューはココ。自分が書いたものに評価が付くのって怖いけど、それと同時に嬉しくもありますね。買おうか迷っていた誰かの背中を押せていたらもっとハッピーだな~!

6月にプレイ☔『火山の娘』は育成シミュレーションゲームです。恋愛要素も多く含まれており、誰とエンディングを迎えるのか悩む事必至!同性婚アリ!なんとハーレムエンドもアリ!意図せずハーレムエンドになってビックリしたわよ私は……。娘が強欲すぎる……。『イケメンに溺愛されて囲われてる』感じじゃなくて『イケイケ女性がイケメンを侍らせてる』雰囲気なのがこれまた味があって良かったです。

ゲームとしての遊び心地はSteamのレビューにたらふく書いたのでそちらを参照して頂くとして。改めて何か言うのであれば「この値段でこの量のスチルが収録されてるの、マジでやばくない!?」という点です。

このクオリティのミニスチルがキャライベント毎に2,3枚出てきます。イベントは3回ほどあります。攻略可能キャラクターは9人です。そしてこれは『ミニスチル』です。本命のスチルは別にあります。オマケに娘の将来の姿は50種類以上あります。……分かりますか、絵の多さが……!なんでこの値段でこのゲーム出せるの……?不思議で仕方がないよほんと。加えて『公式画像集』が無料DLCとして配布されているので、ゲーム本体を買うと100枚以上ある素敵イラストがいつでも見れるんすわ!こういうゲームやらないけど絵は好きだなって方にもおすすめできちゃう。1,300円の画集として全然アリだと思います。

微細なネタバレになりますが、私の一番好きなスチルはこれです。超絶プリティ……。こんな天使のような娘を神と悪魔にするルートがまだ残っているので、折を見て再び遊びたいですね。


Oxygen Not Included

このゲームやるの禁止にした方がいいと思う。

余生でやるのがいいと思う。どうしてこんなにも遊べるのか正直分からない。魂を奪われている。シヴィライゼーションですら総プレイ時間500時間ぞ。これ1,200時間ぞ。禁止にした方がいいと思う。

『Oxygen Not Included』はコロニー運営シムです。複製人間3人が謎の惑星の地中で目覚めた所からスタートします。少しの食料となけなしの酸素。このままでは窒息死してしまう!まさに『何もない』状態からスタートし、ロケットを飛ばして惑星から脱出するのがゲームの目的です。おもらししちゃうからまずトイレを設置しましょうね~。トイレしたおてて汚いから洗面所で手も洗ってね~。まずは頑張って生きようね~。たまに息止めてね~。
大気、温度、植物、動物、さまざまな要素がそれぞれに絡み合い生存を脅かしてきます。『安定した生活』を得るのは遠く、日々やるべき事が沢山あり、そのタスクをこなしていくのが楽しいゲームです。やる事が多すぎてメモ帳に『やる事リスト』を作って日々管理してたもんね。(画像)仕事かな???

2023年9月に黙々とやっていたリザルト結果はココです。

ほんとね、面白いゲームだからコレ! オススメの動画いっぱい貼っとくから見て!私と一緒に沼に沈もう!私ひとりだけ置いてかないで!


Wall World

10月🎃にプレイ。サクッと遊べてサクッと終われるボリュームのゲームで遊びたかったので。いわゆる息抜き枠です。予想していた通りに楽しく、予想していた通りのプレイ時間で非常に楽しめました。10時間程度のゲームを探してる人にオススメ~!

穴掘り&拠点防衛ローグライトゲームです。穴掘りで得た資材を使って諸々を強化し、定期的に襲撃してくる敵から拠点を守り抜きます。この襲撃タイミングがこのゲームのミソで、ただ穴を掘るだけの行為に戦略要素を含ませています。もっと奥まで掘り進めたいのに敵が襲ってくるもんだから効率よく穴掘りを進めないといけない。リスクをとって進むか、大事をとって戻るか。そのジレンマがものすご~~く楽しい~~~!進むか戻るかだけじゃなくて、穴掘り能力を強化するのか・拠点の補強をするのか選ぶのも悩ましくて。ゲーム内容を一口で説明できるシンプルさなのに、考える幅と余地がたくさんあるのが本当に素晴らしいです。繰り返しのプレイが飽きない!

ひたすらに掘り、強化し、襲撃をいなす。最初は楽しくても、繰り返しやっていれば飽きが来るというもの。このゲームは1プレイ毎に発生する永続強化(強くてニューゲーム)の手ごたえを如実に感じる事ができ、飽きを出来るだけ遠ざける工夫がされています。最初は激硬ブロックだったのがプリンみたいに溶けるんだよ、そんなん楽しくなっちゃうじゃん!そしてそれすらも慣れてマンネリを感じる頃にはゲームクリア寸前。壁の秘密も気になるし、まぁクリアしとくかーみたいな気持ちになれました。ストーリーが完全に『無』だったら最後まではやってなかったかもしれない。そこのさじ加減が上手だったなぁと思います。
でもまぁラストは「……はーん?」って声出しました。フレーバー、フレーバーだからね……ストーリーはフレーバーだから…。結末はきみの目で確かめてくれ!!!


デイヴ・ザ・ダイバー

12月にプレイ⛄ Steamで滅多にお目にかかれない『圧倒的好評』評価を誇る海洋アドベンチャーです。コミカルなドット絵が目を惹くのが第一印象でした。発売当初から注目してはいたんですが、以前遊んだ『深世海』がクリア出来なかったもので、海モノのアクションゲームに警戒心を抱いており。重力がふわふわしてるゲーム苦手~!!そんな具合で不安を抱えながら手を出した今作、

この値段でこのクオリティのゲーム出されたら困る人いっぱいおるやろ……

と困惑する程に全てが良かったです!いやマジでこれを『インディーゲーム枠』にしてはいけない。個人開発者がこのレベルを求められたらたまったもんじゃないでしょう。(『デイヴ・ザ・ダイバー』が「インディーゲーム」枠なのはおかしいとのツッコミが全世界で勃発。なおスタジオ自体はそう名乗っていない – AUTOMATON)4000円くらいとった方がいいと思うよこのゲーム!安すぎるよ!!

まず驚いたのはドット絵のクオリティです。スタイリッシュでコミカル!合間合間で挟まれるアニメーションがいちいち良い。ジャパニーズ・オタク・カルチャーのサムライ!スシ!アイドル!を誇張して捉えているもんだから、本場日本人としてクスッと来るところもあり。何かを強化する時にアニメーションが流れるんですが、既知のムービーをスキップせずに見てしまう事も多かったです。楽しすぎる。

海潜りアドベンチャーパートに関して。2Dのアクションゲームに慣れ親しんでいない自分でも楽しく遊ぶ事が出来ました。魚獲るの楽し~~~~~!潜る度に地形が変わるローグライト形式である事に加え、天候+時間によって海の様子がガラッと変わるので、毎回新鮮な気持ちで潜れたのが高ポイントです。攻撃してくる魚をスルッと捕獲出来るようになった時の気持ち良さね、ほんとイイ……。
ゲームの話をする時によく『成長曲線』について触れていますが、この作品はそれがホント~~~~~に・め~~~~~っちゃくっちゃ・とんっっっでもなく上手い!!!!『圧倒的好評』である事に深く納得する。目の前の小さな壁はコツコツと積み上げれば崩せ、障害が見えずマンネリの輪郭が浮かびだした頃に新要素を追加し、同じ事の繰り返しに飽きを感じる心のスキマを埋めるストーリーの面白さ!クリアまでに30時間弱かかりましたが、常時なにかしらの目標があってやりがいがありました。ダイビング ⇔ 店経営の繰り返しに飽きを感じた事は確かにある。でも、養殖や畑でダイビングの頻度を落として楽が出来るようになるし、なによりバンチョ寿司の皆がこの先どうなるのかが気になっちゃって、最後までゲームを進める事が出来ました。自動化のタイミングとキャラへの愛着の持たせ方。その全てが「お見事!」と言うしかないです。

『俺の料理』復活!!『俺の料理』復活!!

我、PS時代のゲームに魂を囚われ過ぎでは???『俺の料理』は復活していませんよ。お茶を注ぐアクションが『俺の料理』だっただけですよ。いやなんかもうめちゃ感動しちゃってさ……。こういう給仕が忙しいゲームがしたかったんだよ!
経営パートはフレーバー程度だろうなぁと思ったら思ったよりもちゃんと『経営』していました。どの程度の在庫を表に出すかとか、料理の強化をどこまでするかとか、アルバイトで誰を雇うかとかまぁまぁ考える事が多くて!難しくはないけど考える事はあるよって感じ。だってうめぇ魚をいっぱい取ってきたらお金がない問題なんてすぐに解決するからなガハハ!でもうめぇ魚を取るのはお金を稼いでダイビングツールを強化しないとなんだよな……。海潜りとお店パートがそれぞれに支え合っているのが非常にGoodです。どちらも疎かに出来ない。

食わない点があるとすれば、ミニゲームのボリュームが多すぎる事です。普通なら歓迎すべき事なんだろうけど、ちょっと、あまりにも、すごい、色々、出来過ぎる……!色々したくて色々作っちゃったんだろうけども、現状の半分くらいでいいかなミニゲームは。チェイスが頻発する点が苦手でした。

いやもーホントに楽しいゲームなので『面白いゲーム』がやりたい人は是非遊んで欲しい!ニンテンドースイッチでも出てるよ!高難易度攻略とかキャラ萌えとか、普段そういう目線からゲームを楽しんじゃうタイプなんだけど、この作品は「遊ぶの楽しいなー!」っていうシンプルな感情が強く残るゲームでした。オススメ!


2024年は「絶対に遊ぶ!」と意気込んでいるゲームが今の所ないので、流れで色んなゲームをつまんでいけたらな、と思っています。なんせSteamDeckを買っちゃったので……デヘヘ。2023年は『逃避としてのゲーム』で遊ぶ事が多かったのですが、今年は『息抜きとしてのゲーム』で遊びたいなと思っています。2025年はモンハンの新作が出るのと、シヴィライゼーションの新作がそろそろ発表されると思っているのでお察し下さい。人生楽しむぞ~!!!