2024年もよろしくお願いします

2024年お正月絵の備忘録

相変わらずの感情メモです。分からない事を「分からない……」と呟いているだけでもある。この絵をやっている時に一番分からなかったのがこれ。

TIPS!絵が描きたくなるヒント集』より。ほ~~~~~んと知らん!ずっと知らんかった!この絵だったら十字の中心が濃くなるイメージを持ってた!なんでか分かんないけど!だって2つ物体が重なってるから……。なんかさえぎられるかなって……。なにも……なにも分からない……。「へえ」「そうなんだー」から「なるほどね!?」にならないと覚えられない性質なので、今もまだ分からないまま。なんか頭が納得してない。光と影、像を捉えている仕組みとかそういう事を深堀しないとダメだー!また今度ね!

 

ラフと下書き

構図の設計図。ありがとう3D、愛しているよ3D。未だにパースの事がよく分からないままなので、キャラが複数人いる時はなるべく配置して確認するようにしています。足元を隠すための努力が涙ぐましいし、龍を描く気がまるでないという事がありありと分かって良いですね。

『完成』を最善として何を諦めて何を足すか

バニー絵の備忘録で言っていたこの意識は本当に大事なことだと思う。

下描き。相変わらず「顔が可愛ければヨシ!」の精神でやっています。顔さえ良ければ最悪切り抜いて部分完成しちゃえばいいし……。
左上から視線が通って、琥珀 ⇒ 瑪瑙 ⇒ 上の空白 or 奥の翡翠 に順番に見るようにしたかったので、背景とキャラのスケール・配置は現実の正しさとは反するものになっています。うまいこと△に視線が通ってると嬉しい。

色ラフ。順光にするか逆光にするかという事にまず悩み、結果として『どっちでもない』ふわふわした状態になったのは反省点です。逆光の方が雰囲気は出るけど、私の絵には順光が合ってると思う……という奥底にある意識から中途半端になってしまったな。
鳥居の赤と袴の赤を差別化させたくて、色ラフの段階では鳥居の赤の彩度を滅茶苦茶落としました。こっちの方が空気感はあるな……確実に……。

 

ペン入れ

バニー絵の時はしこたま修正したのに、今回はぬる~っとペン入れが終わりました。そんなに難しい事をしなかったからかなー。それとペン入れのペンをなめらかなものに変えたのもでかいかも。前回は『HiBipencil(Ver.2)』で今回は『Cha pen』(削除済素材)です。ザラッとした感じの線が好きなんだけど、やっぱ1枚絵のペン入れをする時はとぅるっとした線の方がいいんだろうなぁ。でもお気に入りシリーズのソラめのキスの日は毎度ザラッとした線でやってるのよね。うーんうーん。

 

色塗り

色ラフ無視しまくってるのウケる~~~~~。

ウケないぞ。でもなんか『ささら餅の絵』っぽくない…!?ぽいじゃん……?色味に関しては「まあこれでいっか!」ってなるんだけど、塗りの質感については全く納得出来ていないままです。鳥居めっちゃツルッとしてるじゃんね……。分かっとる!分かっとるんだけど、汚れ感が残るブラシでやっても本当にただ汚くなるだけで、どう情報量を増やせばいいのか分からなかったの!明度じゃなくて彩度をずらした色数を増やすのかな……。この話はまたキャラ塗りの時にもします。

あっ!謎レインボーハイライトは私のヘキです!「不自然だよ」って言われても、私にとっての正解だからこれでいいの。へへへ。

琥珀の塗りまで終わり。双子のピンク髪、本当はシェルピンクあたりを想定しているんだけど、心のまま色を塗っているとバチバチに彩度が高いピンクになってしまって反省している。今回は特に環境色と逆光っぽい場面の合わせ技で薄い色をチョイスする事が出来ず、色選びが本当に難しかったです。なんかさ、小学生みたいな色彩感覚で塗っちゃうんだよね未だに。木は茶!葉っぱは緑!みたいな……。そこを脱する事が出来るのはいつの日か。
あとこの状態ってホウキの落ち影つきます!?!?距離若干あるから上記で言ってた『影と影は重ならない』状態なの!?分かんないよお……。

先にも話しましたが、今回一番苦心したのが『塗れば塗る程汚くなる』事です。

瑪瑙の塗りは手抜きしているわけではなく、影やハイライトを細かくやる程に汚くなるのでベタ塗りみたいになっちゃっただけです!!!色選びがヘタだったんだろうなぁ……。
カラースライダーの明度を下げずに色相、彩度をズラして良い感じに色の情報を増やす、っていうのは言葉では分かるんだけど、いざどうずらして何色をどこに置くのかが上手い事出来ない。これは理論+経験がものをいうと思うので、もう少し理解度を高めて経験を積むしかないだろうなぁ。肌の濃い影に青みを足す、みたいに汎用的な正解が決まっていればいいのに。

キャラ塗りと加工が終わった状態。「背景の違和感潰せん!これで完成とする!!」って友達に見せたら「鳥居のとこ、本殿の方からグラデで青のスクリーン重ねたらよくない?」とアドバイスをくれました。そして若干良い感じになったのが完成品です。もうねー、ずっと見てたから『距離感を出すには鳥居の彩度を落とすしかない』⇒『でも赤はくすませたくない』⇒『だったらこれでよくない?』という思考に陥っており、部分的に色味を変えるという選択肢が頭から抜け落ちていてね……。人から意見を貰うのって大事だあ……。サンキューマイフレンド。

 

色ラフからの比較

 

ひときわ大きく変更を入れた場所は空の色味です。冬の空感を諦めて爽やかな青~~~~!って感じにした。一応これには理由があって、色ラフの状態だと色の重みが琥珀と空で一緒だったのよね。

 

 

バリューにこだわりすぎてもいけないんでしょうが、分かりやすい指針になるのでつい過信してしまいます。琥珀の上半身だけ軽くしてあるから、そこに視線が向くようになってると思う……。思いたい……。構図だけでも色だけでも視線誘導は出来んのだ……。むずかしーよー!

 

これからの目標

色相に関する分かんない事潰し……をしたいんだけど、2024年はカラーよりも漫画に力を入れたい気分なので『現状維持』を目標とします!なんて後ろ向きな目標なんだ。でもアレもコレもは本当に無理なのよ。その上で、ちょっと気合を入れた絵を描く時はこうやって色んな事を書き記しておきたいね。備忘録に時間を割きすぎるのも本末転倒なので、適度に、バランスよく。あ!colosoの積み講座は崩す!これは絶対やる!

ここまで目を通して下さった方には「愛してるよ」の言葉を贈ります😘ありがとうございました!頑張り過ぎなくていいようにちょっとずつ頑張る事を頑張りますぞ💪