まだ頭がふわふわしている。
現在11月1日の24時。配信が終わってから、心がずっとあの音楽たちと共にあって現実に帰ってこない。今の場所、今の時間に私はいなくて、ゲームの思い出を抱きながら夢の世界でまどろんでいる感覚がある。すごいなぁ。多幸感ってこういう感覚の事を言うんだろうか。
今しか形容出来ないであろうこの感情を記して眠りにつきます。おやすみなさい。
おはようございます。
はーーー!一晩明けたらさすがに夢心地はなくなりました。ずっと夢の中だったら日々の事に何も集中出来ないって思ってたからある意味では安心した。でもまだ地に足がついてなくて、5mmくらいふわついてる気がする。それだけハッピーだったんだねえ。改めて貴重な体験をしたなあ。
そんなこんなでアーカイブ配信を聞きながらコンサートの感想をちまちまと綴っていきます。
…と、その前に!このコンサートの良さを未視聴勢にも伝えたいので、オススメポイントを叫ばせていただきたく!一人でも多くの人にゲーム音楽の世界に浸って欲しい……!
配信チケットは11月30日(土)まで購入可能で、期間中は何度でも視聴可能です!
未視聴勢へのオススメポイント
ゲームが好きな人による、ゲームが好きな人のためのコンサート
これに尽きる。一見、配信者メインのイベントに見えるじゃないですか。だって【西美濃八十八人衆 ピアノコンサート】ってタイトルだし。
でも全然そうじゃなくて!二人が喋るのは演者さんの紹介と閉会の挨拶のみ。演奏中は二人の気配はゼロでした。驚くほどにね、シンプル。バックグラウンドモニターでゲーム動画の映像でも流しながら演奏するのかな、と予想していたのですが。ないよそんなの!ピアノを聴く事だけに集中して欲しい。その気持ちが舞台構成からひしひしと伝わってきました。
「好きなゲームの演目がいくつかあるけど『西美濃八十八人衆』の2人の事知らないんだよな……」って人も安心して飛び込んで欲しい。隙間トークもゲーム音楽の話しかしてないし。2人の声を聞くパートは10分程度です。
どのゲームの曲も素晴らしい
「ピアノ一台だけで盛り上がるものなのかなぁ」なんて浅はかな事を思っていた自分をおビンタしたい。
凄まじかった。ピアノって凄いんだなぁ……。こんなにも音の色が違うだなんて。いやもう本当に凄くて、これしか言えないわ。なーんも上手い事言えない。
特に以下のゲームタイトルは、演奏時間長めの欲張りメドレーになっており聞き応え抜群でした。
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- ゆめにっき
- To the Moon
- ファミレスを享受せよ
- 学校であった怖い話
- 俺の屍を越えてゆけ
俺屍に関してはなんと『公式』が出てきています。サプライズにも程がある!泣いちゃったもん。昼の部でコンサートを見た人はインターネットでネタバレをせずに夜まで黙っていられたのが本当に素晴らしいよ……尊敬する。
いやほんとマジで、俺屍好きな人はこのコンサートを見て欲しいのよ!絶対後悔しないから!自分の一族を心に持っている、すべての人に見て欲しい……。
原曲重視とアレンジのさじ加減
原曲で全てが完成している曲ってあるじゃないですか。具体的にいうと【To the Moon】の『For River』なんですけど。そこをね、弄ることなく弾いてくれたのが良かったです。
そうやって原作をリスペクトする部分と、アレンジを加えて華を添えるパターンが良い感じにわかれているバランス感覚が素晴らしいなあと!中でも【ファミレスを享受せよ】のメドレーはド派手にアレンジを入れている部分があって、驚きました。
楽曲への感想、私のゲームエピソード
このブログで何度も『ゲーム体験』という単語を出していたと思います。私が大事にしていることです。この『体験』と『音楽』が結びついた時の感情の発露がとにかく凄まじくて。こうだったな、ああだったな、っていう記憶がブワーッと蘇って来る。楽しかった、面白かった、悲しかった。音楽の力があれば、いつだってその感情をゲーム画面とともに思い出せるんだってビックリした。普段聞くゲームサントラでもそれを体験してはいるけれど、そっちは軽いトリップという感じで。コンサートで聞く音楽はさながら『時間旅行』とも言える程の酩酊感がありました。コンサートが終わってからずっとふわふわしてたもん。
やーーーーもう「すごい」しか言葉が出てこないのが情けないんだけど!この先もずっと同じ事しか言わないと思う!この記事は「俺屍好きな人は配信見てくれ……頼む…!」と「語彙とかどうでもいいから自分の感情を吐き出しておきたい」の50:50で出来ています。
To the Moon
『To The Moon』と『For River』の両方欲張りセットをやってくれるとは思ってもみなかった……!だってさ、【To the Moon】にはいい曲がいっぱいあるわけじゃないですか。ゲームの流れをメドレーにして、トリに『For River』をもってくるのかな、と思っていました。
でもそうじゃなくて、ゲームの枠を丸ごと使ってキーとなる曲を演奏してくれるっていうのが「分かってるなぁ……!」という感じでいっそ悔しい!「この曲を聞きに来たんでしょ?さあ存分に聞いてくれたまえよ」っていうドヤすら見えるよ。
先にも申し上げましたが、楽曲をほぼそのままで派手にアレンジが効いていなかった事も涙がちょちょぎれポイントです。ありのまま、そのままで良い。だってこれはリバーのための音楽だもの。
ファミレスを享受せよ
個人的なエピソードなんですが、ファミレスのピアノアレンジが本当に好きで好きで、二か月ほど毎日聞いていました。夜、寝る前の日記を書く時に流していたんですが、良い感じにチルい気分にさせてくれるんです。退屈すぎず、気分を上げすぎず。
そして現在、【過去を照らす光】をループさせながらこれを書いているんですが、ドリンク片手にみんなの席をぐるぐる回遊していた感覚が蘇り、なんだかチルい気分です。この体験を自分の中に落とし込めたがゆえに、BGMを聞くだけであの場に帰った感覚になるんだろうなぁ。あの流れをやる事に意味があったというか。
今回このコンサートでファミレスメドレーを聞いた時、「>ドリンク片手にみんなの席をぐるぐる回遊していた感覚」は蘇りませんでした。なんでかって、音に感情がこもっていたからです。
サントラで聞く音楽は短いフレーズの繰り返しで、それがムーンパレスでの「同じ事の反復作業」を思い出させてくれた。
コンサートで聞く音楽は、音の強さと温度が楽曲ごとに違っていて「ムーンパレスで起こった事」を思い出させてくれた。
とくに『月の光』で若干ミステリアスな流れを醸し出したあとの『フライ・ミー・トゥー・ザ・レストラン』の気だるげな音色よ!!たっっっまんない!!ファミレスをくるくる回った後に生じた慣れからくる退屈さをこれでもかと表現している……!もうね、ゲーム再現なのよこのメドレーが。
私が大好き『総当たり』はもう少し尺をとって欲しかった感はありますが。でもしょうがないね、ファミレスメドレーでファミレス1本分プレイしちゃってるから。
最後さ、大好きなのね。ゲームの、物語の終わり方が本当に好きなの。だから『月に座るひとり/ふたり』を聞いた瞬間、あの二人が座ってる絵が脳内にパッと映って、感極まってはらはら泣いちゃった。月と共に私の心も感動で満ちに満ちしている。本当に贅沢なメドレーだよ……。
そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!
すまない。正直音楽の印象が全然なかった。すまない。大いなる寿司の意志とたまごくんを愛でつつ二人がわちゃわちゃしているのを見守る動画だったので……。
だけども改めて音楽を聴くとメッチャいいのね!?おそろしく音楽がよくてビックリしたわよ!とくに連弾で弾いた『バンバード』。凄かったねえアレ……。ピアノってあんなにも音の幅あるの……腕が4本あるとこんな事も出来るんだ…って呆気にとられちゃったよ。現地組の手拍子がさながらもう一つの楽器になっているようで、会場の熱と興奮が伝わって来てめっちゃ好きです。
リクエストメドレー
【薔薇と椿】の盛り上がり方ハンパねえなあ!こんなにも頭に最適な曲あるか!?いや、ない。
で、そこからの【絶体絶命都市】。これもそろ寿司と同じで音楽の印象があまりないゲームでした。でも音を聞いた時、「ポカ子のオルゴールじゃない!?」って思い出せて。やっぱり作中で強いエピソードが紐づけられている音楽は違うなぁ……。頭のどこかで残っている。
【ウツロマユ】からの『繭籠り』はなんかもう良すぎて大好きで本当に心からI LOVE YOUなので。自分の感情を過不足なく伝える言葉を思いつかないです。アレンジの仕方が最高だった。ありがとう、ありがとう。ほんともーなーんも言えん!ピアコンのアーカイブを聞きながらこの文章を書いているんですが、この曲が流れたら自然と手がとまって何も書けなくなってしまった。ただただ、音楽に浸りたい。
感情を盛り上げに盛り上げたあとの【グノーシア】。エンディングの時の曲。実はこの曲もあまり印象に残っておらず、どこで流れた曲かすぐには分かりませんでした。サントラは持っているし、繰り返し聞いている時期はあったのですが。
この曲が流れた場面、あまりのことに思考が留守になってて曲単品の事をあんまり覚えていないんすわ……。さんざ「ゲーム音楽を聞くだけでゲーム画面と感情を思い出せる!」って言ったのに、ここの記憶があまりにも遠い。
……でもそれって悲しい事じゃないなって。それもまた思い出だもの。あの人を置き去りにしたままにエンディング画面が流れて、音楽に浸るどころの話じゃなかったんだよゲームプレイ時は。それが【グノーシア】における『わたし』の体験。この音楽を聞いて、思い出の引き出しから取り出せる感情。
そしてこれはマイフレンドの言なのですが、リクエストメドレーでオープニング⇒メニュー画面⇒クライマックス⇒エンディングを構成するのエモーショナルすぎるでしょう、と!完璧すぎるぞ。
学校であった怖い話
あーーーーー新堂さんのテーマ現地で聞きたかったなーーーー!がっこわ、新堂さんのテーマ絶対流れるって!!岩下さんの可能性もなきにしもあらずだけど。両方流していいのよ。でも「で、出たー!」って感じがあるのは日野さんのテーマだよね。
過去の自分へ、ここに記載した全ての楽曲が流れましたよ……。
新堂さんは分かるじゃん、確定枠だよ。だって稲葉氏が「俺の登場シーンは新堂さんの曲でお願いしたい」って言ってたから。だから新堂さんが来るのは織り込み済だった。一方の岩下さんのテーマも「動画編集中の作業BGMにしてる」って言ったから可能性が高いと思ってたの。
それで新堂さんから始まり、岩下さんに繋がり、風間さんになり(見てる最中は細田さんだと思ってた)、福沢のテーマまで流れて。これは語り手メドレーだな、って思っていたら、
日野さんのテーマが流れるわけですよ………。
ちょっとあんまりにもビックリしすぎて……。「マジかー!」って連呼してたと思う。ライブ配信時の記憶があんまりないわ。友達が横で「やったじゃん!」って喜んでくれてた事は覚えている。自分の様子は記憶にないです。それくらい衝撃だったんだ……。
私にとっての【学校であった怖い話】は、思い出がキメラされた作品です。むしろ過去形ではなく「されてる」。
はじまりはゲーム発売当初の記憶。小学校が終わってから家に集まって、みんなでゲームをプレイした記憶。飴玉婆さんの話と赤い糸の話がとくに盛り上がったかな。トイレの話は怖がるより笑ってたと思う。
そしてその次の記憶が、作業用BGMとして稲葉氏のプレイ動画を繰り返し見ている現在。自身の漫画を描いている時にお供にしている事が多いんです。その理由は過去に書いたので割愛するとして。
そんな具合で頭がケルベロスで身体がユニコーンみたいな悪魔合体をした思い出になっているのが今作で。過去と現在、両方に強い思い出があって、それが喧嘩をせずに同居している。私にとってとても特別で大切な作品なので、このメドレーを聞いて心が震えました。がっこわの曲聞いて泣く人あんまおらんやろ。私は泣いたぞ。本当に、本当に良いメドレーでした。ありがとうございました。
俺の屍を越えてゆけ
私よりも友達が死んでいました。私はホラ、がっこわメドレーが本命だったから。もう満足してるのよここが始まった時点で。それに自分は俺屍をプレイしたのが二十前後の事だったので、思春期の多感な時期にプレイしたという「思い出補正」がそこまで強くなくて。大大大好きな作品なのは勿論なんだけど、自分の礎にはなっていないというかな。
そんな私の一方で横にいる友人は高校生の時に俺屍をプレイしており。……死にますねえ! 今までわっきゃわっきゃしてたのが急に真顔になり黙り始めた事に「(分かる……)」ってなってました。自分が少し冷静な時に冷静じゃない人を見るの楽しいですね。がっこわではこの逆を食らってたのでお相子です。
話を曲に戻します。木原さんが「ご機嫌バンドアレンジ」とおっしゃっていましたが、それが本当に素晴らしくて!!『京の春』を聞いた時にイツ花の顔とメニュー画面が頭に過ぎらない人おる!?おらんじゃろ!あれって俺屍プレイヤーが幾度となく見て来た「日常」なんだよほんと。なんだったら桜の花びらが目の前に過ぎった気にすらなったよ私は。凄かった、ビックリした。
『戦闘』はさながら『熱狂の赤い火』がともったかのような気分にさせられました。あのスピード感と高揚感!そしてそこからの『決戦』。日常の延長線上にある戦いではなく、最終決戦の音楽。自分の一族の事を詳細には覚えていないのだけど、楽しかったな、面白かったなって感情が一気に沸き出した。
これは【西美濃八十八人衆ピアノコンサート】で、俺屍が演目に入った切欠は『脇下一族列伝』だけど。それでも。それでもこの曲は、この演奏は、プレイした人がおのおの大切にしてきた一族のための音楽である。そう思えるメドレーでした。
『花』に関しては言う事ないです。名曲。最高。以上!
ゆめにっき
自分ではプレイしておらず、かつ実況動画も見ていないので言及するのもどうかなと思ったのですが、コンサートの素晴らしさを語るにおいて黙ってはおけず……!
私ではなく友達が気付いた事なんですが、
【ゆめにっき】で終わるの、「夢からさめる」って事か………
って。
開幕も【ゆめにっき】で、そこから始まるのって納得感があったんですよ。二人の代表作とも言えるような動画だったし。ああ、掴みはデカイところから始まるのね、って。でも多分そういう意味で頭に持ってきたんじゃなくて、「今から夢の時間が始まりますよ」って合図だったんだなあって。
構成が……構成が素晴らしすぎる……!これが「コンサート」のちから……。単曲でも、メドレーだけでも成しえない物語力。とても良い体験をさせて頂きました。
他の方の感想を読んでの追記です。(⇒ 西美濃ピアノコンサートの感想 / 青鹿毛)
終わりの音楽、セーブの音楽なのか………!!………ここでさあ、自我をさあ、出してくるのはズルくない?(⇒◆パラノマサイト FILE23 本所七不思議 実況プレイ◆感想回《陽》) セーブという行為に並々ならぬ思いを寄せる稲葉氏の事を知っているからこそ、ああ彼の希望でこのセトリになったんだな、っていうのがありありと分かる。たまらんな……また目頭が熱くなっちゃったな……。セーブかあ。そうか……そうだね……。
自分の思い出と感情を軸にザクザク感想を書きました。ここまで読んで下さった方がいらっしゃったら感謝を。お付き合い下さりありがとうございます。
いやー、後から読み直したら色々と恥ずかしい事になりそうな感想文だなー!思い出語りと「良い…」しか言ってないからな!でもこれが素直な気持ちよ。勢いでバッと出さないと蔵に入れてしまうからペッと出すぞ。
私はゲームが好き。ゲーム音楽も好き。そしてそれを大事にしている人たちの事も好き!
ゲームが好きな人によるゲームが好きな人のためのコンサート、ほんっとーーーに最高だった!しばらくはこの思い出を糧にして日々を歩んでいきます。ハッピー!


