2024年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
144
ニセモノの錬金術師 1巻

カドコミで毎週楽しみにしている作品。初っ端からダーク……というか、だるまさん要素があったので読み進めるか迷ったんだけど(欠損表現がとても苦手)お話が面白いので多少の不得意には目をつぶれました。ココさん周りは苦手が満載なんだけど、どのエピソードも気になる事が山盛りで!治療ひとつとってもいきなり胃に物を入れるとビックリするから皮膚から栄養を染みこませるとか、現実ベースにファンタジーを加えていて良い……。ポーションも万能ではないのだ……。
原作が既に完結している作品ゆえにネタバレを目にしちゃったんだけど、ココさんが呪いをかけられているのは「さもありなん」らしいのでそこが興味深いです。どゆこと~!? ココさんは悪いエルフなの……? あの呪いが悪意ではなく『愛』なのも謎すぎる。物語の大目標としてメッチャいいですね、ココさんの再生と正体の謎。

この漫画のヒロイン、と思わせておいてヒーローみたいな雰囲気があるノラさん。可愛くてかっこいい~~!ヒーロー役はこっちでは?と錯覚するほどに格好いい。したたかで賢い女の子っていうのはいいものだなぁとしみじみ思います。でもノラさんってブサイク設定なのね?めっちゃ可愛く感じるから我ら読者はパラくんフィルターを通してノラさんを見ているんだな。
おおよその物語って主人公の掘り下げを少ししてからヒロインに出会う印象なんですが、この作品は主人公のパラくんを全然描写しないままヒロインのノラさんに会っているのが印象的でした。なんか急に話が進んだ感。でもこれ、思い返すと凄い上手だなぁと。パラくんに思い入れのある状態でノラさんに出会っていたら、彼女の手のひらでコロコロ転がされている感がしてちょっと不快になってたかもしれない。だってパラくんちょろいんだもん!思い入れなくても心配になるレベルでちょろい!利益出し過ぎやろ!しかし、パラくんの掘り下げがなくノラさんが登場した事で、両方が主役の漫画なんだなと思える事が出来ました。二人とも良い感じに利益を享受して欲しいな……。パラくんってアホみたいに優しいけど、優しいだけでアホじゃないのも好感が持てるポイントだなぁ。パラくんとノラさんは色々な意味で相性が良いらしいですが、ここまでの内容で十分に分かります。ノラさんカッコいい可愛い、パラくん可愛いカッコいい。いい凸凹。

大目標が『ココさん』なわけですが、小目標の『お金を稼ぐ』パートも無茶苦茶ワクワクするな~!世界観の作り方がすごく丁寧で、ゲームの攻略本を見ているかのように心が躍ります。分子とかマナとかその辺の説明も丁寧で凄い。文字だけで情報を開示せず、絵でキチンと示してくれるから頭に入って来やすいです。そう、これは『漫画』だからな……。青春時代にこの作品に触れていたら、世界観作りで影響を受けていただろうなぁと思う程度には様々な描写が魅力的で。ふんわり不思議パワーに説得力を持たせるのが上手すぎるのよ。『幸運魚』の作り方とかそれっぽくて素晴らしい……。基礎ポーション作りが料理っぽくなるのも良いよね。ぐつぐつ。

パラくんのチートにも欠点があるのも良い要素だなぁと。完璧であるがゆえの欠点。なるほどしかいえない。完璧な状態ってそりゃあもう「すごい!100点!」って感じじゃん?って思うんだけども(語彙力ゼロ)、その状態こそが不自然でダメっていう風に思考を持っていけるのが凄い。考えた事あんまりなかった。
それに『出る杭は打たれる』事への話が早々にあるっていうのも珍しく感じました。主人公たちやサブキャラクターだけでなく、全ての登場人物に感情がある風というかな。世界の色と温度を感じる。

ノラさんが可愛い&カッコいい!世界観凄い!ココさん何!?だけ言おうと思ったら結構アレコレ書いてしまった。毎週の楽しみが増えてとても嬉しい。当面は原作を我慢してコミカライズだけ味わっておきます。

20240203172038-motiri.jpgニセモノの錬金術師 1巻
(コミック:うめ丸 / 原作:杉浦 次郎)

#ニセモノの錬金術師 #MFC

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2024年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
143
多聞くん今どっち!? 7巻

うたげ、ハウスキーパーをやめる。

という劇的な終わり方を前回していたので、続きが気になって仕方がなかった!!ジメ原くんがジメジメしてるんだろうなぁ、と思ったらそれどころか大泣きしてて可愛い😊 そしてそれにほっこりする暇もなく、桜利くんの汚い笑顔が飛び出してきてメッチャ笑った。色々ズルいよあの顔はー!!こんなんギャグオチで終わると思うじゃん。いやー…………予想に反してのストレートで真っ直ぐな好意のアピール、大変良かったです……。私、眉上がり照れ顔が好きなんで桜利くんの顔面が好きなんですよね基本。ゆえにあの表情での半告白に顔が綻びまくっちゃいましてねウフフ。……でも『推し変』って言葉じゃ伝わらないんじゃないかな……。

多聞くんさあ、ストーカーすんのは本当に良くないってオバちゃん思うワケ。いい感じにキモいとこ出してくるじゃん。※ちょっと貶してちょっと褒めてます。
そしてうたげちゃんにとってのアイデンティティが『多聞くん』になってた状態って、現代の推し活の薄暗いとこがちょっと見えた感じがします。駆り立てられるほど『他人』に夢中になっていないと自己が保てない状態って、けっして正常ではないと思うので。推しとの適度な距離感大事~。ハウスキーパーを辞めた事がキッカケで『多聞くん以外の好きなもの』を見つめ直せたよ、という話の流れになるとはちょっと意外でした。うたげちゃんの掘り下げ回になってて良かったな~。あと無邪気で辛辣な双子が好きです。多聞くん(feat.ジメ原)に対する客観的意見、そうなるよね。

そしてやっぱり桜利くんの言葉は伝わってなかったですねぇ!!!当て馬ポジション……哀れ……愛おしい……。
うたげちゃんが「好き」の気持ちを隠して傍に居る事を決めたわけですが、ここからどうお話が転んでいくのか楽しみだなー!ジメ原さんを撫でたくて我慢しているうたげちゃんの心象風景が最高。たもうた、私の大好物シチュなんよな……。ただ、無限に続くとマンネリしちゃうのも事実なので、いい塩梅で何かしらアクシデントを起こしつつ、良きところでまとまって欲しい…!10巻以上続く少女漫画が読み進められない…!

渋々連絡先交換するF/ACEのみんなのコマ、味がありすぎる。アイドルとしての意識が高いみんなに花丸です🌸

倫太郎くん、マジでめちゃくちゃ喋るじゃん……。「はーん、一人くらい裏の顔がない子もいるんですね?」と騙されていたよ。めちゃくちゃ喋るじゃん……。F/ACEの面々と感想が被ることになるとはな……。いやいい漫画だよホンマ……こうやって思いがシンクロすると登場人物に愛着湧いちゃうもの。次巻の倫太郎くん回たのしみ~!

作品にかかわらない余談です。

今回は一話読む事に感想をしたためていく形式にしたんですが、なんか違和感があるというか感情がぶつ切りになる気がして悩んでいます。瞬間最大風速で吐き出しちゃうから書きやすいのはそう!でもなんか『〇巻』の感想になってるのは前回までの形式なような気がする。……あー、短文の連続になってるのか今回!なるほどね。それはそう。感情のメモ書きだけ残して、文章自体は1巻まるごと読んだあとにしたためた方がいいなぁ。単話形式の作品なら短文の連続で良い気がする。ラクに楽しく書ける方法を試行錯誤していくぞ。畳む

20240124094450-motiri.jpg多聞くん今どっち!? 7巻
(師走 ゆき)

#多聞くん今どっち!? #花とゆめ

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No.
142
ハクメイとミコチ 12巻

【第91話 キュウリのサンドイッチ】小説を読んで頭に浮かんだ味を食べたいって何~~~~!?ハクメイ、めっちゃおもろいこと言うな……。キュウリさあ、小人さんサイズで食べると種の食感が目立って面白そうでイイね。薄切り+クリームチーズのサンドイッチ美味しそう!それに「ハクメイの作るもの大体好き」って言ってるミコチのキュートな事よ……。オチも素晴らしかった。絵も食レポも上手いからお腹が空くなぁ。

【第92話 宿と地のもの】初っ端2話から食べ物要素が多くて歓喜の舞。ふらっと旅に出て地元の物を味わうって素敵だ。私はそういうギャンブルが不得意なのでミコチが羨ましいです。これだけ食に貪欲ならそりゃ料理上手にもなるなぁ、とも。

【第93話 お菓子と刃物】基本的にフレンドリーな人ばっかり出て来るから、包丁研ぎのハルシナさんは珍しいキャラをしてて「おっ!?」となりました。「>包丁を研ぐところ 見せてくれないか?」の嫌な顔メッチャ良いしコマ割り最高ですねココ!表情で返答が先読みできる。そしてハルシナさんのデレがはや~~い!かわい~!!

【第94話 お祝いの手料理】コンジュとセンの組み合わせ好きだからガッツリ二人で絡んでるの嬉しいな。魚のパイ包みパート、料理というよりは工作で笑っちゃった。
コンジュのいいとこをセンが見事に言語化していてニッコリしちゃう。前回も似たような事を書いたけど、ダメなところを補う能力が高いよね彼女。今回の話で一番可愛かったのは、センが人にグイグイこられて困っているところに『つるり』と現れて助け舟を出すところです。表情とオノマトペがすっごい良いんだ。おてての添え方もイイ。

【第95話 恥じらいと装い】自分の『可愛い』選んで浮かれてるハクメイが可愛いので、この話の感想はもうそれでいいんじゃないかな、と私は思うわけですよ。基本的に私はキャラの照れ顔が好物なので、この話にニヤニヤが止まりませんでしたわよ……。ニチャ……って感じじゃなくて正しくニヤニヤしてた……ふふ……へへ……。お着替えをイツメンに見られたハクメイの動揺が最高ですわ~!

【第97話 憧れの喫茶店】まずい、今回「可愛い」を連発させてしまう。代わりの言葉が見つからない。お茶会バトルを勝手に一人で繰り広げているウルムちゃん愛いですね……。高校デビューを頑張る的なさ……そんな健気さ………。でもここにミコチ選手はいけませんねえ!!強すぎるわよ。そもそもとして見栄を張る場所ではないんだけども。憧れの場所にとって相応の自分でいたいって気持ちは悪いものじゃないと思うので。
『目は口ほどにものを言う』と言いますが、ウルマちゃんに関しては口元が色んな感情を表現していて良かったです。卑屈な感じが現れている。『初めてのクッキー』を店長さんと二人で食べれて良かったねえ……。持ち寄りカフェ、また出てくるといいな。

【第98話 内緒の仕事】睨んでるナライ会長好き。私、ナライ会長のビジュアルこの漫画イチ好き。ハクミコ世界のプロフェッショナルの皆さん、生きるために技を会得したんじゃなくて、好きで好きで仕方がないからそれで生きてるっていう人たちばかりだよね。だからお仕事してる姿がキラキラ楽しそうで、それを見てるだけで心がポカポカする。楽しいのお裾分けをされてる気分だ。

今回はゆっくり読んでそのたびに感想をしたためていたのだけど、こんなにもいちいち話す事になるとは思わなかった!お料理回が多かった影響は大いにある。ハクミコのお料理描写ホント好き~!あとお風呂。

20240123112449-motiri.jpgハクメイとミコチ 12巻
(樫木 祐人)

#ハクメイとミコチ #ハルタ

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No.
141
信長のシェフ 36巻

本能寺燃えとる!!!!!!

ウワーーー!!恐れていた本番です!本能寺の変です!!マジのガチでクライマックス!!

「銃の扱い一つ 覚えておれば良かったものを……」

このシーンでの光秀の表情が本当にたまらん……。良き理解者で良き仲間だった人を今から殺すっていう、色んな思いがぐちゃぐちゃになった顔。目、死んでない。生きた表情だった。

望月さんの楽観的なところがなんか、ちょっと。という話を以前して、一周回ってそれに救われてきたという事を前回書きました。今回も彼のそんな姿に安心感を覚えたと共に、限界状態のケンの隣にいるのが望月さんで良かったなぁと改めて思いました。ケンと同じく、平成の時代を生き戦国の時代で家族を築いた人。言葉も理解もふわっふわでぽややんとしているのに、行動ひとつひとつは命がけっていう本当に不思議な人だ。破傷風のくだりとかね、油断してるとホント死ぬからね……!大事だよ!

そして本能寺での上様無双格好良かったなぁ!!!!いや別に無双して戦況を翻してるわけじゃないんだけども。「弦が切れたって弓本体でなんとかできらぁ!!」っていう動きがすごくて。キレッキレッ。第六天魔王の名は伊達じゃないぜ……。
今までどれだけ謀反にあおうが己を省みる事なんてなかった信長だけど、今回初めて「足りないところがあったのは自分の方だったのか」という感情を吐露してビックリした。それほどまでに光秀が大事で、光秀に甘えていたっていうね。「言葉が足りない」って奥さんにさんざん言われていたでしょうに……!

蘭丸も槍で応戦してたの格好良かった~!蘭丸は本当に格好良くなったよ……あんなにちっこかったのに……。森家は代々ケンと夏さんを見守るって役目があるからな、生まれて来る赤子を抱くんだぞ蘭丸。初恋のおわりをキッチリ見せてくれよな……!

楓さんから井上さんに渡ったバトンの行方がすごく気になる。"凡人"の井上さんだからこそ色んなものをスルーして何かが出来る可能性が大きいっていう。あと本能寺の台所に誰かいたっぽくて気になる。
そしてこの世界線では特に重用されている様子を見せていない黒人の弥助も再登場してビックリ!何かしら大きな行動を起こしそうな感じ……!?弥助はピュアピュアで濁りのない瞳をしているのが大変に良いね……。あとカタコト言葉の真っ直ぐさがこの場面でなんか妙に効く。取り繕う事もなく偽る事もなく、ただ真っ直ぐに聞こえるからだろうか。

秀吉の到着の仕方がよぉ~~~カッコいいんだよなぁ~~~!!コミックスラストにこの流れはズルいよ~~~~~早く次のお話読みたいのよ!どうするの、どうなるの。全てを救うのは無理。でも登場人物みんながそれぞれ納得して終わって欲しい。


20240113173106-motiri.jpg信長のシェフ 36巻
(梶川卓郎)

#信長のシェフ #芳文社

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2023年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
140
ラーメン赤猫 6巻


祝!アニメ化!

ショートアニメ向きだしするだろうなぁとは思っていたけれども。『インディーズ枠だからコミックスが出ない』という場所からアニメまでいっちゃうんだもんなあ。実に夢がある!漫画原作のアニメは見ない事が多いんですが、赤猫はキービジュアルが可愛かったので見ようかなと思っています。優しい色合いで好きな画面。みんなのCVがイメージ通りでありますように……。

結局のところ「可愛い!」に帰結してしまう感想が多いので、今回の感想は意識して控えめで~!それでも言いたい「可愛い!」を言っていくぞ。

赤ちゃんのクリシュナちゃん超可愛い〜〜〜〜!(1カワイイ)私、アンギャマン先生の描く猫科のお鼻周りすごいすき。ふくふくふっくらしてる。そして野良勢と飼い猫勢の表情の描き分けも凄い好きなんだな。あの鋭い目つきがあるからこそ、今のまん丸お目目のサブちゃんが可愛い。(2カワイイ)

婚活のお話は外野からの感想が賛否あって印象に残っています。私は初手ラーメン屋ヤダ派だよ!!自分が好きな店に連れていたい気持ちはすごい分かるけども~!!ゆっくり食事して、ゆっくりお喋り出来る場所に行きたいと思うよ。
それはそれとして、お相手さんは「猫が苦手」を隠せてない面とかでチョット嫌な感じに描写されていたけどれども、オマケでその辺りのフォローされていたのが良かったです。

ハナちゃんガチ勢のお二人、前巻の感想を書いた時には既に【六十四杯目 ぐうぜんなんです!】を読んでいたので『人間のニューフェイス』ってネタバレじみた事を書いちゃってましたねテヘペロ。赤猫は毎週読んだら一言感想メモしていく形にしないと今回のようにブレが発生しそうだな……。
話を戻して。この二人は本当に赤猫とハナちゃんが好きなんだな~っていうのが言葉よりも振る舞いから出ていて可愛いですね。(3カワイイ)口から心臓がまろびでそうな表情をしている。今はまだ営業モードのハナちゃんしか見ていないわけだけれども、素を出した彼女にどう感じるのか。それを観察する楽しみが増えたなー!

猫が喧嘩する時の「マーオ!」を赤猫で再現されるとは思っていなかったぜ……。そう、メンチを切りながら徐々に距離を詰めていくんだよな……。瞳孔まんまるでじりじり近づくサブちゃん、良い。

金持ち猫のテトラちゃんの猫らしさは『猫とは本来どういう生き物か』を思い出させてくれる存在で目から鱗が落ちました。そう、一周回って落ちたのよ、鱗が。赤猫の皆が優秀すぎて『猫』という生き物についての本質を忘れていた。気まぐれだしずっと寝てるのが猫だよなぁ!テトラちゃんの仕事に対する姿勢はともかく、オマケで描かれていた『なんでも言うタイプ』なのがすっっっっっっっごく可愛くて(4カワイイ)好きになっちゃいました。風通しが良いキャラって好きよ。

よし、思ったよりも「可愛い」が控えられたな!6巻もボリューム満点で楽しかった~!次からは毎週感想メモして書き方を少し変えてこ。7巻も楽しみです。アニメでの皆の声も楽しみです。

20231217123115-motiri.jpgラーメン赤猫 6巻
(アンギャマン)

#ラーメン赤猫 #ジャンプ

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No.
139
異世界の沙汰は社畜次第 5巻

表紙のコンドゥさんが絶妙な表情をしてて良い!!巻を重ねるごとに表情が無から有になっている感じ。表紙がコンドゥさんとアレシュ様のツーショットで統一されているから、関係性の進展をここからも感じられて素晴らしいですね。4巻が驚きで5巻が困惑。6巻では泣いてたりしない?あと数年は来ないであろうコミカライズの最終巻では全力笑顔でお願いします。

聖女ちゃんこと白石さん、思った以上に出番があって大変によろしい〜〜〜〜!頑張っててえらいし、囲われの鳥じゃなくなって自由に羽ばたいてる感が全力で出ているのが好印象。自然と応援したくなる。顔のいい男に弱いのも親近感が湧く要素で収まっているのが絶妙な匙加減。いいよな、顔のいい男は。
変化がありつつも、『感情で物を言う』事をやめていないのがらしくていいなぁと。この世界の仕組みを分かった上で、それでも子供たちに幸福であって欲しいという我がまま。感情で動く聖女の白石さんと、理論で考える使徒の近藤さん。この二人が共同で何かをやるってハチャメチャに強い……!意識改革という異世界転移モノの花を二人がタッグを組んでやると思わなかったので、まさかの展開に胸が踊りました。

宰相様が恋のライバルに名乗りを上げなくて良かったなぁ……。怖いよあの人!アレシュ様を猛犬、コンドゥさんを鎖って喩えているのが分かりやすくていいですね。首輪ではない。その一方、「囲う」という発言で「自分だったらお前に首輪を着ける」という意思表示をハッキリとするのが宰相様の魅力ポイントでもあるなぁなんて。腹の底が見えないタイプじゃなくて、自ら己の腹をチラ見せしていくスタイル。それゆえにちょっとだけクリーンに見えるというか。あらためて、原作1巻パート前半での宰相様の『敵か味方か分からない』感は本当に絶妙だったよ……。物語の起伏の細かい部分を担っていたキャラだと思う。

アレシュ様とコンドゥさんの関係性って、ただ気持ちだけの問題じゃなくて『政治』が関わってくる事がいいスパイスになってるなあと。王城の人間は概ねそれ込みで見の姿勢をとっているけど、お屋敷の面々は純粋にアレシュ様の恋路を見守っているのが癒されます。シリアスとほのぼのぼのでいい対比だ……。

『聖女への対応を誤った王子』って汚名を注ぐ機会がないまま作品から退場するイメージがあります。が、ユーリウス殿下はちゃんと挽回していこうとする描写が差し込まれていて魅力を感じました。白石さん関係のポカは若干継続中ではあるんだけど、『兄属性』が生えてくる事の威力がさぁ!!小さい時に別れた腹違いの弟の好物を……大人になっても……覚えている……。このエピソードは強い!

恋愛模様が主題になりすぎず、職場改革が着々と進んでいくところが本当に好き!5巻になってもタイトル通り社畜してる。うっかりと国の暗部みたいなものを暴いちゃったわけで、そっちの進展も楽しみにしてます。人間蓄電器。

主人公二人がそれぞれお仕事を進めながらも、本筋の恋愛進展もしっかり&ガッツリあってビックリした!コンドゥさん、ちゃんと恋してるやないの……。遠征の延期を聞いて不安な顔してたの、バリアの有無(自分の体調)の事を気にしてるのかと思ったらそうじゃなかった。以前のコンドゥさんだったら自分の命の危機が先に来てたと思う。相手のことを案じてのあの不安顔、大変によろしい。アレシュ様も情熱的に攻めまくってて可愛いですね。「待て」もちゃんと出来てえらい!褒められたい系クールわんこ。

20231217110645-motiri.jpg異世界の沙汰は社畜次第 5巻
(コミック:采 和輝 / 原作:八月 八)

#異世界の沙汰は社畜次第 #Bs_LOG

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2023年11月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
138
田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 11巻

ゼウスさま登場するんだ!?!?舞台装置としての要素ではなく、物語にガッツリと神様が絡んで来る系の異世界転生って相当に数が少ないと思っている。超人気作だと【無職転生】はガッツリもガッツリよね。『何故異世界に呼ばれたか』辺りの設定とバランスが整っていると、現代知識無双や能力チートものというジャンルから一転、ファンタジーに姿を変えるのが面白いなあ。……変化っていう言い方は正しくないかも?漫画の枠組みが拡大される的な感じ。

避雷針やら絶縁体やら磁石やらで戦っていくの楽しかった~!マサルは戦う人ではなく作る人だからな。前回も話したんだけど、マサルではなくランスロットが『勇者』なのメッチャいいポイントだと思うのよ。異世界転生者がアレもコレも全部やってく感じじゃないのが燃える。今回も人に任せる部分と自分が踏ん張る部分で別けたのが『総力戦!』って感じで熱かったです。

相も変わらず作画アシスタントさんのパワーを画面からひしひしと感じる……!!背景の気合いの入り方よ……。機織り機の図解も分かりやすくてよかったです。前回のガラスの作り方といい普通に勉強になる。
漫画から少し話が逸れるけど、車輪の発明って本当に凄かったんだなーと水車を見て感じました。円のパワーがなければアレは生まれないわけで。文明を発展させる漫画であるがゆえに、何がブレイクポイントなのかハッキリと分かるのが面白いなあ。言葉、農耕、道に並ぶ発明品だと思うよ車輪。

ヴィンターリアに人がちょいちょい増えていっているさまも、シミュレーションゲームを見てるみたいで楽しいなぁと。「マサルおかえり!」の場面でそれが表れているの好き!人や物が増え、街の様子も着々と変わっている。テント張りの家と木の柵から始まったんだよなぁ。しみじみしちゃう。
そしてメイちゃんとリュリュちゃんが同じ画面に居てニコニコです☺️ かわいいね。

ビクティニアスさまがしばらく街に滞在という事で、何かしら大きめの恋愛イベントが起こりそうな感じー!?今回は戦闘がメインだったから、日常回をモリッと挟んでくるのは大歓迎ですわよ!わくわく。

20231124113713-motiri.jpg田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 11巻
(コミック:うさぴょん / 原作:古来 歩)

#田舎のホームセンター男の自由な異世界生活 #角川・コミックエース

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No.
137
僕のヒーローアカデミア 39巻

表紙すごい好き。


冷さん、冬美さん、夏くんが、轟くん(焦凍)に繋げたの良かったな……。地獄の轟くん家はまだ続くけど、家族みんなが一緒の方向を見たうえでの地獄だからそれでいいんだろう。

『No.249 地獄の轟くん家』からの流れで、贖罪を求めるエンデヴァーに対して夏くんが叫んだ、

「何でこっちが能動的に変わらなきゃいけねんだよ!」

この一言が妙に胸に残っていました。「ごめん」って言われたら「いいよ」って言わないと、反転こっちが加害者になる的なアレな気持ち。そして様々な出来事を経て、父親を許す準備が出来たであろう夏くんがこの場面に駆けつけてくれたのが何だか感慨深かったです。頑張れ轟家。ここからが本当の地獄だ。


お茶子がトガちゃんへどう向き合うか、正直なところ不安が大きかったです!!!何を言ってもヒーロー目線の善になるというかさ~~~~~~~~~。光属性の人間が言う『きれいごと』の域を出るのかな、って。でもお茶子の根底にあった『笑顔』を絡めた発言の数々に、スッと腑に落ちたというか。キャラクターの発言を『分かろう』としなくていい、すっと染みて来る感じ。あと相手の行いを全肯定しない姿勢がね、大好き。
トガちゃんの『好き』から生じる行為を否定しながらも、『好き』という気持ち自体は肯定しているお茶子の受け入れ方がとてもとても良かった。全部分かりあう必要はなく、大事なところだけちゃんとつながり合えれば良い。この点、かつてトガちゃんの『好き』枠だった梅雨ちゃんが戦いの添え物になっている事が逆にいい味を出しているな、と。梅雨ちゃんはトガちゃんを理解出来ないし救えないけど、お茶子の事を信じているので。直接的ではない、間接的なヒーロー活動。

各々が出している個性の覚醒は『死にそうだから強くなる』っていうのが極々自然な限界突破でメチャ良いですね!!気持ちだけで強くなりまくってたらご都合でなんでも出来ちゃう感に少し冷めちゃう~~~~…… けど、最後の最後は気持ちで立ってるのもスキ……なので……でへへ。結局は魅せ方よ!ヒロアカの演出凄く好きだな。画力でぶん殴って来るのもそうだし、今までの積み重ねを感じさせるから。言及し損ねたけど、飯田くんが轟くんを届けた事で「>なりたいものになれたように思う」って言ってる事にもジーンと来ました。前回の「>迷子を導く為にあるんだから」にも大きくやられましたが、改めて良かったな、と。

他人の血を吸う彼女が、他人に血を与えておわるというのは何ともセンチメンタルが増幅されますね……。ハッピーエンド感が凄い。ものを浮かせる個性を持った少女が、人の心をも軽くした。全てのピースがかっちりハマった、いい二人でいい物語でした。


八木俊典がメンタル高校生っていうの前から言ってたけどコレ間違ってるな?いや過去の自分の感想をまるっと否定する訳ではなくて。
高校生の時分から地獄に居て『現代の価値観における年相応さ』が失われているとは思わなかったので……………………。物語序盤の学園生活で描かれたあの茶目っけと人への振る舞いを見て『メンタル高校生』って言ってたんだけど、『"オールマイト"から降りて平和な時代を全力で謳歌してやり直してる』面もあるの…?いやむしろそうあって欲しいと私が幻を見ている。
だって、ずっと平和の象徴っていう装置であるなんて、辛くないか?

………彼を見てるのシンドイ!!!!!

なんか胸がもやもやして言葉にならない!上手く言語化出来ない!
私はオールマイトと八木をノットイコールで話しているんだけど、大きく乖離している訳ではないんだよ。でもイコールだとも思えなくて。デクくんが受けた「次は君だ」という祝福と呪いが、私の心をかき乱している。すっごい酷い言葉だと思うんだよこれ。だから『オールマイト』がそれを言うか……?と思っちゃって……。すっごい好きなキャラなのに、分からない事が多すぎてなんか苦しい。いや、好きだから理解したくて深堀して、ドツボにハマってるんだなコレ……。
畳む


20231118124933-motiri.jpg僕のヒーローアカデミア 39巻
(堀越耕平)

#僕のヒーローアカデミア #ジャンプ

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No.
136
マリエル・クララックの婚約 8巻

巻末の話からすな!!!って感じなのだけども、リュタンがわりと真っ直ぐにマリエルが好きな事にちょっとビックリしてしまった。火遊び的な気持ちじゃないのは分かってたんだけど、なんかこう、お気に入りのオモチャの延長線上にある感情だと思っていたので。ちゃんと恋焦がれてるんだ………失恋確定の恋路を見るのって切ない。前回の感想で「二人にちょっかい出すな!」と憤慨していましたが、ここまで真っ直ぐにマリエルを見つめている様を見るとその気持ちも萎みますね……。ナイジェル卿みたく背中バンバンして励ましてあげたい。

黄金の薔薇と書いてゴールデンローズな彼女の危機回避能力が高すぎて天晴れ~~~~!普通のご令嬢はやっぱこうよね!っていうのを見せつけてくる良い登場でした。オレリア様の堂々とした振る舞い好き!あとぷるんぷるんの唇セクシーで可愛いよね。常時眉が上がった勝気な表情も凄く良い~!主人公以外男ばかりになりがちな漫画に彩りを与える華よ……。

殿下とマリエル、兄妹感がどんどん増してきて可愛いんだなぁ……。側近の婚約者という関係性にしては構われすぎなんだけど「>ジュリエンヌ嬢との進展のため」という小さじ一杯の下心を冗談交じりで言うのがまた良きかな。対人関係において、ただの好感だけじゃない気持ちって好きよ。

んあーーーー!!!!!「あーん」シメオンさま、凄い!とんでもなくかわいい!1Pを\ドーン /と贅沢に使って下さってありがとうございます!マリエルグッジョブ~~~!!これには読者もニッコリですよ。ディナーのメニューが丁寧に描かれていて、会話パートの画面が埋まっていい手法だなーと感心していたら、最後のデザートを引き立てるための前座だったのねあの描写は!漫画の魅せ方がほんに上手い……!暇になりがちな会話画面も華やかになるし「あーん」の唐突感が無かったしすごくよかった!技術的にもシチュ的にも好きな場面です。

我慢してるシメオンさまの切実な感情が伝わってくる……!マリエルのピュアピュアな表情、これはあかんて。これはあかん。すっっっっごいね、あの場面のマリエル。普段は思考が回るのに、二人でイチャイチャしてると途端にふわふわになって無垢な表情向けてくるの、すごい、こう、………そそる。色っぽいとかそういうのじゃなくて、可愛すぎて全力で愛でたくなる可愛さだった。ずるいなコレはー!
この場面、性交渉前の生々しさというかピンクのオーラが全開でドキドキしたんだけど、ギャグオチにする事によってその空気感を霧散させてるのがメチャクチャ私好みでした。する・しないの駆け引き描写自体はハチャメチャに好きなんだけど、その詳細な内容を求めて読んでいる漫画ではないというのが正直なところで。だから、そういったムードをパッと切り替える内容と描き方になっていて ”いつも通り” の雰囲気に帰って来る事に安心しました。シメオン様の1カメ2カメ3カメ面白すぎんのよ。「>二日後には嫌というほどしてあげますよ!」セリフだけ見ると生々しすぎるわ!

公爵さまのような腹黒キャラって、塩梅と見せ方を間違えると一気に不快なキャラになると思っています。彼に関して今のところその不快感がないのが我ながら不思議です。自分の興味を満たすために他人を振り回すっていうのが最初からわかってるからかな。…………あーーーあれだ、デスゲーム主催する金持ちポジション……。それだわ!そういう人はそういう生き物だと思って見ちゃうから……。それと奥さんにベタ惚れしてるっぽいのがかわいいなって。なんだかんだマリエルに手を出す気はないと思うんだけどどうなんだろうなあ〜。前科はあるからな……。

20231116161403-motiri.jpgマリエル・クララックの婚約 8巻
(コミック:アラスカぱん / 原作:桃春花)

#マリエルクララックの婚約 #ZERO_SUM

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2023年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

No.
135
薬屋のひとりごと 12巻

漫画の画面も話も相変わらず好きだなぁ!ホラー回ってお話の流れ的には『息抜き回』だと思うんだけど、そこで力を抜かずに沢山描き込んでいるのがプロの仕事だなぁと感心しました。……って思ってたらあとがきで「>ホラーと動物が好きなので」とあり、なーるほど個人的に好きだから滅茶苦茶気合入ってたのもあるのか!とクスッとしました。好きだと筆乗るよね、分かる。まあ猫くらげ先生の仕事はいつも素晴らしいんだけども。ホラー回は画面の明暗とノイズ効果が雰囲気を高めていて勉強になります。

「一酸化炭素中毒」「熱中症」を、現代の言葉を使わずにそれを表現する力がすごいなぁと。時代背景に合った言葉に置き換えてくれるので、没入感を損なわずに物語に集中する事が出来る。横文字も全然出てこないから本当に徹底しているなぁと感心しました。まさに『神は細部に宿る』んだなというのがこの作品を読んでいるとしみじみ思います。創作物全般にこういった正しさを求めているわけではないんだけどね。こうやってしっかりしていると加点をモリモリしてしまうなぁというかんじ!

壬氏さまと玉葉妃が猫猫の所有権を主張し合ってる場面が可愛くて好き!扉の件で現皇帝も目をかけちゃったし "いち妃の毒見係" では済まないポジションにもうなっちゃってるよねぇ。『好奇心は猫を殺す』し、今の宙ぶらりん立ち位置が一番いいのかしら。そこを本人が自覚しているとはあんまり思ってなかったんだけど、ちゃんと分かってたのね。まあ "宦官ではないのに後宮をぶらぶら出来る美形の男" "皇帝と妙に親しげ" "なんか色々あるっぽい" 人の正体なんて知りたくないわな!

顔の描き分けが抜群で助かる~~~!李白と馬閃の顔付きが骨から別タイプなので混同せずに済む。なにせ同じ服装、同じ髪色、同じ帽子、とぱっと見じゃ判別し難い外見なので……。絵が上手いっていうのはこういう事だよなぁとひしひし感じます。李白の顔、タレ目で人懐っこいワンコのオーラがしてて好きです。一方で馬閃のキリっとした目元と眉から滲み出るなんか捻くれてそうな感じも好み!二人とも性格が顔に出てるのが凄いなぁ。


壬氏さまの7:3分けバージョンの色気が凄まじい……………………。

これは傾国の美男ですわ。いつもの真ん中分けだと幼さが際立つ感じ。後宮をウロウロするのは真ん中分けVerで大正解だなぁ。分け目一つでこうも印象が変わるのかという驚きがありました。

【第六十三話 狩り(後)】のパートがめちゃくちゃラブコメで、アクシデントの様子がまるで『ToLoveる』な事に少し笑ってしまった。ベッタベタなシチュエーション!シチュはラブコメ、でもヒロインの空気は冷えてる。猫猫がガチで嫌がっているので恋愛アクシデント感がゼロだったがなんか面白いです。生々しさがなくて良いとも言える。前巻はなんか、その、いろいろ、なまなましくて。
壬氏さまから漂うセンシティブなかほりがさ~~~~!これ猫猫相手じゃなかったらもっとピンク色の空気流れてたよね!!いや猫猫相手だから壬氏さまこんなになってるんだけども!水も滴るいい男をまさに表している中で「さわりがある」の表情をしている様はさながらティーンラブジャンルの画だったよ!
ドキドキというかハラハラというか、色んな感情がワッと迫って来るお話で楽しかったです。シリアスとギャグのシーソーが絶妙。巻末にこういう話を持ってくるのが天才なんよなほんま……。構成さんすごい、強い。

薬屋のひとりごと、感想を書く時についつい好きな場面とかの分析をしてしまいがちなのでもっと無邪気に・雑に物を言いたいな~!好きを言葉に残すのは良い事なんだけどね。シチュ萌えとかキャラ萌えを主に聞きたいと思うのよ未来の私は。(あと隙あらばの自語り)そこんとこよろしくお願いします、次巻の感想を書く私!


20231022120037-motiri.jpg薬屋のひとりごと 12巻
(コミック:猫くらげ / 原作:日向夏)

#薬屋のひとりごと #ビッグガンガン

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