【FGO】ホワイトデーから2部6.5章トラオムまでのアレコレ

選べる★4鯖、皆さんどなたにしましたか?私は悩まずに選べました。

 

これをこうしてこう!!!
Lv120が遠すぎて……遠すぎて……ッ!★5鯖は宝具5にすればアペンドマックスとLv120いけるんだっけか。茨木は累計8人目のはずだけど、コインが足りなさ過ぎてパーフェクト茨木を実現出来る気がしない。

去年秋のぐだぐだイベが終わってからは、まったりマイペースに遊んでおりました。ソシャゲってゲームで遊ぶっていうよりもゲームで遊ばされてる事態になりがちなので、シナリオの合う合わないでやるやらないをサクッと決めるようにしています。義務感で周回して私の時間を墓地に送るなんてゴメンだもんよ!そんなこんなでモチベ平坦な状態だったんですが、2部6.5章が滅茶苦茶におもしろくて!!期待値ゼロって言ったら言い方が悪いけど「あ、来たんだ」って気持ちで迎えたのに、色んな所に情緒が狂わされてしまった……。ほんま…ほんま……ほんとに………みんなすき……。
というわけで好きだったイベの軽めの感想と2部6.5章でワーッ!となった叫びです。注意事項に明記した通り、2部6.5章に登場するキャラの名前がババーン!と目次に出るので未読の方はスクロールしないで下さいね!あの人出るの!?っていう初見の気持ちを大事にして……。

 

目次の項目2部6.5章の登場キャラが分かってしまうので、閲覧の際はご注意下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

期間限定イベント

ホワイトデー2022イベント(15人の理知的なメガネたち)

改めて見てもなんじゃこのサブタイトル。ギャグイベだと思うじゃん!?思うじゃん!?そしたら最初からなんかこう……手触りが良かったのよ……。最初の掴みって凄く大事だなってこのシナリオを読んで思いました。元よりカルデアサーヴァントが出てくるのが好きだからなあ。あと面子のちぐはぐ感いいですよね。

タニキ、オルジュナのバーサーカーズが協調性取れてるの、眼鏡の所為っていう理由付けがしっくり来て違和感がなく、素直に「シナリオ書いてる人めっちゃ頭いいな…」って関心してしまった。そう、バーサーカーは思考回路がバーサーカーじゃないと違和感があるんだ…。魚の小骨みたいな違和感が気になってお話に入り込めない時ってあるんですが、WD2022は登場人物全員が自然かつ格好良くて本当に面白かった。わちゃわちゃ感に加えて熱さもあって、パラPのところで大分目頭が熱くなりました。

パラP、蒼銀だといいとこ無しとは言わないけれど愛歌様の信者的な小物イメージが私の中であって。いやまあ根源接続者に魔術師が首を垂れるのは道理なんだけどさ~!そして今までのシナリオでも特に目立った活躍はしていないし、これっていう印象が正直残っていなかった。けど今回のイベントで【みんな】で【全力】で【勝ちに行く】っていう泥臭さを見せてくれたのが本当にジワッと来て。あ、この人って一生懸命になれるんだなって。こうやって一人にスポットをあてると他の人って引き立て役になりがちだと思うんですが、それも一切無く、全員が全員勝利に向かって自分のやれる事をやった描写がある事がほんと~~~~に好き!暴れん坊モーさんかっこいいよー!クールなライダーさんめちゃかわいかっこいいよー!サンソンも自分の本分が捨てられないの好きだよー!ドゥちゃん、王様以外ともちゃんとお話出来て良い子だね~!

「みんな教室から下校していく時の軽いノリで退去していくのが良い」とは我が友の言。サクッと退去を下校って表現するの、めちゃくちゃに良くない?あかべこが止まらん。なんだろ、一緒に遊んでハイ解散!っていう爽やかさが増す別れ際っていうのかな……。頭からしっぽまで本当にいいシナリオでした。カルデアに帰ってからのエピローグもいい塩梅で大好き。今年のFGOユーザーアンケート自由欄は「WD2022のシナリオを書いたライターさんをめっちゃほめほめして下さい」にする予定です。マジでこう書くぞ。

水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島

素材多くて面倒臭そうだな……と思ってやる気なかったんですが、我が友から「モルガン出てくるで」って言われて渋々やり始めた結果すごく面白かったです!!!!!一時本当にモチベ↓↓↓だったから、周回に次ぐ周回を強いられるイベントやりたくなくて……。あるよねそういう時。

コンちゃん、なんか既視感あるな……と思って見ていたんですがこの子たちアレですね。

「人類は衰退しました」の妖精さんと同じオーラ……。

マスコット外見にクールな発言、お茶目なブラックジョーク、万能でなんでも出来る。そして成り立ちがなんか複雑っぽい。妖精さんだよこれ!!私こういうマスコット的キャラの毒舌好き。“わたし”ちゃんと妖精さんが無人島で建国しているお話が大好きだったので、そっちを思い出したりとかして違う側面からも楽しんでました。あとコンちゃんのカスタムめっちゃ楽しかった~~!!皆さん最終的にどうなりました?うちはこうです。

わはー!

FGOのイベントシナリオを毎日刻むように読む事は滅多になくて、時間がある時にまとめて周回&シナリオを読むっていう感じだったんですが、先に挙げたWDと水怪クライシスはリアルタイムで追っていました。消化ではなく自分から走って追いかける感じ、久々に満喫したなあ。

カルデア出向組初期3名の全員がこの件に縁が深い子たちだったの、感心したよりも「そこまで頑張らなくていいよ!!」ともなりました……。完璧すぎんねん!完璧なのよチョイスが!少しぐらいふんわりと同行鯖決めても大丈夫だよ! ”こまごまとした何かを従僕させている者”が共通点かと思ったら、もっと深い所に理由があって ほえ~~ ってなったもん。特にふーやーちゃん、その一面を持っているって知らなかったし、その一点に絞ると他にも適正サーヴァントがいただろうに、シナリオ内でも軽く言及されていた私が勘違いした共通点に辿り着かせる為のミスリード要員だな……って感じで……。おじょうず……。らむらむは格好良かったし、エレちゃんは格好いいと見せかけてズッコケ要員だし、3人ともそれぞれに見せ場があって大変良かったです。あとモルガンもね!!ちょっと強すぎるので気まぐれで手を貸すくらいが丁度いいなって今回見て思いました。かっこいい。コン愛でてるのカワイイ好き。

わたし実は村長が裏切るその瞬間まで明確に敵側って思ってなかったんですけど(ぼんやり読んでるのがバレる)ノックスの十戒」にのっとった真犯人でスッキリ感が凄い……!

犯人は、物語の当初に登場していなければならない。ただしまた、その心の動きが読者に読みとれている人物であってはならない。

前も言ったけど、突然現れる黒幕と突如出現する切り札アイテムが私は得意ではなくて。なのでシルエット登場しているつよつよマーマンさんが黒幕でも別に文句はなかったです。でもそれがあっさり倒せた時に「あれ?」ってなったので、こちらの予想を裏切ってかーらーのー腑に落ちる真犯人登場が、お話として純粋にワクワクしました。水怪クライシスはサーヴァント同士のわちゃわちゃ感、無人島を開拓していく楽しさ、謎を解いていく気持ち良さ、ピンチ解決方法の「なるほどね」感、全部が全部きれいに決まっていて、本当に良いイベントだと思います。サプライズ配布鯖も凄い良かった~~!ファン1号のおリボンつけてるのがまたグッと来る~~!

復刻版のイベントはプレイしない事が多いんだけど、水怪クライシスはまた遊んじゃうだろうなあ。コンちゃん集めるのが結構大変だったので、全ての選択肢を選べていない。次こそはダ・ヴィンチちゃんの為にピザの斜塔建てなきゃ……。珍しくはしゃいでたからお願い聞きたかったけど、ピラミッドには勝てなかったのだわ。

 

2部6.5章「死想顕現界域 トラオム」

 

Q.シャルルマーニュ元気で人懐っこい系ふわふわ短髪黒髪の男子が来ましたが大丈夫でしたか?

A.顔面と口調が大層好みの男子でしたが大丈夫でした。

PU1で顔面見た時に「…………(ヒュッ)」みたいな感じには正直なったんですけど!顔面が好み過ぎて逆に冷静になったわ!スーパーバニヤンで爆死したので安易にガチャ回せなくて……彼女で100連以上したので…………「スキル使えてえらーい」って言われたくて……言って……欲しくて……。「スキル使えてえらーい」だよ。あの可愛くて緩い声で「スキル使えてえらーい」してくれるんだよ。言われたいじゃん「スキル使えてえらーい」!!!!!いわ……言われたかった……。わたしは次の福袋はスーパーバニヤンがいる袋にします。ぜったいにだ。

話題が横に逸れました。話をトラオムに戻しましてまずはガチャの事です。そう、PU1は耐えました。耐えたの。絶対欲しい人が居たので。

ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ!!!

何が好きとかは後述するんですが、ドン・キホーテを絶対呼びたくて。周年ガチャとか知るか!の気持ちで挑みましたPU2。

そんな予感はしてたんだよなァ~😀思い出される誰か

そもそもとしてテンション上がってるとは言え「いでよパルケエスパーニャ!!!」ってなんなん?おいでよスペイン村……ってコト!?まあね、結果ね、ちゃんとお迎え出来ましたのでね……!あっ、あと誤解されるかもだけど道満の事はちゃんと愛でてるよ!!2臨にして連れまわしてる。そして触媒BGMの周央さんごちゃんありがとう。「好き!!」の気持ちが伝わるものは何にかかわらずいいもの。世界一美味しいチェロス食べたい。𝓽𝓪𝓼𝓽𝔂…

シナリオで特に好きだった所

誰も彼も等しく散る

ネームドだろうがネームレスだろうが、死ぬ時はアッサリ死ぬっていうのが徹底されていてとても良かった。ネームドの誰かが死ぬ時、劇的な演出がされている訳ではなくて、ただただ自然に戦場の一場面として処理されている事に好感を持ちました。死は劇的なものだけどそれは皆が与えられる平等なもので、特別なものではない。シチリアのライダー、コンスタンティノス、ディルムッド、山の翁に成れなかったアサシン、アストルフォやローラン。全員立場も成した事も違うけど、さほど演出に差がなく・尺も大して変わらずに散っていった。命に対しての平等さが、このシナリオの凄く好きな所の一つです。

逆に言うとアトランティスは全員が全員劇的に、命という炎を最高に輝かせて散っていったわけですがこっちはこっちで好きです。なんじゃろ、平等なのが好き、っていうと「おてて繋いでみんなでゴールが好きなの?」って思われるかもしれないんですが、そういうニュアンスではなくて。正直な所、誰かの死が踏み台になる不平等な演出も場合によっては好きです。トラオムでは全員が英雄だから全員等しく散った。アトランティスでは逃げ出してしまった英霊も居た中、折れなかった残された英霊たちが全員輝いた。”全員が等しい理由”がちゃんとあって、それに合った演出をしているのがいいなって。

エリア51っていう単語

1年に1回は「昔よくテレビで【エリア51の謎を追う!】みたいな番組やってたよね」って話してる私に刺さる単語~!!!今の子は知らないだろうけど、その昔は季節問わず心霊番組とかミステリー番組とか徳川埋蔵金発掘スペシャルとかがやっていてな……。1999年のノストラダムスの大予言、怖かった派です。
そんなだから、もうエリア51っていう文字列だけで無条件にときめいちゃうのよ……これは抗えないのよ!史実(ロズウェル事件)を被せて来るフィクション、凄くドキドキする!何より「異星の神」が人類を恨む理由付けの強度がめちゃくちゃに強くなった。正体不明の宇宙人の解像度がグッと上がったというかなあ……。そりゃあ敵対しますよね、って。ふわふわとしていた謎のベールが少しめくれてチラッと中身が見えた状態で続きを待たされるの、焦らしがお上手~!!

こうなるだろうな、を真っ直ぐに進みながらもワクワクを感じさせるお話

ちゃぶ台ひっくり返した所が1回も無いと思うのよね今回。なんか順当に「ぐだはサロメに助けられるんだろうな」「ホームズは冒頭のネタバレ通りになるんだろうなぁ…」「ドン・キホーテのピンチを助けるのはシャルルだろうな」「ジークフリートのお願いは最終的に妻に寄り添いたい系だろうな」……などなど。でもこれが全然肩透かしじゃなかった。「やっぱりね」の気持ちが最前列に出てくる事がなく、素直にお話を楽しむ事が出来た。私はシナリオを作ったり文章を書いたりという事に造詣が深い訳ではないので、何がそうさせているのか全く分からないのだけれど。読者に驚きを与えずに読み進める手を止めさせない事が、とても凄い事だっていうのは分かる。


そんなこんなで褒め褒めしまくりの今回。いつも通りキャラの事もパーッと話していきます。相変わらずパッション全振りで「よかった……」ってろくろを回して天を仰いでいるだけです!

各キャラへの感想

ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ

ぶっ刺してきた・オブ・ザ・トラオム!!揺るぎません!!迷いません!!大一等賞です!!頑張ったで賞もあげちゃう!!

私はな……こういうな……本当は怖いのにほんのわずかに残った勇気を振り絞って理想の自分であろうとする者がダメなんだよ……特攻入るんだよ……即死ぞ。ドン・キホーテの逸話に加えてアトランティスで1回逃げてるっていう状態のご老人がグッと踏ん張ってる姿見てジワッと来ない者おるか……?第二宝具の存在、なんかも~~エッグい。『嗚呼、この惨たらしくも優しき現実を』。持ってなかったら良かったねん、持ってなかったらええんよ。持ってるからこそ、召喚されたこのご老人はアロンソ・キハーノっていうのが……ありありと……見せつけられてて……ほんま……。英霊の皆さん、自分の最盛期の姿で召喚されて「自分の結末は情報として知ってるけど、実感はないな~」っていう飄々とした方々ばっかりなんですが、アロンソ・キハーノ氏はそうではない。最盛期がジジイだからとかそういうのではなく、とうに夢から醒めた老人が、己が騎士ごっこしてるの自覚している状態で呼ばれている。そしてアトランティスでまた夢を見て、再び現実に打ちひしがれて。トラオムが三度目。
二度ある事は三度ある、ではなく三度目の正直になった。別にドン・キホーテが戦いに勝利した訳ではないのだけど、彼が求めているのは勝利よりも騎士の誉だと思うので。カール大帝その人に認められたらもう大勝利も勝利でしょう。中陣も任されてよかったね……お荷物やないんや……。

そしてサンチョの献身も好きでな~~!!!ドン・キホーテが『秩序・善』でサンチョが『混沌・中庸』なの良すぎるし納得しかない。サンチョとしてご主人様に仕え、侍女アルティシドーラとして恋した人を守る。そしてドゥルシネーア姫はドン・キホーテが在りたい自分を見せる相手。なんていうか、ドン・キホーテの色んな部分を全肯定する存在なのよねこのサンチョ。だからサンチョが敗戦を知った瞬間にヴラド公を捕らえたのは、ドン・キホーテが心の奥底で「逃げたい」って思ってたからそれを叶えたんだろうなって。ずっと誰かにカール大帝を渡したがってたし。土壇場の土壇場でちゃんと勇気が出せて、あの結果になったのだけども。世界の為ではなく、自分の為/自分の大切な人の為に自分の存在を投げられる人の事が私は好きです。

カルデアに来たドン・キホーテもワクワクお爺ちゃんでたまら、……オイ………ちょっと…

三臨!!!!!!!!

おかしいと思ったんよ!なんで一臨で金ピカの鎧着てるの?って。強くなるにつれて夢から醒めさせるの、なんか、こう……ッ!自分自身の事をちゃんと分かってる人間って強いけどさ!スキル名も相まって切なさ乱れ打ちが止まらんな……と。最終再臨絵がえげつなく素晴らしい事は彼を迎えた人全てがご存じだと思うので語るのは省略します。ありがとう、ありがとう。いい仕事をありがとう。

コンスタンティノス11世

マイケルって呼びたい。でもな~~~彼はガチでマイケルじゃないからそう呼んじゃダメだよな……。シナリオ読んだらそうは呼べない……。だって本人が言ってるじゃん…「一度きりの人生」って。だからマイケルでもカルデアのコンスタンティノスでもないんだよ。トラオムのコンスタンティノスなん。

この人も ”自分の為/自分の大切な人の為に自分の存在を投げられる人” で好きでした。本人も言っていた通り、大義名分にヨハンナを掲げていたんだけど、いつしかその理由が【本当】になっていて。理知的な人が私情MAXで自然に身体動いちゃうの、凄く良い。

あと退去際のな……名もなき英霊たちとの別れセリフいい……「お先です!」「おう、俺もすぐ行くからよ!」みたいな感じ。組織の為に動いてた人間が、最後の最後に一個の人間になって動くシチュも好きなんだ~……。トラオム、各所に好きなポイントが詰まってるのよ……。

ヨハンナ

はい好き。はーーーい好きでーーーす(大の字白旗)

周りから求められる上面が清楚控えめ神秘的で本人もそれをなぞっているのに、ただ一人の人間としてはわんぱくでやんちゃな女子に……わたしは……弱い……。FGO卑弥呼ちゃんがそう。ジャンヌも…………ジャ、ジャンヌは……イルカ聖女はちょっとはっちゃけ方がおかしいので……若干違うんだけど!
ヨハンナは良くも悪くもコンスタンティノスの為の舞台装置、という感じがしているのですが、それもまた「歴史から消された存在」の彼女に似合う役割にうつるのが皮肉ですね。人理を許せるか否かも割とふわっとしたまま退去してたので、そこは少しだけ掘り下げて欲しかったかな~とは思います。性格と言動が好みなので私は好きなんですが、シナリオとしては印象に残り辛かった感アリのアリ。

幾人かが【コンヨハは「ローマの休日」のオマージュ】って言ってて、なるほど~~~!?!?天才か~~~!?!?ってブワーッってなった……。答えは東出氏にしか分からないのだけれど、大正解感めっちゃある……。ローマ最後の皇帝と、歴史から消された教皇でそれを……それを絡める……!私、古典映画とか小説とか嗜んでないので自然には気付けなかった……!学があると、好きな事への解像度がグッ増えてもっと色んな事が楽しめるんだろうな、って今回改めて思いました。

アストルフォ&ローラン

ローランの事はあまり存じ上げないので、主にアストルフォの事を見ていうのですが「普段ぽんこつだけどやる時はやる」キャラクターではなくて「普段からずっとかっこいいんだよ(一見ぽんこつに見えるけど)」という描写で一貫されていたのが凄く好きです。お祭りシナリオとかでアホの子扱いされがちなアストルフォですが、私の中でのアストルフォはApo時空のアストルフォなので、書き手によって彼の解釈が私とは違うなって感じる部分があって。アストルフォ、基本行動が滅茶苦茶にイケメンのそれなのよ……ただちょっと使う言葉がアホなだけで……理性も蒸発してはいるんだけど……。アストルフォの「何も考えてない」は「(自分が考える必要がないから)何も考えてない」だと思っている。だからアホの子に見えるけどアホではないのよ……。分かりますかこのニュアンス……伝わって!!そしてローランも戦いになるとグッと真面目に見える度が上がってて格好良かった。あーーー、喋らなければ十全格好良く見えるタイプだ…ふたり……。

まずもってドン・キホーテをカール大帝の影武者に仕立てるのを許可した所も心がイケメンじゃないと出来ないのよ!シャルルへの解像度が高い上でドン・キホーテの心を見抜いて「「OK!!!」」って二人がしてるんでしょ。好き……。

二人の散り際、シチュエーションは大きく違えど両者とも『あと少し、前へ!』という貪欲さを全面に出す状況が格好良さを際立出せていて良かったです。先にも言ったんだけど、尺はあんまりないのにみんなの散り方が印象に残ってて凄いんだよなあ。ぐだの脱獄の時、スネアかかって先に行けって言ったランサーさんの事ちゃんと記憶に残ってるもん。沼のキャスターさんも。名無しの人に心の傷付けられるとは思わなかったよ。

ホームズ

裏切って下さって良かったんですよ……。

ちなみにオベロンに言った言葉は「裏切って下さってありがとうございました!」です。

すみませんでした……あなたの真心を疑って見ていてすみませんでした……。「カルデア勢ぞろいの絵にホームズ居ないから裏切るんちゃう?」って繰り返し言っててすみませんでした……。本当に……本当に……。いや…いなくなっちゃったらさ……何も出来ないじゃん……。ちゃんと異星の使徒側に戻ってたらさ、生きてはいるからどうにでもなったじゃん……。だから裏切ってくれてよかったんだよォ……。

ぶっちゃけこの表情でこんな事言われると思ってなかった!!うさんくさいなーって正直思ってたので!ごめんちょ!!ごめんの気持ちが強すぎて他の事何も言えないのもごめん……。なんなら私は2部2章で同行鯖になった時からずっと怪しく思っていました……。わーーーーもーーーー!!ごめん!いつでも謎解きに戻ってきて!ミラクル起こして!待ってる!!

そしてホームズは関係ないんですけど、2部6.5章で「ん?」って謎に思ったのココです。

われ(ぐだ)、一回裏切ってますのん……?分からん……記憶にないし心当たりもない……。私の読み方がおかしい?考察班!!考察班!!(他人だより)……ホームズ!!戻ってきて!!

モリアーティ

モリリン。ホームズの事「先輩」って呼ぶのそういう事~~~!?ってなった。これから君の事知っていきますからね、よろしくね。あと宝具演出の右肩下がりのグラフ、精神的グロ映像だから心に来ますやめてチャートブチ上げてって!

サロメ

まさに前半の見所!この子の行動も心の機微も、まさに予想の範囲内の出来事だったんだけど、それでもしんみり来ました。バーサーカークラスで召喚されてる子、頭バーサーカーじゃないとなんかしっくりこないって先で言っているんですが、なんか……それってある意味「呪われてないとバーサーカーに見えない」っていう酷い言葉ではあるので、そこは、うん。ごめんな!!その呪いが人それぞれで美しいな…と正直感じているので……。普段はギャグ描写とかでまろやかにされがちな呪いだけど「ここが新選組だ!!」の宝具使用時の声を聞くとじんわりこみ上げるものがあるし、「治療します」も背景を知ると ふぇぇ婦長こわいよぉ……>< って言えないし……。でもそれが宝石みたいなんだよ……。

そう、そんな感じで今回ピックアップされたサロメちゃんの呪いも輝いていました。ヨカナーンの首。ほしくてほしくてほしくてほしくてたまらないヨカナーンの首。それをぐだに見出して、でも結局ぐだの言動で「違うな」と思って放り出すわけだけども。これ、ぐだの発言がどうあれ理由を付けてヨカナーンにはしなかった気がするんだよね。サロメちゃんはあの時・あの瞬間、バーサーカーじゃなかったと思う。

この憑き物が落ちてる瞳よ………。綺麗だな、って。

カドック

ごめ~~ん、あれこれ章と特異点を跨いで君が何処にいるか把握してなかった~!!そうだわオリュンポスで拾ってきてカルデアで寝てたわ!!おはよう!!

カドックくんも憑き物が落ちているというか、アナスタシア(獣)がそれを一緒に持っていってくれたんだろうなぁという爽やかさがいいですね。「あとにも先にも一騎だけ」……ヒン………好き……。カドックくんについて語る事、いっぱいある気がしたんだけどこの一言に全部詰まってるからもういいでしょう……。人の数だけ物語があって、マスターとサーヴァントの数だけ絆がある。クリプター×サーヴァント、それぞれのペアで色が違って良かったよなあ。あっ、スルトくんはちょっと脇にどいて頂いて……。でもスルトくんもある意味最強の純愛だからドラマはあったよね。限りなく果てしなく一方通行だっただけで。

……ハッ!A´チームの事は言わなきゃ!!!もーーーあそこでペペさんの言ってた事持ってくるのいいなーって!!Aチームには全然及ばないって他のチーム名つけるのが良かった……。カドックくん、そういうなれ合いっぽい事したくないだろうなぁと思ってたから、ちゃんとお話が出来るだけでなんか嬉しくなっちゃう。あと「こんな事も出来ないのか?」ってバカにされると思ってたんだけど「これくらい教えておいてやれ!」って怒ってるの素直にキュンとしました。そう、ぐだは一般人なので。魔術師ではないので。
クリプターの皆さんの魅力が溢れる度、Aチームとぐだで行く人理修復の旅IFに思いを馳せてしまうなあ。FGOくん得意でしょ、あり得ない夢を実現した特異点作るの。やってくださってもいいのよ。醒めた時に涙腺ぶっ壊れるの承知で楽しむから……。

シャルルマーニュ

テラリンで全部語ったからFGOではスポットあてないよ~ん!っていう割り切り感がすげぇ~!!これテラリンの販促なのでは……?実際凄く気になります、求婚おじさんカール大帝。

顔と口調と性格が大層好みではあるのだけど、表面しか見えてないから何も言えない感じ。モリリンと違ってうちにいないからこれからよろしくね、も違うし。他媒体の主役級って扱い難しいよね。BBちゃん、殺生院はめっちゃ上手い感じで料理されてたんだなって。

▼この記事を上げた3時間後………

 

 

 

 

なんか来る気がして10連したら来ました…………。

えっ、なに……?もしかして言及少なかったから慌てて駆け付けた?……これからよろしくね!!!!!!


ここまで読んで下さった方、お疲れ様でした。よく読んで下さいました……ありがとうありがとう……。今回多いな…って思ったでしょう。そう、10,000字あるんですよ……。アヴァロン・ル・フェも3回分感想を合算すると10,000字あるんだけども。1個の記事でこの字数書いたのは初です。未来のわたし、読み物を生産しておきましたからね!何度も噛みしめてね!