【2021/2022】読んだ漫画あれこれ【12・1月】

読んでる漫画の新刊が出る月、固まりすぎている。今回は控えめだなあ……。2月、3月やばそうな気配がプンプンする。

そういえば年末からついに電子書籍で漫画を買うようになったんだけど、そっちの感想はどうしようかな……。ポイント還元セールで「なんとなく」買うものも増える気がするんだよね。めっちゃ感想言いたかった時だけ書こうかな。漫画、ほんと多すぎてキリがない~~戦国武将もびっくりの乱世だよ~!!

書影使いたかっただけですが、リンク先は楽天のアフィリエイトです。

凪のお暇 9

私は慎二派だったんだよぉ……(過去形)

いや別に人間としての魅力が下がったから派閥抜けたわけじゃなくて……。だって最初からモラハラクソ野郎だったんじゃん……。慎二といる時の凪の方が遠慮なくて好きだな…って気持ちで慎二派を名乗っていたんだけど、さすがにさあ、他の子との結婚を決意した男をな……三角関係の一角に据えるのはちょっと違うだろ…って。ちなみに8巻の感想はこっちです。

次は慎二のターンだろうから続き楽しみだなー!!!

慎二のターンというか市川ちゃんのターン、どちゃくそ面白かったですよ、と過去の自分にニコニコ肩ポンしに行きたい。市川ちゃん、想像の斜め上を行くすげえ女だったよ。天然ほわほわ美少女で ”創作物でよくある同性に嫌われる女” を見事に体現している彼女、でも別に性格悪くないしお仕事頑張ってるし嫌いになる要素ないな、と思って「私は好きです」って言ってたんですけども、なるほどな?ゴメン前言撤回するわ。私の半径15mに存在して欲しくない女ですねこの人。周囲の人間のメンタルを好意善意でぶっ壊しに来る自走式地雷じゃん!!!悪意がないから怖いのよこの手のタイプは!!!
いつも人を見くびっていた慎二がアクセル全開でブレーキが踏めず、市川ちゃんに手玉に取られてる様は正直面白くて爽快だったわ。そこからの落下が早いのとえげつないのとで、市川ちゃんのヤベエヤツっぷりが際立つというか。
今回慎二の色んな表情見れてほくほくしているんですが、中でも好きだったのが凪にけじめ付ける所です。「おう、これでおわり」っていうとこ。あの表情をさぁーーー!凪の前でもさぁーーー!もっと出していけよなあーーー!!恋愛感情の有り無しは置いといて、一個の人間として凪の事をちゃんと慈しんでないと出ない表情だよアレ。慎二と凪の歯車の噛み合わなさ、たまらんな。まあ私は慎二派卒業してゴンさんと幸せになって派に転向するんですけど……。

慎二だけでこれだけ語れるのやばない?まだ凪とお母さんとお婆ちゃんの話すらしてないぞ。
この3人、脈々と呪いが受け継がれていってて、それを「お暇」で解消しようとしているのが良いなあと今回思いました。お母さんのお暇の仕方なんか間違ってるとは思うけども。人はアレを現実逃避と呼ぶんだ。それでも問題から一旦離れるっていうのは人生において大事な事だからな……。9巻、問題解決の仕方が1個に収まらないというか、人によって見てる風景が全然違うから対比になって面白いなあ。また慎二の話に戻るんだけど、慎二が夜の蝶たちに愚痴吐きに行こってするのストレスコントロールめっちゃ上手いなって関心した。一人でため込まないようにしてる。仕事デキル人間はやっぱ違いますわ……他人を程々に頼って生きていこうな。

凪が昔と違って歯車というパーツに甘んじないの成長したなーってしみじみしてしまう。前だったらお母さん代打のアレコレだけで1,2話潰せるくらい悩んでたと思うけど、今回「んなわけねえだろ」って一蹴出来てるのがすっごい強い。ゴンさんと真っ当な恋を出来るか問題もね……ちょっと媚びつつちゃんと前に進めてるのでニコニコ見れる。いや~~相手からの好意に変に浮かれちゃうの人間味あっていいわー。そういう生々しさを描くのがこの漫画のいいとこやんな。人によって態度変えたり、相手の態度によってこちらも対応や優先順位を変えたり、それは生きてく上であると思うので(必要だとは言っていない)、そういう部分をきれいごとでごまかさないのが好き。

今回マーくんあれこれ大変な事になってたんだけど、それよりも、この子めっちゃ好みの造形してるって意識が強すぎて顔ばっかり見てたわ。ごめんマーくん。ねえ、凪ねねの前では絶対帽子被るのなんで?わざわざ帽子被るのなんで???しっかしクソド田舎でジャニーズみたいな容姿してたら変に注目されるっていうのは…まあ……生き辛いんだろうな…とは思う。………ごめんおばちゃん顔ばっか見てて。そういうのよな。

 

現実主義勇者の王国再建記8

唐突にハーレム形成すんのビックリするから少しずつ恋心を出して頂きたかったです!

そこは横においといて、戦後処理パートがしっかりし過ぎていてびっくりする。なろう系だと読者側が知らんうちに「内々のものが良いようにしておきました!」ってパターンが多かったから、戦後処理に2巻分も割いてる漫画初めて見ました。内政重視の口プロレス漫画なのか?と思わせてアクションパートもしっかりやるし、盛り上げ所の緩急の付け方が上手いんだろうなあ。前回の感想でも言ったけど、座りっぱなしの対話パートで飽きさせない画面作りをしてるっていうのはネーム力強すぎるわ。
めっちゃ好きなキャラいる!!先がめっちゃ気になる!!って感じではないので淡泊な感想になりがちな本作なんだけど、構成とか漫画力の凄さは華やかさはないながらもピカイチだと思っているので、今後も読み進めていきたい。

 

ハクメイとミコチ 10巻

ハクメイとミコチはほんと安定してて「良かったよ、以外言う事そんなねえな……」と思っているんですが、今回は頭からしっぽまで全部のエピソードが本のサビに出来る面白さでめっっっっっちゃ良かった!!です!!

出だしの温泉旅行回、私やっぱり日常の延長線上にあるトクベツの話が好きだなーと思うなどしました。ハクメイとミコチみたいな妖精さんライフは私ら人間には決して出来ないけれど、友達と温泉旅行に行ってほっこり一息癒しの日……みたいな日は体験出来るわけじゃない。世界も種族も違うけど、共感出来る事が一緒っていうのが嬉しい、というか……そんな感じ。次元の壁を超えてこういう事思っちゃう自分の感性嫌いじゃないよ。

種帽子とハクメイの出自の話。みんなおそろいのお帽子着てて可愛いね~~~と思ってたら重要アイテムだった。ただのファッションだと思っていました。そうか旅人の証なのか……。
ハクメイ、タフでガッツあるなと常々思っていたけれど、あの年頃から一人で旅をしていたらそうなる。小人さん、食には困ら無さそうな感じがするので(植物は現実スケール)旅のハードル自体は低いのかな……。他に捕食される感じでもないし。手先が器用だから他種族に重宝されてるとかそんな流れだと思う。そしてハクメイの過去はあれこれ出てきたけど、ミコチの方はアッサリ目なのでそろそろ料理関係のお話とかどうですか。初期の小人×食べ物系の流れ好きなんですよ。屋台料理考えたりとか、組合の炊き出しとか。

 

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